FC2ブログ
line-s
--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

line-s
04.30
「皆、準備は大丈夫?」
「私たちは大丈夫です。着替え始めましょう。」
 私と紅音さんは声をかけて着替え始めた。私たちはすぐに今日のライブで使う衣装に着替える。そしてすぐに着替え終わるとメイク担当の人たちがやってくる。私たちは鏡の前に座ると担当の人たちがすぐにメイクへと取り掛かった。
「緊張してる?」
「まあ、少しね。」
 私たちはいつものような会話を続けながらメイクが終わるのを待っていた。しかしあっという間にメイクが終わった。こんなに早く終わるとなんだか不思議な気分になる。私たちと紅音さんたちのメイクが終わるとすぐにステージへと向かっていく。最終確認のために私たちは準備をしなければいけない。
「それじゃあ最終確認入ります。まず音響の方、お願い致します。」
「わかりました。」
 私たちはすぐに音響のチェックに入る。全員のマイク音量の調整と音楽の調整が終わると紅音さんがスマートフォンをもって私たちの所へと近づいてきた。
「ねえ、現在の外の様子。すごくない…。」
 紅音さんがスマートフォンを見せるとライブ会場の外の様子がうつされていた。まだ数時間あるというのにすでに列に並んでいる人たちいた。こんなに…たくさんの人たちが見に来てくれているなんて。
「すごい人だね。」
「うん…でも見に来てくれた人たち全員笑顔にさせようね!」
「もちろん!」
 私たちは意気込んで声をかけあう。ライブ開始まで…あと二時間。
スポンサーサイト
line-s
04.30
審判「礼!」
皆「しゃああっす!」
 私たちは大きな声をだして挨拶をした。先輩と一緒に出来る最後の試合、私はベンチスタートだけど…途中から試合に出してもらえることになった。桃音さんはもちろん四番にいる、そして由紀は六番にすわっていた。あのスタメンでまた戦えるなんて。
卜部「(二年生投手の葛西が先発か。甲子園で活躍したあの投手とも戦えるなんてな。楽しんでやるぜ。)」
 シュゴオオオ ギィィン!
卜部「っらあ!」
 卜部さんは初球から思い切り振っていく。打球は二遊間へと転がっていく。ショートがしっかりと捕球してファーストに投げる。
 バシン! ダッ!
 アウト!!
卜部「ふぃー、全力で走ったけど間に合わないか。」
府中「卜部、何も考えずに振りすぎだ。」
卜部「うっせ!」
 いつもの感じがやってくる…。でも…これが最後になってしまうのが怖いというか。心配になってきた。
 シュゴオオオ ギィーン!
桃音「オーライ!」
 府中先輩はサードフライ、でもとても楽しそうな顔をしていた。こんなに先輩たちが楽しんでやっているのを見ると、出たくて出たくて仕方がなくなる。早く、私の出番がやってきて欲しい。

 ギィイイイイイン!!!
芦毛「(うわ、やられた。)」
桃音「ふぅ…。」
由紀「(どこまで飛ばすのよ…。さすがに無理。)」
 ドッ!
葛西「ナイスバッティングです、安富さん!」
 二回、桃音さんのレフトへの大きなホームラン、スクリューを完璧に捕らえて引っ張っていった。これが…高校三大バッターの一人である桃音さん。なんてバッターなのだろうか。
桃音「いえーいッス!」
葛西「よし、俺もしっかり抑えていきますよ!」

 ギィイイイン!
葛西「うそっ!」
府中「(俺だって意地はあるんでね。)」
 ドンッ!
芦毛「ナイスバッティング府中!」
卜部「やるじゃねえか。」
 府中先輩のホームランも飛び出していく。これで同点、試合は振り出しへと戻っていく。そして…打たれてもなお楽しんでいる相手チームも目の前に見えていた。
日下部「日高、次の回からいくぞ。準備しておけ。」
亜弓「は、はいっ!」
 私の出番…次の回からあのチーム相手に投げることになる。桃音さんとも対決が…出来る!
line-s
04.28
 チュンチュン
「…朝。いよいよ今日。」
 私は誰よりも早く目を覚ました。窓からは日差しが指してきている。私はまぶたをこすりながらカーテンを開ける。まぶしい光が入って来た。目が慣れてくると綺麗な景色が目の間に現れた。目の前には大きなライブ会場、これからここで…ライブを行う。私たちは…皆に笑顔を届ける!
