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10.30
「銃弾、こちらにも発見しました。」
「ありがとう。」
「やはり金はすべて取られていますね。」
 俺は生々しい現場を見ながら中の様子を見ていく。多くの人たちが現場検証を行っている。ナオさんもリーナさんもその状況を十分に把握しているみたいだった。
「新入経路の様子は?」
「それが入ると同時にカメラを壊されてしまって…。だけどいくつか生きているカメラも存在していますね。お金を引き出すロックにもカメラが搭載されているのですが、それを見るには一度家に持ち帰らなければいけませんから…。」
 レヴィさんが担当の人たちに聞いていると後ろにいたリーナさんが電話を取り出した。
「連絡を取るわ。レヴィ、一応どういうタイプのものか、型番見ておいて。」
「了解。」
 型番? 何のことだろうか。
「もしもしサリア? 私だけど、私が向かった先の銀行の金庫セキュリティー、ハッキングしてくれないかしら?」
『りょーかいだよーん。型番よろー。』
 不思議な声が聞こえてきた。この人も仲間の一人なのだろうか。
「型番、F829-00015 HTR3だ。」
『りょーかいー。すぐに出来るとおもうよー。ほらでたー。』
 すごい、もうこの金庫の機械にハッキングしているのか。
『あー、しっかりとお金はもってかれてるねー。開けた犯人はおそらく「シュナイダー」のメンバーのひとり、アヴァロ・ソシレリだと思うー。映像は保存しておくねー。』
「ありがとう。助かるわ。」
 そういうと電話を切る。犯人まで特定できるなんて。すごい人たちが集まっている…。
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10.30
亜弓「えっ? 私に?」
 私に聞きたいことって何だろう。皐月に会える機会というのはなかなか無いから、ちゃんと聞いておかないと。
皐月「亜弓さんはどうして高校野球をやろうと思ったのですか?」
亜弓「えっ。」
 びっくりするような質問がやってきた。どうして、か。そう聞かれるとあの時のことを話すことになる…。でも皐月さんは真剣に聞いている。だから答えないと。
亜弓「私はね、小学校と中学校でも野球をやっていたの。女子で野球をやっている人がいなかったからもちろん男子と一緒だったのだけどね…。中学のときに仲間たちに嫌われていて…。」
皐月「…。」
亜弓「キャッチャーだけだったかな? 私のことを信用してくれたのは。ちゃんと試合では投げていたし、それこそ勝てる時もあったよ。でも…最後に仲間たちに故意にエラーされて。でもね、高校に入ったら由紀と出会って。由紀の前向きな姿を見ていたら野球を…続けたくなってね。」
皐月「そうだったのですね…。」
亜弓「ごめんね、暗い話になっちゃって。」
皐月「いえいえ…。すごくわかります、その気持ち。」
亜弓「えっ?」
 皐月は上を向きながら話し始めた。
挿絵_亜弓と皐月28微修正版29サイズ大
皐月「私も中学で男子と混ざって野球をやっていました。だけどまったく相手にされずに、コーチや監督からも毛嫌いされていました。私には才能がありませんから…。」
亜弓「そんなことないよ。すごいコントロールいいし、この前の試合も良かったよ。」
皐月「昔はあんなにコントロール良く無かったですよ。だから…一人で努力し続けました。そのおかげで…千道さんにも出合えて、いまこうやって野球をやっていけてます。」
亜弓「そうだったのですね。」
 私が聞き終えると皐月さんは大きく深呼吸をした。そして私の方を向いて笑ってくれていた。
皐月「ありがとうございます。今こうやって話せて本当に楽になりました。」
亜弓「……そうだったのですね。こちらこそ。」
 私は聞いてよかったと思いながら自分も笑った。そうして皐月さんはもう一度前を向いた。
皐月「私には皆さんみたいな才能も無いですし武器もそう良いものではないです。けど…その差を努力で埋められるように頑張ります。次戦うときは…よろしくね!」
亜弓「もちろん、よろしく!」
 私は皐月さんとグータッチして勝負を約束した。きっと皐月さんなら大きな壁があってもこえられる。私もこえてみせる!




佐藤ショーキさんに描いていただきました!ありがとうございます!

佐藤ショーキさんのpixiv
佐藤ショーキさんのツイッター
佐藤ショーキさんのHP
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10.29
「この弾丸は…シュナイダーのものだな。リーナ、そっちの建物の損傷状況は。」
「こっちは窓ガラスが割られただけで、他に店内の損傷はありません。おそらく目的はあの場所だけかと。」
 そういって俺たちは歩いていく。こんなにも悲惨な状況になっているなんて…。血までついていたりする。すでに人は救助されているみたいだけど…生々しさが伝わってくる。
 カシャン…
「ん? レヴィさん、これは?」
 俺はしたの方を指差した。そこには真っ二つに切られた銃があった。マシンガンのようなものだった。
「これは…違法改造されたものだな。それに、自作でもあるか。……切り口から見るとこれはナーニャが切ったものだな。それにこの柄を見る限り、この持ち主はお金に目がない人だな。」
「見るだけでわかるのですか?」
「ああ、使い方を見る限りかなり大雑把な奴だな。こいつなら証拠を残してくれているかもしれない。指紋チェックはリーナたちに任せるぞ。」
「わかった。他にも資料があるかどうか探してみて。ナオは気になるものを見つけ次第、写真と連絡を御願い。」
「わかった。」
 そういって皆はそれぞれの仕事をこなしていった。しかし俺が呼ばれた理由は一体何なのだろうか。
「あの、俺が呼ばれた理由は?」
「ああ、とりあえずこういう仕事をしているということを肌で感じて欲しかったんだ。これ以上に残虐な事件もいくらでもある。それでも…やれるか?」
「大丈夫です…。覚悟は出来ています。」
「そうか、それなら中に入るぞ。」
 そういって俺はレヴィさんについていくように銀行の中へと入っていった。
「…うっ。」
 一瞬で気分が悪くなった。あまりにもひどすぎる。いたる所で血まみれになっていた。明らかに乱射ではないものまである。こんなにしてまで人を殺したいっていうのか…。
「大丈夫か、外の空気すってこい。」
「は、はい。」
「いきなりこれはキツかったか。まあ俺も最初はそうだった。」
 レヴィさんは俺に声をかけながら背中をさすってくれた。外の空気を吸ってある程度は落ち着いてくれた。でも…この現場がすべてを物語っている。それなら…。
「いきます。」
「わかった。」
 俺は勇気を振り絞って銀行の中に再び入った。これが…現実なんだ。
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10.29
 地区大会 埼玉大会
 シュゴオオオ バシン!
亜弓「っしゃああ!!」
 ギィイイン!
由紀「っし!」
 バシューン! ストライクバッターアウト! ゲームセット!
館川「よっしゃ!」
 私達は勝ち続けていった。埼玉大会のベスト16戦、ベスト8戦と圧倒的な力で制すことが出来た。ここまですべてコールド勝ち、私と館川も最低でも1失点で抑えることが出来ていた。由紀も絶好調、他のメンバーも良い感じで試合に臨むことが出来ていた。今度は準決勝、それに向けて調整していかないと…。

