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12.22
「さてと、こっからが大変なんだよな。どうやって犯人を捕まえるかってのが気になってくるし。俺にはなかなかわからない所があるけど。」
「そうだね。私達には私達ができることをやらないとね。」
「そうね。」
 俺たちは歩いて電車の方へと向かっていく。クレイナもナーニャもアリスも皆、思いは一つだ。
「おばあちゃん、平気?」
「大丈夫よ。おっと…。」
 青信号になったとたんに隣のおばあさんがこけてしまった。隣の女の子が一緒にいるのだと思うのだけど、荷物を持っていて助けられそうではなかった。
「もしよろしければ荷物持ちましょうか? 渡るまで持ちますよ。」
「あら、ごめんね。」
 そういっておばあさんはゆっくりと立ち上がる。俺はおばあさんの持っていた荷物を両手に持つ。
「肩、お貸ししますよ。」
「あら! ごめんなさいね…。」
 そういってアリスが肩を貸していた。後ろではナーニャとクレイナが女の子と歩いている。
「あ、あ、あの…。ありがとうございます…。」
「いえいえ。お気になさらず。(変わった人だなぁ…。髪型も独特…。)」
「……マズいかもしれない。」
「えっ。」
 俺たちはゆっくりとおばあさんを誘導していく。荷物、大変なのだろうな…。
「危ない!!」
 突然前の男の人から大きな声が聞こえてきた。俺は驚いて横を向く。するとものすごい勢いで突っ込んでくる浮遊車がいた。ヤバい、間に合わない!!
「つぅ!!」
「(間に合って!!)」
 ダンッ!!!
 ガシッ!!
 突然体が浮遊車の突っ込んで来た方向ではなく、前へと進んでいた方向に勢いよく流される。俺の体が宙に浮いている…? いや、掴まれている。…ナーニャ!?
 ザザザザ!!
「おばあちゃん!!」
 ナーニャの右手にはあのおばあさんが。そして向こう側にあの女の子がアリスを助けていた…。なんだ、何が起こったんだ。
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12.22
 シュゴオオ バシーン!
 ストライクバッターアウト!ゲームセット!
館川「っしゃあ!」
栗山「ナイスピッチング!」
 館川がしっかりと抑えて試合が終わった。点差は変わらずにそのまま勝利、差をつけて勝利をすることが出来た。
高野「関東大会ではもっとよい成績を出してやる。」
森「整列いくぞ!」
 私たちは走って整列をする。これで私たちが埼玉県一位として代表で、埼玉明治が二位として関東大会に出場することができる。それに向けて調整をしていかなければ。
審判「礼!」
皆「したぁ!!」
 私達は挨拶をする。結果としてこのような形になったけど、私にはまだ反省点がある。疲れているからといって甘えてはいけない。もっともっと…上手くなって、良い投手にならなければ。

男「君が芦毛君だよね。」
芦毛「はい、そうですが…。あなたは?」
溝野「ヤクルトのスカウトを勤めている、溝野(みぞの)だ。君にお話があってやってきた。日下部監督はいないみたいだが、今は試合かな?」
芦毛「そうですね。埼玉大会の決勝だと思われます。もうそろそろ試合が終わっている頃だと思いますが…。」
溝野「そうか。少し待っていただけるか? 監督と共にお話がしたい。」
芦毛「…?」

 バシン!
友亀「よし、戻るか。」
亜弓「はい。あ、館川君。ナイスピッチング。」
館川「おうよ! いい感じで投げることができたよ。次は…その一番をもらうからな。」
亜弓「私だって渡すつもりは無いから。」
 私達はライバル心を燃やしながらベンチを後にした。今回も勝つことが出来たけど…、私としてはあまり納得できない結果だった。だから…今度はもっと良いピッチングを…。
日下部「電話か…? もしもし。」
溝野「お久しぶりです、日下部さん。」
日下部「久しぶりだな。何かあったのか。」
溝野「まあ、今はスカウトやってますからね…。芦毛君のことで。」
日下部「…了解。」
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12.14
「さてと、朝か。連絡しなければな。」
「あの子たちにも頼むの?」
 俺は背伸びをしながらしゃべりつつ、外を眺めた。もう太陽が昇り始めている。リーナは手伝ってくれている学生たちに心配している様子だった。
「まあ、そのつもりだ。なるべく危険な目にはあわせないつもりだ。でもやれることはやっていくつもりだ。」
「私も手伝うからね。」
 ナオも笑顔で答えてくれていた。さてと、シンヤたちに連絡をしなければ。