「千代乃、おはよう。」
「恭花さん、おはようございます。」
「ん…皆起きてきたんだね。」
「ふわぁ……おはよー。」
 私が起きると同時に皆が目を覚ます。いよいよ挑戦の日を皆で迎える時が来た。私たちはすぐに寝巻きから着替えて朝食の場所へと移動していく。
「あ、千代乃! おはよう。」
「紅音、おはようございます。」
 食事所へと到着すると紅音さんたちがやってきた。紅音さんたちも朝早くから起きていたみたいで、リラックスした表情をしていた。私たちもその姿をみてすぐにリラックスし始めた。
「今日は…よろしくね!」
「こちらこそ! 楽しんでいこうね!」
 紅音さんは笑顔で私の肩をポンと叩いた。私もうんとうなづいて笑顔になった。
「ねえ、それより食べようよ! おなか減っちゃったし。食べなきゃライブで力だせないよ!」
 楓が笑顔で笑っていた。楓はすでに手にトングを持ってバイキングで並ばれたものをとっていった。私たちも…食べてエネルギーつけなきゃ!
line-s
04.28
亜弓「おはよう…。」
由紀「おはよう。私もこの時間に起きるのはけっこう辛いね。」
亜弓「ごめんね、私の特訓内容聞くのにこんなに朝早くからやることになって。」
由紀「いいのいいの、私も練習したかった所だし。」
 私たちは眠い目をこすりながら歩き続ける。学校に到着するとすぐ目の前に理恵が待っていた。
理恵「おはよう! 今日は野球の試合もあるって所だから私の練習している所を見てもらえるとうれしいな。」
亜弓「わかった。それを見て次から一緒に練習するってことね。」
理恵「もっち! 私は今着てきているけど、水着を用意しておいてね。」
由紀「それって私も一緒にやっても大丈夫?」
理恵「もちろん! 大丈夫よ。」
 私たちはそう話すと理恵はプールへと向かって歩き始めた。室内プールだから良いコンディションで行うことができそう。そしてプール内へと入っていくと理恵は更衣室へと入っていく。この時間になると誰も練習していない。朝早すぎるからかもしれない。
理恵「お待たせー。」
 すぐに着替え終えた理恵は準備運動を始めていた。そして準備運動を終えるとプールの中へとゆっくりはいる。
理恵「まず出来ることは水中スクワットかな。以外とやりたくても出来ない機会が多いと思うのだけどね、これは結構体に来るよ。」
 理恵はそういうとすぐに実践してくれた。実にスムーズで無駄のない動きをみせてくれる。しかも息を止めていなければいけないため、かなり辛い練習になりそうな気がする。でも…これをこなすことが出来れば…。
理恵「これを明日からやっていくの。できる?」
亜弓「はい、やります!」
 私は自信を持って答える。これをやっていけば…きっと野球にもつながってくる。成果が出てくるに違いない!