亜弓「ふぅ…。」
 私はある程度走り終えると、いったん休憩に入った。近くの公園で走りこみが出来ればいいかな。由紀はバッティングセンターで練習しているし…。皆が努力しているならそれに負けないようにやらないと…!
皐月「あれ? 亜弓さん?」
亜弓「えっ?」
 私の名前が呼ばれた。横を振り向くと見たことのある顔が目の前にいた。
亜弓「皐月さん!? どうしてここに? 大会中じゃ?」
皐月「あ、私達の県大会は終わって、次は東海大会に向けて調整しています。母方のおばあさんの家がこっちで。公園でランニングとか出来たらなと。」
亜弓「そうだったのですね! 奇遇ですね。」
皐月「もしよろしければキャッチボールとか、ランニングなど一緒にやりませんか?」
亜弓「私と? 是非!」
 私は突然の仲間と共に一緒に練習を始めた。皐月さんは楽しそうに練習をこなしていた。足の速さもそこそこ、それにキャッチボールを続けていると、皐月さんは構えたところにしっかりと投げてくれる。さすがコントロールが良いだけあって良い球を投げる。私もそれに答えるように気持ちを入れて投げる。
 シュゴオオ バシン!
皐月「(やっぱりすごい。私なんかよりは全然…。)」
 シューーー バシン!

亜弓「ふぅ…お疲れ様!」
皐月「お疲れ様です。」
 私達は飲み物を飲みながらベンチへと座った。すると皐月さんは私の顔を見た。
皐月「あの、お聞きしたいことがあるのですが…。」
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10.28
 ナオさんがカメラを用意して状況を把握しに向かおうとしていた。すでに鎮圧はされているみたいだった。俺たちはナオさんについていくように歩いていく。クレイナもナーニャも問題なく歩いている。回復は十分に出来ているみたいだった。
「この建物の壁…これって、ナーニャがやったの?」
「はい、そうです。」
「すごい魔法力ね。さすが戦闘民族なだけあるというか…。」
「いやいや。」
 ナオは写真をしっかりと収めている。その状況を俺は眺めている。ナオさんは本気の目になっていると本当にすごい集中力を見ている。
「ねえ、気になったのだけどね。」
「はい?」
 ナオは写真を撮った後、俺たちにみせてきた。
「このつなぎ目…いったいどうやったの?」
「それは…魔法で溶接させたものです。」
「なるほどね…。たしかにすごい魔力だね。」
 ナオはゆっくりと見渡しながら写真をとっている。さすがにここまでくるとレヴィさんたちの仕事だ。俺たちは戻って休憩していなければ。
「そうだ、シンヤ。ついてきてくれるか?」
「え? 俺っすか?」
 俺はレヴィさんに声をかけられてついていくことになった。何が…あるのだろうか。
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10.28
亜弓「由紀がアンカーで私がその前!?」
瞳「そうそう。最初に男子たちが思い切り飛ばして引き離していこうって考え!」
伊沢「俺たちが何とかするから! それに羽葉なら男子にも負けないほどの足はあるから!」
由紀「わかった! まかせてよ!」
 由紀は笑顔で答えた。由紀ならなんとかやってくれるだろう気がする。ライバルは海鳳たちがいるチーム、相当なメンバーがそろっているはず。
「それでは始めます!」
 私達は順番どおりに並ぶ。最初のスタートは伊沢が走る。きっと伊沢なら!
 バァン!
海鳳「っしゃあいけ!」
米倉「俺までに一位でまわってこいよ!」
 多くの人たちが声をかけてスタートした。伊沢は完璧なスタートで走っていく。そしてどんどん差を広げていく。さすがというべきか。
伊沢「たのむぞ!」
 伊沢が第二走者に渡す。そして少し遅れて二位のチームがやってくる。
米倉「よし、まかせろ!」
 米倉がバトンを受けて走っていく。米倉もさすがというべき速さだ。そして三位の第二走者は…萌!? それに一緒に走る四位には美和先輩が!?
萌「負けませんから!」
美和「いいわ、かかってきなさい!」
 二人が激走を繰り広げている。一位二位争いよりそっちに目がいく。しかも第三走者にはスノーフェアリーのメンバーが三人もいるなんて!
優衣「この中では私が一番速いけどね。まさか後ろの順位とは。」
香澄「私、意外と鈍足だからヤバいよー。」
久美「それはこのリレーのメンバーから見たらでしょ?」
 私達のチームは圧倒的な差で一位をもぎ取っている。だけどそれ以上に盛り上がっている所もある。なんというか、私たちが…悪役っぽく見える…。
篤史「さてと…。」
 新山がゆっくりと体を動かす。あれ? 新山が由紀と一緒の所にいる?
由紀「あれ? 新山もアンカー?」
篤史「そうだよー。といっても優勝は厳しいかもね。これだけ差が離されてると。」
 ラストに新山が、これは差をつけておかないと…厳しいかも。

瞳「はいよ!」
 あと三人、瞳の次は私。そして同じレーンには海鳳もいる。少しずつ差が縮まっていたけど、瞳のおかげで差はキープできている。私以外男性、どこまで粘って由紀に渡せるか…!
瞳「亜弓!」
 私は瞳のバトンを受けた。思い切り走る。距離は短いから思い切り走っていても疲れることはない。だけど後ろから海鳳もやってくる。粘って…粘らないと!
由紀「亜弓!」
亜弓「頼むよ!」
 私は由紀にバトンを渡す。後ろを見ると差はある程度縮まっている。だけど由紀ならこの差は守りきれる!
瞳「頑張って! 由紀!」
卜部「まてやぁ!!」
篤史「四位か…頑張るしかない。」
 卜部先輩が最初にスタートしていく。新山がゆっくりと体を動かしながらバトンを受けた。
篤史「っしゃあ!」
 新山が思い切り走る。あっという間に三位、そしてゆっくりと卜部先輩にも近づいてく。そしてあっという間に抜いてしまった。
卜部「なんじゃそりゃ!」
篤史「間に合う!」
 新山が思いきりはしる。由紀が逃げる…。由紀、頑張って!!
 ワァアアアアアア!!!

