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11.17
「さてと…そろそろ寝るか。布団は用意してあるから。」
 俺は自分のベッドの上にあった小さな荷物を片付け、寝る準備に入った。三人も布団を用意したおかげで、ちゃんと寝てくれそうだった。それにしても…なんというか、女性三人を家に泊まらせるってのも…何か違和感を感じるなぁ。
「アリスさん、寝る時って尻尾邪魔にならない?」
「まあ、ちょっと不便な所もあるけどね。でもこういうときのことも考えて道具をちゃんと用意してあるの。」
 ナーニャが問いかけるとアリスはドラゴン専用の布団っぽいものを出した。これを尻尾の部分にはめて寝やすいようにするのか。
「シンヤ、私の義手と義足とってくれるかしら。」
「ああ、わかった。」
 そういって俺は腕と足をまくったクレイナの義手と義足をもった。手馴れていることだけど…他の人たちの前ではなかなかやらない。クレイナはそのことに関して嫌ではないのだろうか。
「寝る時は外すのね。」
「ええ、邪魔になってしまうことがあるからね。」
 そういって俺は義手と義足を外した。クレイナはすでに布団の近くにいて、俺が布団をかぶせた。
「トイレ行きたくなったら声かけろよ。」
「わかった。」
 そういってクレイナは寝る体制に入った。
「仲いいね、二人とも。」
 ナーニャが笑顔で俺に問いかけてきた。たしかに仲が良い。昔からの仲良しだからそうなんだが…。付き合っているわけでもないが、幼馴染である。クレイナとしても、カナ・ミヤビとしても。
「いいね、私も仲良くなりたい。」
「………む。」
 アリスの言葉にクレイナが反応した。むってなんだろうか。まあ…とにかく時間も時間だから寝なきゃ。
「じゃあ、電気消すぞ?」
「はーい。」
 俺は電気を消した。皆は暗くするとすぐしずかになった。コレなら俺もゆっくり寝ることができそうだ。
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