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11.07
「とりあえず、今回は私達が浮遊車で送ってあげるわ。レイチェルさんは一人で帰れるかしら?」
「ええ、大丈夫よ。」
 俺たちはリーナさんに連れられて歩いていく。今日の出来事も考えて、防弾など防御性に優れた特別な浮遊車を出してくれた。俺は助手席に乗り、後ろにクレイナとナーニャが乗った。
「はぁ…。」
 ゆっくりと走っていくとリーナさんが大きくため息を吐いた。
「ごめんね、今日とんでもない事件に巻きこませちゃって。」
「いえいえ、あれは突然の出来事ですし。それにナーニャが壁を作ってくれたおかげで被害が少なくなりましたし、クレイナもナーニャを助けてくれたので。」
 そういいながら浮遊車を走っていく。それにしても今回の事件…なぜ急にあんなことが…。
 シュン…
「え、…なに今の? すごく…怖い。体が寒い。」
「どうしたナーニャ。おい、顔色悪いぞ?」
「なにか…とんでもない人が横切った気がする…。後ろに…もういない…。何か…すごく嫌な予感がする。」
 ナーニャはとても怖そうな顔をしながら後ろを見ていた。後ろに何かいる? 俺には何も感じなかった。リーナさんもそんな様子はなかった。でも…何かあるのか。
「わかったわ…。」
 そういってリーナさんは通信機器を取り出した。
「レヴィ? 今日、警戒態勢さらに強めて。」
 そういってリーナさんが連絡した。それだけ…大変だということなのだろうか。
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