由紀「いやー、ごめんね。」
篤史「写真判定があってよかったー。ぎりぎり差せてたか。」
亜弓「仕方ないよ。でもリレー二位のおかげで総合では一位になれたよ!」
 私達は喜び合いながら片付けをしていた。新山が最後の最後で差していた。だけど結果として総合は一位をとることができた。なによりも…皆が楽しめたのが本当によかった。このモチベーションのまま…。大会も優勝する!
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10.28
確認用書き出し



キャラクター紹介 
名前 山茶花 銀杏(さざんか いちょう) 中学三年生
誕生日 12月21日
身長 165cm
左投げ両打ち
北北海道 富良野学院 内野手

富良野学院に入学する女の子。椎葉奈菜とは同期になり、山茶花桜の妹にあたる。姉とは違い、かわいらしい女の子。表情豊かでやさしいところが多い。たまにふてくされて怒ることがある。カリスマ気質の姉よりは努力家といった感じ。守備は姉譲りの素晴らしいパフォーマンスをもち、バッティングセンスも非凡な物をもっている。



今回はたまかがさんに描いていただきました!ありがとうございます!
たまかがさんのpixivページ
たまかがさんのツイッター
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10.26
「ありがとう、もう大丈夫だよ。」
 ナーニャはクレイナに声に声をかけて治療をやめた。クレイナは大きく深呼吸をして立ち上がった。その間に特殊部隊が中へと突入していた。どうやら一人ほど捕まえた人がいたみたいだった。
「とんでもない所に遭遇してしまったな。」
 レヴィさんが俺に話しかけてきた。俺は立ち上がってレヴィさんの近くに向かった。
「いや…でもあの人たちも何か探しているようだったです。」
「そうだな。金だけが目的じゃなさそうだし…それにどうやらシュナイダーのメンバーらしいから。アレリアのことだろう。」
  アレリア関連、そしてシュナイダー。俺たちがこれから調査すべき人や団体のことだ。それが今の事件に関連しているのか。
「おそらくトップの人は非道徳的で暴力ですべてを動かす考えの持ち主…いや、そういうことしか出来ない育て方をされたのだろう。よほど恨みがなければここまでやることはない…。」
 さすがレヴィさん、事件の様子をある程度聞いただけでこんなにわかるなんて…。そしてリーナさんは全体に指示をしている。
「リーナさん、ただいま来ました。」
「ナオ、ごめんね。急に呼んで。」
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10.26
 100m走決勝
篤史「っしゃああ!」
 すべての競技の決勝ブロックが始まった。最初の100m走は圧倒的な差を広げて新山が勝った。わかっていたというか、驚きを隠せないというか。いきなりこの時期にやってきてコレだけの結果を残している。周りの人たちから見れば恐ろしいばかりだ。
由紀「いぇーい!」
 由紀も一着でゴールインした。さすがに他の人たちも速いけれど、スタートが誰よりも良かった。盗塁が上手い理由がこのスタートダッシュにもあるのだろうか。由紀に負けないように私も…。
亜弓「決勝、頑張らなきゃ。」
 私は気合を入れて決勝ブロックの試合に臨んだ。先生に指示されて私はレーンに並んだ。周りは速い人たちばかり。私が出来ることをやれば…!
「よーい!」
 バァン!
 私は予選と同じように全力でスタートダッシュを決めた。先頭に立つけど後ろからもう一人ついてくる人がいた。私はいつものように走っていく。最後の直線に入って全力で走る。後ろにいた人たちが横へと並ぼうとするけどまだ追い抜いてこない。しかし大外からもう一人、体力を温存していた人がやってきた。まだ…走らなきゃ!
亜弓「っと!」
由紀「おお! やったよ亜弓、二着だよ!」
 由紀の声で着順がわかった。最後に私は差された。だけどこのメンバーの中でこの好成績なら十分に誇れる。後は最後のクラス対抗リレーだけ…!
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10.24
「大丈夫か。」
「はい。ナーニャのおかげで…。助かりました。」
「そうか。すまないな、戦闘状態まで使わせてしまって。」
「いえいえ。ただ、ちょっと疲れました…。久々に使ったので。もしあのまま戦闘状態が続いていたら…解除するまでに時間がかかって、関係ない人たちまで巻き込んでしまう可能性もあったので…。」
「そうか。人間に血が入っているから、多少の押さえは効くということか。」
 ナーニャは疲れた顔で地べたに座りこんだ。いつも運動しているときはここまで疲れないのに、こんなに汗がぐっしょり、息使いも荒く、つかれきった顔をしているなんて。
「ナーニャ。」
 突然クレイナがナーニャの体に手を当てる。すると青い光を発していた。
「ちょっと…クレイナ、それ何!?」
 レイチェル先生は大きな声で驚いた。俺もこの光景には驚きを隠せない。クレイナにこんな魔法を使えるなんて。魔法は事件の時に手術を受けて、鉱石の魔力を心臓にある程度移植させていたから魔法が使えるようになったことは知っている。だけど他の魔法を使える生物と比べたらあまりにも負担がでかい。クレイナもそれは承知の上でやっているのか。
「ごめんね、クレイナ。」
「いいの…。これぐらいならまだ負担にならないから。」
「こんな魔法、どこで覚えたんだ?」
「本を読んだ。この前は物を浮遊させる魔法も。」
「おま、いつのまに…。」
 ナーニャとクレイナの様子を見ていると上からはドラゴンたちが移動していく。あれが…例の逃げている人たちなのだろうか。ヘリコプターまで出ている。そしてナーニャが作った壁がうまく活用されている。特殊部隊が入るためにいろいろと安心して行動している。さすが…か。
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10.24
亜弓「すごい…。」
 私は新山に見とれていた。圧倒的な力差で一位になった。しかし誰も寄せ付けない走りは圧巻だった。なによりも陸上部のエース級よりも速いなんて…。
理恵「あ、そろそろだね。」
 理恵が声をかけてきた。そうだ、私の出番もやってくる。しかも次だ。負けないようにしないと…。
理恵「といってもねー。私、走るより泳ぎたいのだけど。帰っちゃだめ?」
亜弓「いや、さすがにそれはマズいと思うよ…。」
 そんな会話をしながら私はスタートラインにたつ。横を見ていると走り終えて他の人たちと合流していた由紀たちがいた。瞳も準備をしながら見ていた。
「よーい!」
 パァン!!
 スタートの合図が鳴らされた。私は思いきって走り始めた。理恵も同じように最初から飛ばしていた。他の人たちは後ろである程度の体力を残すために力をセーブしている。だけど…あの時みたいに、瞳と合宿で走った時みたいに最初から飛ばしていけば…届かないはず!
理恵「(同じ考えみたいだね…。でも何なの? なぜそんなにも速いの? 私だって思いっきり走っているのに!?)」
 理恵は少しずつ私の横から真後ろへと下がっていく。私はひたすら思い切り走っていく。そんな間にもうゴールが見えてきた。後ろからは何も来ない。理恵が後ろについてくるだけ。でも追い抜いてくる気配はない。最後まで…思いきり!
亜弓「っと!」
真希「やった! 亜弓が一着だよ!」
 私は一着でゴールインした。すぐに理恵もゴールインし、後ろから追い上げてきた陸上部の人が三着になった。思い切り走った結果が出た…!

瞳「いえーい!」
由紀「圧勝だね。」
 長距離走、私達、野球部は誰もが予想していた瞳が圧倒的な力でゴールインした。他の種目は陸上部やサッカー部などが上位を占めていた。けど…私達のクラスは負けていない。決勝ブロックが始まれば最後の点数を決める戦いも始まる…!
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10.23
「なんだあれは。」
「ヤバイぞ、道がふさがれているぞ。」
 ガコン!
 またもや金属音のような異音が聞こえた。すると多くの浮遊車が宙に浮いていた。そしてまた壁を作るように浮遊車をおいていった。
「あ、アレも魔法を使っているのね!」
「そうっすけど、今は調べる所じゃ無いですよ!」
 俺とクレイナ、レイチェル先生は急いで走っていく。しかし後ろを見ていると、とんでもないことが起こっているように見えた。異音、そして銃声。あの中にナーニャはいるのだろうか。本当に大丈夫なのだろうか。

「おっらあああ!!」
「あの銃を撃っているのは…敵…。討伐すべきもの…いや、それはだめ…せめて武器を!」
 ザッ!!
「なんだお前は!?」
「はっ!!」
 ガギィ!!
「なっ、銃が!」
「いい加減やめて…!」
 ザッ!!

