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07.29
「あー、疲れた。」
「大変だったな。昨日は仕事が大忙しだったんだろ?」
「そうなのよ! 朝の6時から夜の11時までって人類労働法に定まっているの!? だからレヴィ、今日はパフェおごってね。」
「あいあい。しゃーねえな。500センのものまでな。」
「じゃあその500センで。」
「丁度を選ぶかお前。」
 ナオはげっそりとした顔でファミレスのテーブルに顔をつけていた。俺は水を飲みながらひじをつき、ナオを眺める。しかも今日は人魔交流会とかいうのに参加するんだっけ? しかも良く調べてみればこの前に会ったシンヤたちがいるのか。あいつらは…大丈夫かな。
「そうだ、ナオってクォーターだろ? どっちの部類に入るんだ?」
「私はグレーな部分。どっちの血を強く受け継がれているかによって分けられるらしいんだよね。でもハーフとかクォーターって皆魔法使えるから…魔法生物側の方になるわね。」
「ほう…いうてナオの魔法はそうそう見ないけどね。」
「そんな力を大量に使いたくないからね。なるべく自分の手で! 自分の足でっていうのがモットーだから。でも少しなら見せられるよ。ほら、このコップだって。」
 ナオは指の一本をコップの水にむけていた。そしてグルグルとやさしくまわすと同時にコップの中にある水が回転し始めた。氷がカランカランと音を鳴らす音が、とてもやさしかった。
「ほう、こういうのできるんだ。」
「人魚の血があるからね。水はお手の物よ。といっても魔法の基本はどの族も同じなのだけどね。」
 そんなことを言いながらナオは大きくため息をついた。相当疲れているのだろう。まあ今日は許してやらなければな。
「お待たせしました。トロピカルパフェです。」
「きたきたっ!」
 ナオがいきなり元気になった。まあ…それならよかったかな。
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