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07.23
 バシーン! ストライクワン!
千道「(本当にすごい投手だな。テレビで見るよりもノビがすげえ。)」
亜弓「(見ている…けどなんだろう。この捕手にも不思議な感じが。)」
 私は大きく深呼吸してミットを見る。あのバッターはかつては新山の球を受けてきたバッター、それならバッティングも相当なものを持っている気がする…!
 シュゴオオオ
千道「(似ている…奴に似ている。でも違う。この投手にはこの投手のスタイルがある!)」
 ギィイン!!
新天「くっ!」
 ドッ
「っしゃあ抜けた!!」
「ナイバッチ千道!!」
千道「ふぅ…っし!」
 ストレートがとられられてしまった。でも…何かがむしゃらに振ったようにも見える。だとしてもこんなに簡単に打たれるわけがない。あのバッターは…。

 バシーン! ストライクバッターアウト!
 試合は九回まで進んでいった。あの後、由紀や海鳳が点を入れてくれて4対0、でも九回まで投げていた。あの精神力はそうとうな物に違いない。私は館川へとマウンドを譲って休憩していた。
篤史「監督…すみません。守備でもいいので出させていただけますか?」
日下部「自分から言うなんてな。それならライトに行ってくれるか。」
篤史「わかりました。」
 新山が自分から頼んで試合に出たいと言った。この試合が…復帰一試合目ということになる…。試合感覚に慣れるためなのだろうか。
深沢「無理はするなよ。」
篤史「了解です。」
 新山はゆっくりとストレッチをしてライトへと向かっていく。向こうはそれにはまったく気づいていなかった。
「すみません、選手変更で。ライトの沖田に替わって新山が入ります。」
「ああ、わかった。」
千道「…えっ。新山!?」
皐月「どうしたの?」
千道「アレは…間違いねえ…。どうしてこの学校に…いや、どうしていままでいなかったんだ。」
 館川が準備を終えて九回の裏の攻撃が始まる。バッターボックスには千道がいる。けど…さっきとはまるで雰囲気が違う。何かを…感じる。
千道「(あいつなら…きっと。気づいてくれているはず。そして…俺は動きを見れば本当にあいつか分かる…!)」
 シュゴオオオ
篤史「(ライン線上に…来る! 後ろ!)」
 ギィイイイイン!
友亀「ライトッ!!」
千道「(あの反応…やっぱりアイツだ!!)」
 ボールがバットに当たった瞬間、新山が後ろを向いて走っている。しかもその方向は落下点へと向かっていった。なんという反応なのだろうか。
篤史「(この辺り…ピッタリ!)」
 バシン! アウト!!
海鳳「ナイスライト!!」
千道「(アウトにされたか…まあアイツならそうだよな…。)」
友亀「(打った瞬間にあの落下点まで…普通ならヒットになる打球だぞ?)」
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