「ここまでくれば…大丈夫か?」
 俺は危険ではないと思われる場所まで移動した。すると前からとんでもないスピードで近づいてくる者がいた。だけどあれって…ナーニャか!
「ナーニャ! 無事か!?」
「ええ、大丈夫よ。」
 ナーニャは俺たちのもとに到着すると、大きく深呼吸した。そしてナーニャは戦闘状態を解除したかのように上を向いてもう一度深呼吸をする。目を見ると、先ほどとは違っていつもの目に変わっていた。
「ちょっと壁を作ってきたからある程度は問題ないはずよ。だけど上からドラゴンとかがやってきているね。」
 俺は上を向く。上にはドラゴンが…二、三体ほどいた。あれだけ大きいドラゴンだと数名を乗せることができるはず。ということは…空で逃げるのだろうか。
「シンヤ!」
 後ろから男性の声が聞こえてきた。レヴィさんたちが到着してくれた。それと同時に特殊部隊も後ろからやってきている。それほど深刻な状態だというのだろうか。
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10.23
由紀「いぇーい! 亜弓、頑張ってね!」
亜弓「ありがとう。」
 私は戻ってきた由紀とハイタッチする。そして私は400m走の準備を始める。女子同士の対決だけど、ライバルは誰がいるのだろうか。
理恵「あれ? 亜弓じゃない?」
亜弓「あ、理恵。」
 理恵が私の肩をポンポンとたたいて呼んでくれた。理恵が一緒にいるのか。となると…彼女もライバルの一人なのかな。
理恵「私達のメンバー、なかなか手ごわいのばかりだね。陸上部も二人いるし。頑張ろうね。」
亜弓「私達って…私と同じレースで走るの?」
理恵「そそ! もちろん勝ちにいくからね!」
亜弓「私だって。負けないからね。」
 理恵と一緒、それにメンバーも強豪ぞろい、これは負けられない。頑張って…ここで勝てば点数が入る!
理恵「男子100m走、ラストだね。…ってあれ? 女子混ざってない?」
 私は理恵の声に反応して100m走のスタートラインを見る。最終走者、伊沢がいる。それに陸上部の速い人たちまでそろっている。しかもよく見てみると卜部先輩、府中先輩がいる。…あ、右端に新山がいる。
卜部「君が新山か。よろしくな。」
篤史「あ、そういえばしっかりと挨拶したことはないですよね。よろしくお願い致します。」
府中「まあ、これだけのメンバーいるなら負ける気はないからな。」
伊沢「足なら俺だって負けないっすよ。」
 スタートラインに並ぶ、多くの人たちが見つめる中、スタートの合図の準備がされる。
「いちについて、よーい!」
 バァン!!
 スタートした。あの時のようにやはりスタートは新山が良かったが、同じように卜部先輩も好スタートを切った。陸上部も良いスタートを切っている。
卜部「…は?」
府中「おいおい、冗談だろ。」
 その差は圧倒的だった。新山がどんどんとものすごいペースで差を広げていく。これを見ている人たちが唖然としていた。こんなにも速い人がいるのだろうかと…。
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10.19
 突如浮遊車が横に揺れた。すると何か異音が聞こえてくる。
「ヤバイ、撃たれた!」
「えっ!? 大丈夫です!?」
「エンジンに撃たれた、危ないから降りるわよ!」
 レイチェル先生が大きな声で叫ぶ。俺たちはすぐにベルトを外し、浮遊車を止めた。エンジンに撃たれたということは爆発の危険性がある。俺たちは頭を下げながら浮遊車を出る。クレイナは俺の手を掴んだ。ナーニャはレイチェル先生と共に走っていく。
 ヒュン!!
「っぶねぇ! 流れ弾がこっちまで来ているぞ。」
「とにかくこっちに隠れて!」
 ナーニャが俺たちを誘導するかのように前を走っていく。俺たちはそれについていくように走る。クレイナも義手ながらなんとか走っている。いったい何なんだっていうんだよ!
「ちょっとまって。こっちに数人来ているわね…。」
「おいおいしゃれにならないぜ!」
 ナーニャは遠くを見て状況を確認している。数百メートルは離れたが、それでも弾は飛んでくる。というかどんどんこっちに近づいてくるやつらもいる。いったいこの都会で何が起きているっていうんだよ。とんでもない事件に巻き込まれたんじゃないか俺たちは?
「レヴィさん、聞こえます?」
「ナーニャか。今そっちに部隊が向かっている。俺たちもあと数分で到着だ!」
「敵はドラゴン族が2、人間が5、それ以外に複数の種族がいます。数名が発砲を続けながらこちらに移動中です。」
「まずいな、間に合うか!?」
「なんとも…。」
 ナーニャが急いでレヴィさんと連絡を取り合っている。しかし状況的には非常にまずいようだ。俺たちはいったいどうすれば…。
「お願いがあります。殺傷は行いません。ですが戦闘行動と魔法の許可をお願いします。」
「なっ!? 何を!?」
 ナーニャが突然顔色を変えてレヴィに問いかけた。戦闘行動って…どういうことかわかっているのか!?
「何が目的なんだ?」
「器物破損をお許しください。でもそうでもしないとこの道を通って被害が拡大します。浮遊車とポールを使って壁を作ります。」
 そんなことが出来るのだろうか。まさか、そんなことが…。
「……わかった。許可する。」
「ありがとうございます。」
 そういうとナーニャは大きく息を吸ってはいた。そして鞄の中からポーチとナイフを取り出した。
「おま…ナーニャ、本当にいくのか!?」
「大丈夫、それよりクレイナをよろしくお願い。」
「ああ、わかった。クレイナ、いくぞ。」
 そういうとクレイナは立ち上がって走り出す。俺とレイチェル先生で逃げていく。
「シンヤ!」
「どうした。」
 ナーニャが突然声をかける。俺は振り返りナーニャの顔をみると目が変わっていた。何だ…この目は。まったく見たことがない…。
「ある程度…自我はあるけど。この状態のときはあまり視界の入らない所にいて。下手したら…。」
「もしかして…戦闘民族特有の戦闘状態ってやつか。」
「そういうこと。それじゃあ…いってくる。」
 そういって声をかけるといきなり目の前から消えた。なんだ、もしかして飛んだのか!?
「ふんっ!」
 ガギャン!!
 聞いたこともない音と共に数10メートル先のポールが倒れてきた。まさか…ナーニャが切ったのか!?
「シンヤ!」
 俺はレイチェル先生の声に気づき、走り出す。後ろを見ながら走っていくと…一瞬だけど…ナーニャの姿を捉えることが出来た。壁に…張り付いているだと!?
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10.19
「これより、体育祭を開会いたします!」
 パチパチパチ
 多くの人たちが拍手をしながら盛り上がっていた。今日は息抜きとも言える体育祭。由紀が一緒に楽しめるのは本当に嬉しい限り。さらには伊沢や瞳、真希とかがいるから私達のクラスは十分に優勝を狙える! 試合じゃないけど、これも勝ちに行かなければ!
由紀「それじゃあ! いってくるね!」
亜弓「うん、私も準備するね。頑張って!」
