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11.20
「レヴィ、お疲れ様。ココアでも飲む?」
「ああリーナか、ありがとう。それならこのお菓子と一緒に食べられる。」
 俺はリーナから渡されたココアを飲みながら資料を眺めていた。すでに他のグループの人たちが外で事件に関しての情報を探している。シュナイダーの事件も起こってしまった、しかも夜に二回目が…。とにかく原因究明と犯人の早期発見に向けて頑張らなければ。
「リーナは大丈夫なのか。」
「ええ、今回の事件に使われた物とかを調べ終えたところよ。そこで見つかったことがあるのだけど、乱射事件での犯行グループの種族は不特定多数ね。ドラゴン族が二種族、エルフ族が三種族、人間が6人が実行犯として上がっているね。」
「写真を見せてくれ。」
 俺はリーナに頼むとリーナは俺の手に写真の入った資料を見せてくれた。顔を見る限り…この人たちは何かしらあった人たちにしか見えなかった。
「こいつは言語障害を持っているやつだな。もう一人は過去に麻薬を使ったと思われる形跡がある。こいつはいたって特殊だな。目線を常に合わせたいという思いが顔に表れている。」
 俺はその顔を見ると悲しい気持ちが沸いてきた。この人たちは…自分自らの意思でこうなってしまった人ではないことがわかった。過去に虐待や何かしらの障害を持った人たちばかりだった。それを道具としてつかうリーダーの存在に怒りを覚える。
「レヴィってすごいよね。」
「何が?」
「いや、そうやってちゃんと見ているときってすごい集中力だから。それに犯人だとしても気持ちをしっかりとわかってくれている。それがすごいなって。」
「同情といった気持ちではないけどな…。なんというか…。」
「わかるよ。でも考えすぎちゃだめだよ。何かあったら頼ってね。」
「ありがとうな。」
 そういって俺たちは仕事を続けた。リーナも…何かあるのかと思えてしまう。
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