line-s
04.26
「さてと、皆寝る準備はできた?」
「オッケーだよ。」
「私も大丈夫。」
「携帯の充電もオッケー…。うん、いいよー!」
 私たちは寝る準備を終えると電気を消して布団の中に入った。明日はいよいよライブ当日、いろいろと緊張などあってうまくいけたかどうか心配だったけど、きっと本番は上手くいくはず。そう思いながら目を瞑った。
「ねえ、私たちとアイリングって本当に恵まれているよね。」
「恵まれている?」
 楓が静かな声で話しかけてきた。
「うん、このメンバーに出会えたのは奇跡だし千代乃がアイリングに会えたのも奇跡だと思う。そしてここまでやってこれたのも…。」
「そうね、私もまさかここまでトントン拍子で上手くいくなって思ってなかったもの。陸上の時だってそんな上手くいけることではなかったのに。」
「メイド喫茶にいたときもそんな感じじゃなかったなぁ。でも私たちだからこそできたのかもしれない。アイリングもあのメンバーだからこそなんだと思う。」
 私たちが出会えたことによってこの奇跡は続いていくのだろうか。そしてアイリングと出会えたことによってこの奇跡は…いや、続けさせてみせる。私が望んでいることはなによりも観客に笑顔になってもらいたいから。
「そうだね。これがずっと続くように明日、がんばろう!」
「うん!」
「そうね。」
「まかせて!」
line-s
04.26
皆「ありがとうございました!」
 先輩たちとの試合が終わってトンボかけがすぐに始まる。一緒に野球が出来るのは明日で本当に最後、しかも関西大阪との試合になっている。府中先輩と芦毛先輩、そして卜部先輩レギュラー陣との試合がもう一度できるのがすごくうれしい。
府中「さて、最後の試合が明日に待っているが関西大阪との試合だ。だが相手もそうだが楽しんでやるだけではなく、本気で試合に臨んでほしい。だから明日まで皆、よろしくたのむ!」
皆「はい!」
 私たちは先輩たちの挨拶が終わると解散した。そして私は由紀と共に荷物を持って校門まで行く。そこに真希と瞳、そして理恵が待っていた。
理恵「お疲れさまー!」
由紀「あ、理恵いたんだね。おつかれー。」
真希「ねえねえ、明日は試合なんでしょ?」
亜弓「そうだよ。先輩たちと試合ができる最後の日だよ。」
瞳「そうなんだ! そういえば最後の時も三由先輩と美琴先輩が来るってね。」
 私たちは先輩たちとの最後の時だと知りながら少しいままでのことを考えてみた。
理恵「私たちも先輩たちが引退したけどこれから私たちがそれぞれ頑張らなきゃいけないからね。結果を残して先輩たちに勇気を与えてあげるんだ!」
由紀「なるほどね、私たちができるのもそれがあるわね。」
 私たちは明日に向けて頑張らなければと決意した。
桃音「ここにいたッスね。」
亜弓「あ、桃音さん!」
桃音「どもッス。明日はよろしくッスね。」
由紀「よろしくお願いします。でもなんでここに?」
桃音「ちょっと挨拶をね。明日試合だから今日はこの近辺のホテルで皆で泊まっているわけッス。」
 桃音さんと高校生の間に出来る最後の試合。悔いの残らないように頑張らなければ。
line-s
04.21
「おつかれさまでした!」
 私たちと紅音さんたちは練習を終えて更衣室へと移動していく。私たちは汗を拭きながら着替え、シャワー室へと向かっていく。
「お疲れ様。結構疲れたわね。」
「はい、疲れました。だけど後半上手く出来るようになってよかったです。」
「そうね、自分のやり方がしっかりと出来ていれば問題なかったわね。ちゃんと流れを戻すことが出来たから。」
「それなら明日も大丈夫ね、私たちはここまで自身を持って練習してきたのだからいけるはず。」
 私たちは笑顔でシャワーを浴びていた。明日は…集中すればきっと大丈夫なはず。
「それにしても千代乃、なかなか良い胸ね。」
「な、何みているんですか! エッチ!」
「紅音ってエロいのか。でもそういう紅音は意外と…ねえ。」
「なによ! 悪かったわね! いいじゃない! 平均なんだから!」
「でも千代乃って体はすごく細いよね。」
「あ、うん…。まあ昔からの名残かな…。」
「恭花さんは…ふむふむ。」
「やめてよ、そういうのは!」
line-s
04.21
 ギィイン!
卜部「よっと!」
 バシーン!
芦毛「ナイス、卜部!」
 試合は均衡したまま進んでいく。私もあまり打たれないように投げていいるが芦毛先輩も負けじと良い投球を見せていた。しかし由紀は全打席ヒット、私が投げるのもこの回が最後になってくる。このまま館川に交代していけば問題ないはず。

 ギィイイン!
由紀「オーライ!」
 バシン アウト!