 ピロロロロ
「電話か。」
 俺は軽い睡眠をとった後、朝食を作っていた。丁度料理も終わったし、電話に出れるか。
「もしもし。」
「レヴィだ。情報をある程度掴んだ。今日やってきてくれるか?」
「わかりました。」
 俺はすぐに電話を切って三人が寝ている部屋に入った。
「おはよう。」
「あ、クレイナは起きていたか。」
「うん。義手と義足つけるの手伝って。」
「ああ。そうだ、ナーニャ、アリス。朝だぞ。それに連絡もかかってきたからご飯を食べたらいくぞ。」
「おはよう…。わかった。」
 ナーニャもアリスも起きてくれた。さてと…今日からが本番だ。
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12.14
 千葉大会 決勝戦
対馬「ラスト! 思いっきりいけよ!」
 シュゴオオオ バシン!! ストライクバッターアウト! ゲームセット!
淳和「っし!!」
下野「ナイスピッチング!!」
淳和「(六実、千葉大会は勝ったよ。)」

都内病院某所
「どうだ、新しい義手の感触と調子は。」
六実「ふっ…。あ、どうもです。まだうまくいかないですね…。」
「そうか。あの時の義手から別のものになって調子崩してしまったからな…。しかも怪我までさせてしまって…。」
六実「いえ…先生のせいじゃないですよ。」
「今日は勝浦や吉祥寺たちが様子を見に来てくれるのだろう? 無理はしないようにな。」
六実「ありがとうございます。」
 ガチャン ガチャン
「そう、次ラスト!」
石出「っらあ!」
 ガチャン!
「お疲れ様。休憩よ。」
石出「はい…。……あれ? もしかして…。あの、すみません。」
六実「はい?」
石出「御影大松戸の遠江六実選手ですか?」
六実「ええ。」
石出「あ、よかった。あっていた。自分は石出、城洋大付属の者です。」
六実「そうなのね! じゃあ一年生特集で夏の大会の後に書かれていたのは君なのね。でもどうしてここに…。」
石出「まあ…見ての通りリハビリです。怪我をしてしまって…。アキレス腱断裂でな。」
六実「そうなのですね…。」
石出「…義手か。すごいよな。義手でそれだけの投球が出来るというのは。」
六実「いえ、そんなことないよ。」
石出「…俺も復帰に向けて頑張らないとな。」
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12.09
「眠れないなら何か飲み物でも飲むか? 暖かいのがいいか?」
「うん、御願い。」
「あ、私にも。」
「私はココアで。」
 なんというか、こんな時間に起きるというのは何か変だが…皆起きてしまったのなら仕方ない。とりあえず飲み物を飲んでもう一度寝てくれれば。
「でもさ…気になったことがあってさ。どうして俺の家なんだ?」
「落ち着くから。」
「シンヤの家に行けば安心かなって。」
「私も。」
 即答かよ。まあいいか。とりあえずそう思ってくれているのであればうれしい限りだしな。とりあえずココアって案があったからココア全員分作るか。
「そら、出来たぞ。」
「ありがとう。あったかいねー。」
「そうだね。クレイナって…その義手だと感覚とかは無いの?」
「多少はあるよ。暖かさを感じるようにはなった。でも完全ではない。」
 たしかに…ここまで動かせるようになるまで相当な時間がかかった。こんな苦労はもう二度とクレイナにさせたくない。だから…守らなければ。クレイナだけではなく、ナーニャも、アリスも。
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12.09
亜弓「ふぅ…。」
 私はスポーツドリンクを飲みながら試合を見ていた。七回、7対1のまま試合が進んでいく。由紀のタイムリーヒットで追加点、だけど向こうも意地を見せて四番がホームランを放った。館川も友亀も予想外の顔をしていた。あんなコースに投げ込んだのに打たれるなんて…。
 シュゴオオオ バシーン!
 ストライクバッターアウト!
館川「っし!!」
 館川はガッツポーズをとって後続を抑えた。頑張って…私は投げた。けど…やっぱり悔しい。もっともっと…頑張らないと。
由紀「亜弓、疲れはどう?」
亜弓「うん、ちょっと取れてきたよ。」
由紀「それならよかった。私もちょっと疲れているのだけどね。でも頑張るよ!」
 由紀も疲れているのか…。やっぱり女子は疲れを感じるものなのだろうか。他の人たちは…どうなのだろうか。