 最初の種目は100m走の予選、ここで好タイムを残した人が午後に行われる決勝で勝負することが出来る。頑張って、由紀!
由紀「うわ…けっこう早い人たちばかり…。」
 由紀以外にもライバルは数人いる。陸上部やサッカー部、バスケ部など多くの運動部がライバルになる。他にもここには先輩たちまでもが参加している。そんな中でどれだけ出来るのだろうか。あとは男性がどれだけ結果を残して点を取ってくれるか…。
由紀「っしょ…。ってあれ? 三由先輩?」
三由「やほー、よろしくね。」
萌「あなたには負けないからね。」
由紀「萌もいるのね。でも今回限りは私が勝利するよ。」
 由紀はスタートラインにつく。私は400m走の準備をしながら見ていた。よく見てみると三由先輩や萌までもがいる。この勝負…どうなるのだろうか。
「よーい!」
 バァン!
 音が聞こえると同時にスタートした。やっぱり由紀がこの中では一番良いスタートを切った。ってあれ? 三由先輩も萌も速い!?
三由「やっぱり由紀はやいっ!」
萌「まけないっ!」
 けど由紀のスピードがどんどん上がっていく。加速力まであるなんて…。その後ろを三由先輩と萌が続いて追いかける。けど差はまったく縮まらない。
由紀「っしゃあ!!」
 由紀が一着でゴールした。なんというか、この調子だと陸上部より速いのではないのだろうか…。
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10.18
「ねえシンヤ、連絡来た?」
「ああ、俺もこれから向かうところだ。」
 俺はナーニャと合流した。レイチェル先生も用意している。クレイナは画面を取り出して情報を見ている。レヴィさんからの連絡で集まることになった。また被害者が出たということだけど、何か今回は違う。何か手がかりになることでも見つかったのだろうか。
「お待たせ。乗せていくわよ。」
 俺たちはレイチェル先生の車に乗る。俺たちは連絡を取るために、レヴィさんのいる部署と電話をつなげた。
「レヴィさんですか? 用件をある程度説明してくれますか?」
「ああ、今回また被害者が出たのだが、相手がマフィアでな。『シュナイダー』ってのは聞いたことあるか。」
「名前までは。」
 俺がそう答えるとクレイナが俺の肩をポンポンとたたく。そして画面を見た。
「私は知っています。主に裏でお金など色々と活動している団体ですよね。」
「そう。そのメンバーが殺されたことによってその団体が動き始めてね…。そのために調査に回ってもらいたいと思うのだけど…。」
 俺たちは説明を聞きながらメモを取る。レイチェル先生も少しいそぐように運転をしていく。動くということは…マフィアが何かを…。
 ドォン!!!
「な、何!?」
 急に大きな爆発音が聞こえる。それと同時にレイチェル先生は急ブレーキをかける。
「っだああっ!? 何があった!?」
「右! 建物が!」
 右を見ると建物が爆発していた。一体何だ? テロか、もしくは強盗か!?
「どうしたシンヤ!」
「レヴィさん、右側の建物が爆発して…今カメラをつけます!」
 俺は急いでカメラをつける。
「リーナ! 緊急事態だ! 部隊要請を!」
「了解! 私達もいくよ!」
「まずシンヤ! その場から安全な位置まで移動するんだ!」
「わかった! レイチェル先生!」
 俺はレイチェル先生に声をかける。しかし周りの浮遊車は全部止まっている。動きたくても動けない。すると爆発した建物から…あれは何だ!?
「っらああ!!」
 ドラゴンと人間、それ以外の種族の者たちが武装して出てきた。そして銃を乱射する。
「やばい! 先生!」
「わかっている!」
 先生は急いで浮遊車を動かした。間をすり抜けてその場から急いで逃げていく。
 ゴォン!!
「なっ!?」
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10.18
 バシーン! ストライクバッターアウト! ゲームセット!
亜弓「っしゃあ!」
由紀「ナイスピッチ!」
 私はヒット二本、点を一点も取られずに試合を終えることが出来た。七回コールド、良い形で試合を終えることが出来た。スタンドやベンチは喜んでいる人たちで大勢だった。
審判「礼!」
皆「したぁ!!」
 これで二試合目も勝てた。まだ、負けるわけにはいかない。甲子園にいくために、勝ち進まなければ…!
由紀「亜弓、終わったら涼香さんがアイシングしてくれるって言っていたよ。」
亜弓「あ、ありがとう。クールダウン終わったら向かうね。」
 私は友亀とクールダウンを始めた。今日のような調子で次の試合も望むことが出来るように頑張らなければ。大会中は調子が悪かったではすまされない一発勝負。常に本気で挑んでいかなければ。
友亀「お疲れ。あがっていいぞ。」
亜弓「はいっ。」
 私はゆっくりと肩をまわしてベンチへと戻る。そして荷物をまとめてベンチ裏へと入っていく。
涼香「お疲れ様。」
亜弓「お疲れ様です。」
栗山「あれ? 定峰先輩じゃないっすか。お久しぶりです。」
 キャプテンが挨拶をすると涼香さんが身構えていた。あ、そうだった。涼香さんは男性が苦手だったんだ。
涼香「ど、どうも…。」
亜弓「こっちに移動しますので。お願いします。」
涼香「ええ、そうするわ。」
 私と涼香さんは女子更衣室へと移動していく。ここに移動すれば男性は誰も来ない。涼香さんも安心して出来るはず。
由紀「あの、私もお願いしてよろしいでしょうか?」
涼香「ええ、いいわよ。」
 由紀が隣に座って私の顔を見ていた。そして私の方はマッサージが始まる。
由紀「今日はとっても良かったね。いつもより調子よかったんじゃない?」
亜弓「そうだね。でも次に向けて調整もしていかなきゃ。」
 そういうと私は笑った。由紀も私の顔を見て笑っていた。笑い続けられるように…この先も勝っていかなければ…!
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10.14
「ジャスタさん。」
「おお、エリダリアルか。どうした。それと…似合わないな、その服は。」
「す、すみません。じつは寝起きでして。緊急事なのでいくつかお話したくて。」
「ほう。」
 エリダリアルはゆっくりと地面に座った。ジャスタはタバコに火をつけて大きく吸う。
「以前、あの研究所が見つかった件ですが、念のため機密事項にしていた実験は本部へと移動させました。」
「うぬ。」
「それから、再来週からマニエル国王のエドーワル・マニエルがやってきます。おそらくビジネスなどのことも絡むでしょう。是非、協定を結んでいる所へ連絡を入れたらよいかと。」
「そうだな。その件については俺も知っている。」
「あと…。」
「なんだ、まだあるのか。」
「はい…。昨夜、第五の監査の一人、ゼオンが…殺害されました。」
「……なに?」
「死体はすでにWPPのもとに。犯人はおそらく…ここ最近活動を強めているシリアルキラー、アレリア・サフラサスの仕業だと…。」
「そうか…。いいか、あいつが殺されて向こうの手に届くようなことがあると今後に影響する。今すぐ…アレリアを消すようにそれぞれの地区に伝えろ。」
「はっ!」