亜弓「よし…。」
府中「(とらえることは出来なかったか。)」
 私は無難に抑え、失点0でマウンドを降りることができた。私は由紀とハイタッチをしてベンチへと戻る。
亜弓「ふぅ…。」
由紀「おつかれ、ナイスピッチング。」
亜弓「ありがとう。それじゃあストレッチしてくるね。」
 私はすぐにベンチ裏へと移動してすぐにストレッチを始めた。私は腕を伸ばしていくとその右側から飲み物がトンと置かれた。
瞳「お疲れ様!」
亜弓「ありがとう。」
理恵「やほー!」
 その隣には理恵がいた。練習が終わったばかりだろうか、荷物を持って私の顔をのぞいていた。髪の毛はややぬれている感じが見られる。
理恵「そうそう、ここに来た理由なんだけどね。プールを使った練習を取り入れたらどうかなって相談なの。」
亜弓「プールを取り入れた練習? ちょっと気になるかな。後で終わったら電話か何かくれる?」
理恵「もちろん! それじゃあ又後で!」
 理恵は楽しそうに部屋を出て行った。プールを使った練習…上手くいくかな。
line-s
04.16
「それでは休憩お願いします!」
 私たちは前半の練習を終えると控え室で休憩を始めた。隣には紅音さんが座っている。私も座ると大きくため息をついた。いつものように出来なかったことが…悔しかった。紅音さんもタオルで汗を拭くと私の方を見る。
「ごめんね、私たちがふがいない練習を見せてしまったから…。」
「いえ、私たちもあの大きさとプレッシャーに負けてしまいました。」
「そうね…。だけど…私たちのやるべきことをやるだけよ。それに…今日が本番じゃなくてよかったじゃない。」
「そうだね、そう考えれば気持ちが楽になるよね。」
 私は紅音さんとふたたびハイタッチした。飲み物を飲むと紅音さんが自分の頬をパンパンと二回叩いて気合を入れなおしていた。
「さて、後半もいくわよ!」
「はい!」
 紅音さんたちは気合を入れてステージへと移動していった。それを見た楓が立ち上がった。
「私たちも負けてられないわね。」
「うん、頑張って私たちもミスを消していかないと!」
「宇宙に恥をかかせるわけにはいかないからね!」
「そうね。みんな、次は頑張るよ!」
「おー!」
 私たちも気合を入れなおしていった。次はもっと頑張らなければ。
line-s
04.16
芦毛「これでもし二年生たちに負けたらどうするんだ?」
府中「ははは、そりゃありえるかもな。」
卜部「さてと、俺からの打順か。」
 私たちは練習を終えてすぐに引退試合が始まった。私の球が通用するか…今勝負すべき!
 シュゴオオオオ バシン!
 ストライクワン!
卜部「(おいおい、入部したときの試合よりヤバくないか?)」
 シュゴオオオ ブシィ バシン!
 バシーン!
 ストライクバッターアウト!
卜部「はは、ははは。」
芦毛「おいおい! なにやっているんだよ! なら俺が!」
 バシーン! ストライクバッターアウト!
亜弓「っし。」
友亀「ツーアウト! ナイスピッチング!」
由紀「いいね亜弓。」
 卜部先輩、芦毛先輩と連続三振を取った。そして次は早くも府中先輩、気合入れていかなければ…。
 シュゴオオオオ ギィイイン!
亜弓「えっ。」
府中「悪いな日高! 思い切り振らせてもらった!」
由紀「いかせないよ!」
 バシーン!! アウトー!
府中「はは、あれ追いつくのか。」
 いきなり打たれたがなんとか由紀がおいついてアウト、スリーアウトチェンジになった。
亜弓「ナイスキャッチ!」
由紀「ありがとう! でも次は私がバッターだからすぐ準備しなきゃ。」
 由紀はベンチに戻るとすぐにバッティンググローブをつける。そしてすぐにバッターボックスに入る。
芦毛「(いちばんヤバいのが先頭かよ。)」
 由紀はゆっくりと構える。芦毛先輩もすごい集中力で構える。
 シュゴオオオ
由紀「(ストレートもらい!)」
 ギィイイン!
 由紀はすぐにストレートをセンターへと運んでいった。これ…もしかして私たちが勝ってしまうのではないのだろうか。
line-s
04.14
「はぁ…、はぁ…。」
「では次、ピュアプラチナさん。」
「は、はい!」
 私は係りの人たちに呼ばれてステージの中央へと走っていく。紅音さんは汗をかきながら手を振っていた。そして私が近くによっていくと紅音さんの笑顔が見えた。だけど…いつもの笑顔ではなかった。苦笑い…そんな感じの。
 パチン!