 東京大会 準々決勝
 ギィイイイン!!
瑞華「よし…。」
村瀬「ナイス代打! やるじゃねぇか。」
吉岡「俺より飛んでないけどな!! はっは!」
涼介「袴田。軽くキャッチボールするぞ。」
瑞華「わかった。」
酒井「なんで試合になると冷静になるんだろうな、袴田。」
阪戸「さぁ。」
石倉「阪戸、お前も塁に出たときは人のこと言えないぞ。」

 北海道大会 決勝
暁美「っしゃああ!!」
 シュゴオオオオ バシューン!
 ストライクバッターアウト!
エヴリン「やっぱり、スゴイ。」
茜「そうだね…。でも…私達だって負けてない。六回までお互いに無失点、ここまで来たならきっと良い結果を出せるよ!」
エヴリン「わかった。七回まで頑張ってね。後は私に任せテ。」
茜「もちろんだよ!!」
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12.06
「…おばあちゃん、ただいま。」
「おかえりなさい。どうしたの? 暗い顔して。」
「今日は外…怖い。いろんな者たちが…歩いている。私を見るの。」
「そう…。今日は色々な事件があったからねぇ。」
「あれは…全部敵…。この世に存在しちゃいけない者たち…。」
「大丈夫よ。落ち着きなさい。ほら、抱き締めてあげるから。」
「うん…。ありがとう、おばあちゃん。」

