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10.30
「銃弾、こちらにも発見しました。」
「ありがとう。」
「やはり金はすべて取られていますね。」
 俺は生々しい現場を見ながら中の様子を見ていく。多くの人たちが現場検証を行っている。ナオさんもリーナさんもその状況を十分に把握しているみたいだった。
「新入経路の様子は?」
「それが入ると同時にカメラを壊されてしまって…。だけどいくつか生きているカメラも存在していますね。お金を引き出すロックにもカメラが搭載されているのですが、それを見るには一度家に持ち帰らなければいけませんから…。」
 レヴィさんが担当の人たちに聞いていると後ろにいたリーナさんが電話を取り出した。
「連絡を取るわ。レヴィ、一応どういうタイプのものか、型番見ておいて。」
「了解。」
 型番? 何のことだろうか。
「もしもしサリア? 私だけど、私が向かった先の銀行の金庫セキュリティー、ハッキングしてくれないかしら?」
『りょーかいだよーん。型番よろー。』
 不思議な声が聞こえてきた。この人も仲間の一人なのだろうか。
「型番、F829-00015 HTR3だ。」
『りょーかいー。すぐに出来るとおもうよー。ほらでたー。』
 すごい、もうこの金庫の機械にハッキングしているのか。
『あー、しっかりとお金はもってかれてるねー。開けた犯人はおそらく「シュナイダー」のメンバーのひとり、アヴァロ・ソシレリだと思うー。映像は保存しておくねー。』
「ありがとう。助かるわ。」
 そういうと電話を切る。犯人まで特定できるなんて。すごい人たちが集まっている…。
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