「レヴィ、今回の事件の資料よ。」
「ありがとうリーナ、被害者はゼオン・マークキスか。ん? 逮捕歴があるが。」
 俺は飴を舐めながら資料を見る。どうやら何かでつかまった形跡がある。どんなやつであろうとアレリアはお構いなしかっての。
「彼は過去に麻薬売買や強盗の罪がありますね。そして今回大きな手がかりになったのが…私達が目をつけているマフィア、『シュナイダー』のメンバーの一員ですね。」
「…そうか。彼女が殺害したことによってマフィア全体が彼女を消そうと動くはず。」
「そこを狙うのよ。ついでに…その『シュナイダー』の頭を取り押さえることができれば。」
 今回の事件に巻き込まれてしまったことで、俺たちにとっては千載一遇のチャンスがやってきた。ここで逮捕できれば…どちら側の事件も解決することが出来る。いまここが…正念場だ。
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10.14
 二回戦、東武学院戦
 シュゴオオオ バシン!
 ストライクバッターアウト!
亜弓「っし!」
友亀「ナイスピッチ!!」
 私は最高の球を投げることが出来ていた。新山とバッティングセンターに行ってからか、調子が良すぎなぐらいにすばらしい投球を出来るようになっていた。回は四回、由紀と海鳳、池之宮のタイムリーですでに5点を取っている。ここまで12連続奪三振、完璧な投球ペースで進んできている。自分でも驚きを隠せていない。
篤史「(本当にすごいな。あのストレートだけで抑えられるっていうのは本当にすごい武器だ。だけど…それだけでは上には上り詰めることができない。もっと…もっと。)」
 ギィイイン!
由紀「っしゃああ!!」
 由紀の調子もすこぶる良い。初回の二塁打にタイムリーツーベース、そして今由紀はサードへと向かっていく。
 ズザザザザ セーフ!
由紀「っしゃあ!!」
 またスリーベース、この絶好調のまま…勝ち進んでいけば…!
 ギィイイイン!
海鳳「よっしゃああ!」
 ギィイイン!
池之宮「っし!!」
 キィイイイン!
新天「よし…。俺も二人に負けてないからな!!」
海鳳「おうおう! 四番は俺がとってやるからな!」
池之宮「へっ、ぬかせ。」
 皆の調子も上がってきている。あとは…私がこの打線をしっかりと抑えていけば…勝てる!

