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11.11
 ピンポーン
「もうきたのか?」
 俺はドアを開ける。目の前には本当にアリスがいた。
「ごめんなさい、いきなりお邪魔してしまって。」
「大丈夫だよ。とりあえず入って。」
 アリスを部屋に入れると俺は台所へと向かっていった。とにかく何か用意してあげなければ。
「飲み物でも飲むか?」
「あ、御願い…。もしよかったら乳製品ある?」
「とりあえず牛乳ならある。」
「ありがとう。それを飲ませていただくね。」
 アリスはゆっくりと椅子に座った。尻尾をゆっくりとしたへ下ろすと暗い顔をしていた。それもそうだ、自分の親しい人が…殺されてしまったのだから…。
「とにかく落ち着こうか。」
「うん……ごめんね、急に…。」
「ああ、大丈夫だよ。……俺も巻き込んでしまってすまない。」
「ううん、シンヤのせいじゃないよ。」
 俺はそのまま椅子に座った。確かに…アリスにとってみれば相当つらい状況だ。そして目からは涙が流れている。俺はその様子を見て頭のところに手を当てる。
「元気をだして…。犯人は俺たちで捕まえよう。」
「うん……ありがとう。」
 アリスは尻尾をフリフリとしながら少し笑ってくれた。そう思ってくれるのであれば…うれしい限りだ。
 ピンポーン
「誰かな? はーい!」
「私、クレイナよ。」
「……クレイナ!?」
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