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11.30
「ん…まだ夜中か。」
 夜中に目が覚めてしまった。なんだかのどが渇く。俺はゆっくりと起き上がり、寝ている三人を起こさないように冷蔵庫へと向かっていった。中に何があるかを確認し、お茶を取り出す。冷たいお茶が体の中を通っていった。俺はそのまま再び寝るために布団へと向かっていった。
「起きているの?」
 布団からアリスの声が聞こえてきた。
「いや、ちょっと起きちまったから…飲み物のみにいっただけ。大丈夫か? 起こしちまったか?」
「……寝れないの。」
 そういってアリスは手で俺の脚を掴んできた。ドラゴンのザラザラとした感じが伝わってくる。だけど手が…震えていた。
「どうしたんだ。」
「私…これからどうすればいいのだろう。大事な仲間たちを失って…。でも…。」
 たしかに…アリスはアリスで大変だ。自分の仲間が…殺されたのだから…。俺はどうしてやれば…。
「うっ…うっ。」
 アリスは泣いていた。俺が…出来ることは…。少しでも…この悲しみを…。
「大丈夫だ…落ち着いて…。」
 俺はそうやってアリスの頭を撫でた。アリスは少し落ち着きを取り戻して俺の方を向いた。
「ごめんね…。ありがとう。」
 アリスはとても悲しそうな顔をしていた…。いや、これだけじゃない。犯人を捕まえて…もうこんな事件が起きないようにするために…。
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