 埼玉明治高校、地区大会にて
 ギィイイン!!
森「っしゃああ!!」
 シュゴオオオ バシン!
高野「っしゃあ!」
森「ナイス完投! ありがとよ。」
高野「こちらこそ。地区大会を勝ち抜いていけば…。また日高たちと試合が出来る。」
森「ああ、わかっているさ。あの二回戦のかりはきっちりと返させてもらうからな!」
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10.13
「レイチェル先生。」
「ああ、シンヤ君。どうしたの?」
「手伝って欲しいことがあります。今回の事件に関してで…。」
「はいはい。」
 レイチェル先生はいすに座って話しを聞こうとしていた。俺もゆっくり話すためにいすに座る。
「今回の事件、バラバラ事件ですが…。先生は正直、今回のことに魔法は使われていると思われますか? もしくは人間ではない可能性はありますか?」
「いえ、私が調べた限りではそうとは思えないわ。それなら切られた痕に魔法が使われた痕跡が残るもの。それが切ったものによるものか、もしくは本人が魔法を使ったかもすぐにわかる。けどこの切り傷にはそれが見当たらなかった。」
「ということは人間で…確定ですね。」
「ええ、しかし人間以外の生物までも殺害している。その中には簡単に切れない種族までいるのに…。なんて力をもっているのだろうか。」
 レイチェル先生すら驚いていた。この事件は…そして犯人を逮捕するためには…。
「とにかく、何か手がかりがないと本当に厳しいわね。」
「ですね…。」
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10.13
 ギィーーン!
篤史「ふぅ…。」
 新山のバッティングが終わった。すべての球を良い当たりで終えていた。これだけ出来るのだから、スタメンにいてもおかしくないのに…。
篤史「はぁ…やっぱ疲れるね…。」
真菜「そうなるのね…。」
篤史「真菜さんのせいではないですから。あ、ちょっとトイレ行ってきます。」
 そういって新山はトイレへと向かっていく。新山の様子は…いたってどこも変わっていなかった。いつもの練習で疲れている様子をみているから、いつものように見えてしまう。
銀杏「あ、先に私打ってきますね。」
 そういって銀杏がバッティングゲージへと入っていく。
真菜「ねえ、亜弓?」
亜弓「はい?」
真菜「もしかして篤史のことが好き?」
亜弓「……うぇえ!?」
佐奈「えー、そうなの。どこを見て好きになったの?」
 二人からなにかと茶化される。けど…たしかに好きだという気持ちはまったく変わらない。
亜弓「…一目惚れです。」
真菜「そうなのね…。いいじゃない。私は応援するわよ。」
亜弓「えっ?」
真菜「あの子は昔から私達が守ってきたし、その時は好きだったわよ。でも今は見守っていたいという気持ちの方が強いわね。」
佐奈「あの頃は私と真菜姉で喧嘩していたのよね。でも…今は私も同じ気持ち。頑張ってね。」
亜弓「は…はい!」
 私はまさかの返答に驚いた。私の…恋を応援しているのだろうか。そして私が好きだということを知っていたのだろうか…。いや、気づいたのかもしれない。でも…言ったからには…頑張らないと…!
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10.11
「情報は見つかったか?」
「いえ、まだです。」
「そうか。」
「レヴィさん、過去50件の同一事件に関しての資料を持ってきました。」
「ありがとう。」
 俺は情報を調べながら過去にアレリアが行った殺人の資料を見始めた。とにかく共通する点はバラバラ死体、そしてその肉片を縦に積み上げていく傾向がある。何かの宗教に関することなのだろうか。しかしどこの資料を見てもそのようなものは出てこない。だとしたら何で縦に積み上げていくのだろうか。彼女にしかない発想か、もしくは彼女にしか見えない何か…。
「レヴィ、ちょっと遅れた。」
「おお、ナオか。向こうの仕事は大丈夫なのか?」
「ええ。今日は午前中のみだったから。それに向こうから許可をもらって事件に関する新聞を集めてきたわよ。私達の新聞だけではなくて他の所、週刊誌なども探して見つけてきたわよ。」
「ありがとう、助かるよ。何か気になる点はあったか?」
「ええ、一つだけ。」
 そういってナオは資料の一つを開いて俺に見せる。指をさす箇所には特集と書いてあった。
「これは?」
「切れ方を見てとある剣の達人が言ったことらしいのだけどね。我流の切り方をもっていると前に話したことあるよね。」
「ああ、それは事前情報でもお話した通りだ。」
「それだけじゃなくてね、ここ。凶器に使われているのは刀でも大剣でもない。かといって斧や普通の包丁、ノコギリでもない。使われているのは刺身包丁、大きい物だということがわかったわ。」
「なぜそう言える?」
「私はこの人に会った事もあるし、テレビにも出ていた経験もある。その道では有名な人だから切り口などを見て、刃物の種類がわかったらしいよ。」
「なるほどな。一応情報の一つとして調べてみるよ。」
「ええ。それにアレリアも相当腕のたつ人なのは間違いない。切り方的におそらく二刀流ではないかと…。」
 二刀流、となると剣技の中でも絞ることが出来るかもしれない。何か…それにつながる情報があれば…。
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10.11
銀杏「終わったの? って…あ、真菜さんと佐奈さん!」
佐奈「お久しぶり。」
銀杏「お久しぶりです! 真菜さんと佐奈さんも練習しにですか?」
真菜「そうよ。今日は知り合いもいるからね。」
 そういうと銀杏は私の顔を見る。そして何かに気がつくように目を丸くしていた。
銀杏「甲子園に出ていた日高亜弓さんですか! 始めまして、山茶花桜の妹の山茶花 銀杏(さざんか いちょう)です。」
亜弓「よろしく。でも私の名前も…知られているんだね。」
 私は自分の名前が知られていることに驚きを隠せなかった。いろんな人に知られているのは間違いないのだけど…。やっぱり慣れていない。いつもいつも照れたり恥ずかしかったりの繰り返しだ。
銀杏「……え? …もしかして新山篤史さんですか?」
篤史「そうだよ。一度、会ったことあったよね。」
銀杏「はい、一度中学一年のときに姉の桜と会ったことがあります。でも…どこにいっていたのですか?」
篤史「まあ…事故だったんだけどね。でももう大丈夫だよ。」
 そういって新山は笑って答えていた。怪我と聞いたとき、真菜さんの顔があまり良い顔をしていなかった。二人に何か関係があるのだろうか…。
佐奈「それより、バッティングしましょう。篤史君、先にやってくれる?」
篤史「わかりました。じゃあ行ってきますね。」
 そういって新山はお金を持ってバッティングゲージの中へと入っていった。球速表示は150km、プロの中でも速い人たちの球速になる。佐奈さんや真菜さんもこれぐらいの球は簡単に投げられるのだろうか。
篤史「よし…。」
 新山が構える。構えを見て私は体がゾクゾクした。バッティング練習でも見ていつも感じるけど…新山のだけ特殊な何かを感じる。一緒に…野球がやりたくて仕方がないというか…。
 シューーーギィイイイン!
 ボーン! パラララー
佐奈「いきなり当てた…。あの時みたいな感じがするね。」
真菜「ええ。」
 まさか…昔からこんな感じだったのだろうか。とんでもないバッティングセンスだ…。
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10.09
「本当にやっていくつもり?」
 昼休み、ベンチに座っている俺にクレイナが問いかけてきた。俺は大きく深呼吸をした後に答える。
「ああ、本気さ。」
 俺は力強く答える。だけどなぜか心の中では不安が残っていた。本当にやっていけるのか。そして命の危険性さえあるこの事件に本当に立ち向かうことが出来るのだろうか。という思いが…。
「やっぱり悩んでいる。」
「えっ?」
「顔に出てる。」
「ははっ、困ったな…。」
 クレイナにはすべて見抜かれていたようだ。無表情ながらもしっかりと心の中は読まれているようだった。
「私は本気だよ。」
 学食を持ちながらナーニャがテーブルまで向かってきた。ナーニャは俺とクレイナの顔を見て真剣そうな表情を見せた。
「確かに怖いよ。でも…やるべきことはやる。私たちは…そう言ったのだから。」
「そうね、やらないとね。」
 ナーニャとクレイナはしっかりしている。自分はあの場で言いながらまだ迷いがあった。でも…二人とも本気なら…。
「よし、気合いれていこう。」
「ええ、犯人逮捕に向けて!」
「頑張ろう。」
 俺たちは声を掛け合う。これからの事件に立ち向かうには…仲間たちの力が必要だから…。
line-s
10.09
 ギィイーン!
亜弓「へぇ、硬式専用のバッティングセンターなのですね。」
篤史「なんだろう…懐かしく感じますね。」
佐奈「そうよね、篤史君はしばらくアメリカにいたからね。」
真菜「プロ野球の世界に入ったら、私もこのバッティングセンターに通うのが難しくなるのよね。」
 真菜さんが車を駐車場に止めながらつぶやく。そうか…真菜さんはおそらくプロに指名されると思われる。となると生活も…。