 私と紅音さんはハイタッチをした。しかし何も良い感じをしなかった。むしろ嫌な雰囲気がただよっていた。紅音さん…。
 私たちは気を取り直してダンスと歌をこなしていく。だけど…私たちもいつもの感じじゃなかった。声が通らない、遠くまで響かない…。いつものダンスのキレがない。頑張っているのだけれども…みんなが上手くいっていない。私も…なんだか…辛い。

line-s
04.14
亜弓「ありがとうございました!」
 私は挨拶をして休憩場所へと向かっていく。実践形式の練習はなかなかの結果で終えることができた。池之宮や新天を抑えることが出来たが、海鳳のセンター前ヒットで由紀がホームに帰ってきて1点を取られた。それ以外は完璧に抑えることができた。でも…もっと主軸選手たちからアウトが採れたらと思った。でも収穫はあった。
由紀「亜弓、ストレート良いノビだったけど…リズムが単調すぎたよ。」
亜弓「リズムが単調だったのね。」
由紀「リズムをあえて崩したり、ストレートの球速のバランスも大事よ。そろそろ全力投球だけじゃなくて、他の投げ方も覚えないといけないよ。これから先発としてどんどん投げていくのだから。」
 私もそろそろいろいろと考えて投げれるようにならなければ。いろいろと考えて投げるように意識して…。私は考えながら着替え終えるとストレッチをしながらグラウンドへと戻っていく。
府中「おお、日高か。」
芦毛「練習お疲れ様。」
亜弓「府中先輩!」
由紀「こんにちは!」
 私たちは挨拶をする。明日からは先輩たちが合流しての練習、そして最後の引退試合などが待っている。頑張って…よい所を見せなければ。
line-s
04.13
「さてと、みんな準備はできている?」
「私は大丈夫よ!」
「こっちも準備はできているよー!千代乃はどう?」
「大丈夫よ!」
「さて、頑張っていきましょー!」
 私たちは声をかけていく。楓もアリスも、恭花さんも声をかけあう。私たちの練習の出番はまだだけど、まずアイリングのライブ様子を見なければならない。頑張って、紅音さん。
「さて、いっくよー!」
 紅音さんが声をかけてライブが始まる。曲が始まると同時に紅音さんが歌いだす。他のメンバーも楽しそうに動き始める。
「おっと。」
 あれ? あんなところでは絶対にミスしないはずの場所で紅音さんがステップを間違えた。でもたしかにこれだけ大きな会場だと緊張もするはず。大丈夫、進んでいけばきっと落ち着いてくるはず!
「っと。」
「…あれ?」
 紅音さんだけではなく、ほかのメンバーたちもミスが出てきた。それが続いていくとなんだか不穏な空気がやってきた。ミスがミスを生んでいく、普段のアイリングならこんなことは無いはずなのに。でもなんだか変な感じがする。本当に嫌な感じが…。
 ジャーン
 曲が終わる。紅音さんの顔からは笑顔が見えない。それだけじゃない。他のメンバーたちも何か暗そうな顔をしていた。本当に…心配になってきた。大丈夫かな…。
「次お願いします。」
 紅音さんはただ、声をかけて続けている。見ているこっちがつらい気持ちになってきた。
line-s
04.13
亜弓「ふぅ…。お願いします!」
 私はマウンドにたって私は深呼吸をする。実戦形式の投球、レギュラーメンバー皆が一打席という条件でのマウンドは不思議な感じがした。しかも先頭は由紀からという打順、由紀と対決するのは初めてかもしれない。
由紀「お願いします!」
 私はいままでのことを忘れて一人の敵だと思いミットを見る。サインはストレート。低めに決まればきっと由紀だって!
 シュゴオオオオ バシン!
 ストライクワン!
由紀「(やっぱり亜弓のストレートは伸びるし出所がわからないね。でも…意識さえしてしまえば!)」
 由紀は私の顔を見てものすごい集中力をみせている。私もそれに負けないように集中する。もう一球ストレート、外角低めならそう簡単に打たれないはず!
 シュゴオオオ
由紀「っと!!」
 ギィイイン!