「犯行が行われた場所を見て推測してみたけれど、なかなか居場所がつかみにくいわね。かなり遠い所から以前に事件があった場所から近い所まである。」
 ナオは詳しく調べながら俺に伝えてくれる。俺もその情報と犯人像の心理状況を考えながらおおよその場所を考える。
「レヴィ、指紋情報を見つけたわよ。」
「本当か!」
 リーナが指紋の情報を見つけ出した。場所は…ここから5キロ先の銀行、そう遠くは無い場所だ。でも…その場所に住んでいるとは限らない。かといって調べないのもいけない。だからこそ…いまだからこそ調査を行うべきなのではないのだろうか。
「調査は今からじゃないほうが良いわね。今は他の人たちに任せておくべきでしょう。」
「シュナイダーのことですか。了解です。」
 下手に動くとさらに大きな事件を引き起こすかもしれない。だからこそ今は警備をしている人たちに任せておけば…。動くのは…朝からだ。
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12.06
 シュゴオオオ バシン!
 ストライクワン!
亜弓「ふぅ…。」
 私は一球一球ごとに大きく息を吸ってはいた。疲れが…まだ収まっていない。被安打はあるものの、点はここまで一つもとられていない。大丈夫、私ならちゃんとできるはず。
須田「(めんどくさいな。こいつのストレートを捕らえるのはマジで面倒だ。)」
 私は大きく深呼吸しながら体を動かす。大丈夫、思い切り投げれば抑えられるはず!
 シュゴオオオ ギィイイン!
亜弓「レフト!!」
由紀「オーライ!」
 打球は高いフライになった。レフトの由紀が落下地点へと入り、手を上げる。
 バシン! アウト!!
亜弓「っし!!」
 私はガッツポーズを取ってマウンドから降りていった。この回も無失点で切り抜けることが出来た。でも…ここにきて顕著に疲れが出てきた。体力は今後もつけていかなければ。
日下部「ナイスピッチング。でも疲れているだろう? この回で交代だ。」
亜弓「えっ、でも…。まだ投げられます!」
日下部「何言っているんだ。まだ関東大会があるんだぞ? 今日は総力戦で戦っていくぞ。だからゆっくり今は休め。」
亜弓「はい…。わかりました。」
 私は少しうつむきながら答えてベンチへと戻っていった。確かに疲れは見せていた。だけど…ここまで無失点の投球をすることができた。もっと、もっと投げたかった。
由紀「大丈夫、ナイスピッチング。後は私達に任せて。」
 由紀の言葉に私はうなづき、アイシング道具を取り出した。そうだ、結果としてチームが勝たなければいけない。だから…この交代も納得しなければ。
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12.02
俺はアリスの撫で続ける。落ち着いてくれるまで、寝れるようになるまで。
「…ありがとうね。」
 アリスは震えが落ちついてきた。少しやわらいだ表情を見せてくれていてこっちも安心してきた。
「ねえ、ちょっと。」
 一人の声と同時に俺の脚が掴まれた。いかにも抑揚のない声は…。
「クレイナ、お前も起きたのか?」
「それよりも。なんで撫でているの?」
「あ、ちょっと寝れなかったから…。」
「だからって撫でるのね。ふーん。」
 そういって何故か無表情ながらほほを膨らませていた。なんだ? 怒っているのか? 俺が撫でることがそんなに悪いことなのか?
「もしかして…クレイナって。」
「アリス、これ以上は魔法使うからね。」
 やっぱり怒っているのか。でも…これは俺に対してなのだろうか。それとも…アリスに対してなのだろうか。
「もう…夜中に何してるのよ。」
 そういいながらナーニャも起きた。なんというか…もう。わからない。
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12.02
 ギィイイン!!
新天「っしゃああ!!」
 シュゴオオオ バシィン!
 ストライクバッターアウト!
亜弓「っし!!」
 試合はワンサイドゲームになってきた。決して大量得点を取れるわけではないけど、2回から最低一回の攻撃ごとに確実に1点はとっている。結果、6対0、ここまで失点はしていない。
友亀「キャッチボールするぞ。」
亜弓「あ、はい。」
 私はツーアウトになったのを確認してキャッチボールを始めた。
 シューーー バシン!
友亀「ん? お前もしかして疲れているのか?」
亜弓「まあ…ちょっと腕が重いというか…。」
友亀「そうか…。館川! 準備してくれるか!」
館川「えっ? マジ?」
 私が友亀に伝えると館川に声をかけていた。たしかに…このままの調子だとどこかでつかまってしまいそうな気がする。だけど…気持ちで負けてはダメ、常に勝てると思っていなきゃ。それが私の強さだし!
 バシン アウト!!
友亀「よし、いくぞ。」
 私はマウンドへと向かっていった。この回も抑えて…速めに抑えればきっと休める時間もあるはず!
尾上「っしゃあす!」
 バッターは二順目の四番、尾上。前回はストレートで空振り三振、でも四番という位置にいる。だからこそ…気をつけていかなければ。
 シュゴオオ バシン!
 ボールワン!
亜弓「ふぅ…。」
 腕が重い。いつもより重い。だけど…ここでへばっていたら…チームの迷惑にもなる。それに…私はここを抑えなければエースとして…!
 シュゴオオオ
尾上「ど真ん中!!」
 ギイイイイン!!
尾上「やべ、打ち上げた。」
友亀「センター!!」
 とても高い打球がセンターへと飛んでいく。ホームランにはならず、アウトにはできそうだけど…確実に甘い球になってきている。
 バシン アウト!!
 アウトにはした。だけど…もっともっと…。気をつけていかないと…。
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プロフィール

reser42

Author:reser42
自作小説などいろいろつぶやいていきます

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