真菜「どこに呼ばれても頑張っていかなければいけないからね。挨拶はちゃんとしていくつもりよ。」
佐奈「佐奈姉、篤史君が帰ってきてからしゃべるようになったね。」
真菜「…うれしいからね。」
 真菜さんがうれしそうな顔をしている。それだけ…新山には期待しているということなのだろうか。
亜弓「人もけっこういますね。」
篤史「たまにプロの選手も来たりしているよ。」
 ギィイイン!
佐奈「やってるやってる…。あれ? 奈菜じゃない?」
 佐奈さんが声をかける方を見る。バッティングゲージから一人の女の子が出てきた。あれ…どっかで見たことがあるような。
奈菜「あれ? 真菜姉さん、佐奈姉さん。」
真菜「バッティングセンターにいたのね。」
奈菜「ええ、今日は銀杏も一緒に。」
亜弓「銀杏?」
奈菜「あ、亜弓さん。こんにちは。お祭り以来ですね。」
亜弓「お久しぶり。銀杏って誰?」
奈菜「山茶花桜さんの妹です。私と同学年の…。ほら、あそこに。」
 ギィイイイイン!
 きれいなスイングでバッティングをしている女の子、そしてきれいな灰色の髪、短いながらもどこか姉に似ているような気がした。その子が振り返ると姉と同じカチューシャをしている。あれに間違いない。
篤史「お久しぶり。」
奈菜「……うぇえ!? あ、篤史兄さん!? か、帰ってきたのですか?」
篤史「ああ。」
亜弓「兄さんって呼んでいるのですね。」
奈菜「あ、えっと。昔から仲良くしていただいたので…。」
 なるほど…新山と真菜さん、佐奈さん、奈菜はまるで家族みたいな仲だったのか…。
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10.07
 シンヤたちがホテルへと戻っていくのを確認した後、俺は荷物の整理をした。リーナも今回の事件のために準備をしている。
「本当にいいのか?」
 俺はリーナに問いかけた。
「何が?」
「あの子たちに協力してもらうことだ。一応まだあの人たちは学生だ。先生やナオはともかく、精神面的にはまだ幼いぞ。」
「だからこそ出来ることがあるでしょう。無理はさせないわ。けど…そうでもしてもらわないと今回の事件は一筋縄ではいかないわよ。」
 リーナの言葉に俺はつばを飲む。たしかに今回の事件はとてつもなく難しい事件になる気がする。これだけの情報の少なさ、そして一向に減らない被害者数。この状況を打破するには何か…何か法則があるはず。
「はい…。」
 リーナは突然袋を取り出して俺に渡してきた。てかなかなかに大きい。いったいこれは何が入っているのだろうか。
「見てみて。」
「あ、ああ。」
 俺はリーナに言われるがままに袋の中を見る。中には大量のお菓子が入っていた。いったいなんでだ? てか…俺の好きなお菓子ばかりだ。
「お菓子、食べてもいいから。その代わり今回の事件に関してはよろしくね。あなたの力が絶対に必要だから。」
「…ああ、まかせろって。」
 俺は袋の中にあったお菓子を開けて口の中に入れた。よっしゃ、気合いれてフル回転でやっていくか!
line-s
10.07
佐奈「御馳走様でした。」
真菜「行きましょう。」
 私たちは食べ終えてファミレスを出る。真菜さんがカギを取り出した。もしかして…車のカギだろうか。
篤史「あれ? 真菜さん車買ったのですか?」
真菜「ええ。免許持っているのは知っているはずよね。この前良い新車を見つけてね。」
亜弓「そうだったのですね。しかも…なんだか良さそうな車。」
 会社のマークを見ると日本車なのがわかる。だけどちょっと…リッチというか、カッコ良いというか。運転席のシートがいかにもレースっぽい? 感じに見えていた。
篤史「もしかしてMT車です?」
真菜「そうよ。」
佐奈「一応私もMT免許を持っているから運転できるのだけどね。運転は私より真菜姉の方が上手にできるからね。」
 二人とも、運転ができるのか。私もいずれは運転免許を取るのだろうか。とにもかくにも…真菜さんと佐奈さんのステータスが本当にすごい。なんというか…すでにプロ野球選手なのではないかという雰囲気が…。
亜弓「どこのバッティングセンターに行くのですか?」
佐奈「そうねぇ…私達の行き着けの場所でもいいよね。ここからそう遠くはないし。」
真菜「ええ。それじゃあ行くわよ。」
 真菜さんが車を運転し、発進する。なんだか…とても心地が良い。この三人がいるということが…なぜか心地よく感じてしまう。
篤史「日高もバッティングやっていくか?」
亜弓「あ、うん。せっかくだからね。それに私もピッチャーとしてだけじゃなくてバッターとしても立つことになっているからね。」
 私も…バッティングを出来るようにならなければ。チームに迷惑をかけないようにしなければ。
line-s
10.05
「こんばんは! シーナさん!」
「こんばんは。かたい挨拶はいらないわ。」
 シーナさんが入った瞬間に、多くの人たちが挨拶していった。俺たちは指示されたように席に座る。全員が席に座ると前にシーナさんとリーナさんが立っていた。そしてすぐにシーナさんは表情を変えて前を向く。
「それでは、特別会議を始めるわ。今回は数人の協力がある。よろしく。」
 俺たちはお辞儀をする。目の前にいるのは本物のWPPのメンバーたち、面構えがまったく違う。そこに馴染んでいるナオさんは何回か手伝ったことがあるのだろう。いろんな人が見れる。変わった感じの人もいれば真面目そうな人もいる。
「さてと、今回の事件だけどかなり情報が少ない。だから多くの人に動いてもらうことになる。」
「そこでなのだけど、今回は情報に関してはこの協力してもらう人たちに行ってもらうわ。皆はその情報を元にしっかり調べていくこと。」
 ということは俺たちがかなり重要な仕事を任せられるということか…。本当に大丈夫かな。でも…やるからには…やるしかない。
line-s
10.05
亜弓「ふぅ…。」
 私は飲み物を一口飲み、一息ついた。真菜さんと佐奈さん、新山はいたって普通の顔で座っていた。
佐奈「篤史君はもう平気なのね。」
篤史「まだ完全に復帰できるとは言えませんが、野球の練習で仲間たちと同じメニューをこなせるぐらいまでは。でもやっぱり体力は落ちていますが…。」
真菜「そうなのね。」
篤史「真菜姉さんは悪くないですよ。」
 周りが暗い空気に変わる。何とか、何とかしたいけど…。何を言えば…。
篤史「あ、そうそう。今度雑誌の表紙とメインのお代で真菜姉さん、モデルになるの決まったのですね。おめでとうです。」
真菜「ありがとう。撮影するのも佐奈なんだけどね。」
亜弓「佐奈さんが写真撮るのですね。」
佐奈「まあ、真菜姉のことを一番知っているのは私だからね。」
 真菜さんがモデルの本、どんな感じになるのだろうか。そんなことを話していると頼んでいたものが来た。新山にフォークとスプーンをもらうと食べ始める。おいしい。ファミレスのパスタにしてはかなりおいしい。
真菜「うん、いいわね。」
佐奈「おいしいね。」
篤史「そうだ…。真菜姉さん、佐奈姉さん。この後バッティングセンター行きませんか?」
亜弓「えっ?」
 新山が突然提案をする。その言葉を聴いて真菜さんと佐奈さんはうなづいた。
真菜「いいわね。私は行くわよ。」
佐奈「私も! せっかくだから篤史君のバッティング久々に見てみたいし。亜弓もいきましょう!」
亜弓「は、はい。」
 バッティングセンター、真菜さんと佐奈さんのバッティングが見ることが出来る貴重な機会にもなる。どんな感じになるのだろうか。
line-s
10.01
「あの…その中にスフート族はいますか…?」
 ナーニャが突然顔色を変えてリーナさんに問いかけてきた。リーナさんは携帯の画面を目の前に映した。そして資料を探っていく。
「そうね…無いわね。でも同じエルフとして…3人が犠牲になっているわね…。」
「そうなんですか…。」
 ナーニャは悲しそうな顔で下を向いていた。この犯人を捕まえるには…何をすれば良いのだろうか。これだけ難しい事件をいきなり手伝うことになったけれども、俺達が出来ることは…何があるのだろうか…。

「うわぁああっ!! ああっ!!」
「どうしたの…いきなり目を覚まして…。」
「人が…たくさん…。こんなにも…怖い…。なんで私を…否定されなきゃ…ああっ。」
 ガチャ!!
「はぁ……はぁ……。」
「刃物を振り回さないこと…。おばあちゃんのことは、殺してもいいけど…。見失わないことよ…。」
「……はぁ…。私には…おばあちゃんを殺したくない…。守りたい…。」
「そう……。落ち着いた?」
「……はい。」
「いいこね…。飲み物でも飲むかしら?」
「飲みます…。」

「さてと…本部に着いたぞ。すでに捜査本部の部屋を用意してあるからな。そこにいくぞ。」
 レヴィさんが俺たちを誘導してくれる。大きな道を進んでいき、エレベーターへと向かう。夜遅いのにこんなにも多くの人がいるなんて…。俺たちはとんでもない所にやってきたようだ。
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reser42

Author:reser42
自作小説などいろいろつぶやいていきます

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