亜弓「うわっ!」
 打球は私の体の右側へと飛んでいき、センターへと向かっていく。完璧に打たれた、私のストレートが…たった二球で由紀にとらえられてしまった。なんてセンスの持ち主なんだろうか。だけど…いつかは…。
line-s
04.09
「さてと、ここが会場だね!」
 私たちは朝から明日から行われるライブ会場へと入っていく。観客と同じ目線をみたいため、通常の入場口から入っていく。そして入った瞬間…。
「なにこれ…すごい!」
「セッティングもすでにできているのね! 私たちのカラーリングもできている!」
「おお! これは放送する価値あるよ! いますぐ宇宙と交信しなければ!」
 皆は口々に驚いていたが私は言葉が出てこなかった。あまりにも良い場所すぎて…私たちがやっても良い場所なのだろうか? だけど…ここまでやってきたんだ。このライブを楽しまなければ。それにあのドームの時とはまったく別の感じがする。今度は私とアイリングだけでやらなければいけない…。だから…もっと難しいのかもしれない。
「さすがのセットよね。」
「あ、紅音さん。そうですよね…。すごく良い場所です。」
 紅音さんが隣にやってきた。紅音さんの目もキラキラと輝かせている。
「アイリングとピュアプラチナの皆さん、さっそくですが音響チェック入りますので確認お願い致します!」
「わかりました。」
「了解です!」
 私たちはすぐにステージの近くに移動して荷物を置く。ステージの上にたつとマイクを渡される。だけどそれより驚いたのはこのステージの広さ、あまりにも…すごすぎるというか…この雰囲気に圧倒されそうな感じがした。
「それじゃあ、マイクテストお願いします。」
「あ、はい! 千代乃です。よろしくおねがいします。」
「はいオッケーです。次お願いします。」
「はい、紅音です。お願いします!」
「はい、大丈夫です。」
 マイクテストをしていくと調整が行われる。これからが…本番になってくる。
「それじゃあ通していきますね。準備お願いします。」
「はい!」
 私たちはすぐに控え室へと移動する。本番と一緒のメイク、そして衣装。…よし気合いれていこう!
line-s
04.09
 バシーン!
亜弓「ふぅ…。」
 私は思い切り最後の球を投げ終えるとクールダウンに入った。キャッチボールを終えてブルペンから出ると実践形式の打撃練習が行われていた。今日は館川が投げる日、明日は…私が投げる番。そしてバッターボックスには由紀がいてランナーはなし。
館川「(簡単に打たせるか。この球で…!)」
 シュッ グググググッ
由紀「(パーム!)っと!!」
 ギィイイン!
新天「なろっ!」
 打球はサードの頭を越えてポトンとレフト前へと落ちていった。さすがというべきか、これが由紀らしいバッティングだ。
 ダッ
池之宮「ボールセカン! 早く!」
 由紀は一塁を蹴ってすかさず二塁を狙った。甲子園の時からだろうか、心なしか足が速くなっている気がする。一気に走っていく姿がとても楽しそうに見える。
 ザザザザ! セーフ!
亜弓「ナイスラン! 由紀!」
由紀「へへっ!」
 私は由紀に声をかけると由紀はガッツポーズをとった。だけど…明日は由紀と勝負しなければいけないのだろうか。だとしたら…どうやって抑えていけば良いだろうか。考えていかなければ。

日下部「集合!」
 監督が声をかける。皆が円の形になって監督を見る。
日下部「いくつかは連絡したと思うが、これから秋の大会に向けて練習試合が増えていく。どこも強敵ぞろいだぞ。まず三年生たちの引退試合を早めた。そこで向こうからの要望もあったのだが…。一二年生対三年生の試合の後、三年生を含めて関西大阪との試合を行う。」
海鳳「っしゃ! やる気出てきた!」
 あの桃音さんがいるチーム、それに桃音さんまでいる。いいチャンスかもしれない。もし出番が回ってきたら…。全力で挑む!
日下部「それが終わったら城洋大学付属高校、純涼高校、名電学園高校、憲大義塾高校と強豪と戦っていく。」
由紀「城洋といったら瑞華がいるわね。」
日下部「そして大会前、最後の締めだ。…富良野学院と戦ってもらう。」
館川「マジか!」
池之宮「絶対にホームランを打つ。」
 まさか…暁美さんとこんなに早くから試合ができるなんて…。でもこれは最終調整であって甲子園に向けて本番さながらの雰囲気がありそうだ。それなら…気合入れないと!
日下部「明後日から引退試合があるからな! 気合入れていけ!」
皆「はい!!」

真希「亜弓、こっちー!」
瞳「由紀は今トイレ行ってるよ!」
亜弓「はーい!」
 私は荷物をまとめて校門へと歩いていく。今日もいつものように帰ってお風呂はいろう。引退試合、関西大阪との試合、そして城洋大付属との試合が終わったら…二学期が始まる。勉強しておかなければ…。
 ドシューーン!!!
亜弓「!?」
 なんだ…この音。そしてこの雰囲気はなんだろうか。ブルペンの外からも伝わるこの雰囲気…いったい誰が投げているのだろうか。本当に…誰が。
由紀「亜弓! いくよ!」
亜弓「あ、うん!」
 私は戻ってきた由紀に呼ばれて走って校門へと向かっていく。でも…いつかわかるかな?

 ドシューーン!!!
深沢「ふぅー! 捕るのでも精一杯だ。こんなの今の高校生に捕れるやついるのか?」
篤史「はぁ……はぁ……。」
深沢「おいおい、無茶するなよ。明日はもう一度アメリカ行くのだろ。体調は万全にしておけ。」
篤史「はい。…でもほぼ挨拶だけなので。」
深沢「そうか。まあ無茶はするな。」
line-s
04.08
 ジャーーン!
「うん、これなら本番でも期待できそうだね! いよいよあさってだし…。今日は早めに切り上げよう!」
「はい! アイリングの皆さんも良い感じでしたよ。」
 私たちは汗をタオルで拭きながら目の前を向いていた。あさってはついに本番、私たちが望んでいたライブがやってくる。そして…。目指していたものがやっと…。
「千代乃、いよいよここまで来たね。でもこれはスタートだよ。」
「楓…。」
「そう、スタート。ここからまた楽しいライブを求めて頑張らなければいけないから。」
「世界中の人たちに笑顔を届けるまでは私はやめられないよ!」
「そうだね…。うん。」
「さてと、私たちも気合いれていきましょう!」
 私たちは声を掛け合った。紅音さんたちも気合をいれている。それだけ大事なライブ、明日は本番さながらの練習になってくる。だから…もっと気合をいれていかないと。そして…今日はゆっくりと体を休めなければ。
「千代乃、少しいいかな。」
「はい、なんでしょう。」
 私は紅音さんに呼ばれた。私は近づくと紅音さんが私の手をギュッと握った。
「えっ?」
「ありがとうね、千代乃たちがいなければ私たちもここまで頑張れなかったと思う。私たちも辛い思いをしてきた。やっぱりいきなり人気になっていくのは大変なことだよね。」
「いえいえ、それは私たちからも言えることです。アイリング、紅音さんたちに出会えたからアイドルという世界に…。私が頑張れる希望ができたから。」
「だから、このライブは絶対に成功させようね。私との約束だから!」
「はい、紅音さん!」
 私は紅音さんの手をギュッと握り返した。その思いが…伝わるように。
line-s
04.08
亜弓「あ、花火!」
由紀「本当だね…。」
六実「花火は綺麗よね…。でもこれが終わったら。」
淳和「明日からはもう練習が始まる。甲子園に向けて、負けられない試合が。」
暁美「私も…優勝するためにがんばらないと。」
瑞華「都大会を制して甲子園へ。そして神宮大会も優勝する。」
巴美羽「面倒だけど、私もいかなきゃね。」
 私たちは花火を見ながらひとつの目標を胸にこめていた。私たちが目指す場所は甲子園、そして甲子園で優勝すること。そのひとつの目標に何人もの人たちが向かっている。だから…。
桜「さて、桃音。プロできっと…。」
桃音「もちろんッス、プロの世界できっと。」
真菜「私は…プロで最高の投手になる。」
佐奈「私は…追いついてみせるよ。」
 プロの世界に行く人たち、そして私たちはまたその目標も見つけていかなければならない。だけど…野球に終わりなんてない。私たちが目指すものは、もっと果てしなく…。
瞳「亜弓! 由紀!」
真希「そろそろ遊ぼう!」
亜弓「あ、わかった! それでは先輩方、巴美羽、瑞華。また今度。」
由紀「それじゃあ! 野球では楽しい試合をしようね!」
 私たちは走って仲間たちのもとへと向かっていく。明日からはまた…仲間たちと。
line-s
04.07
「そうそう、私のMCどうだった?」
「うーん、ちょっと緊張しすぎかな。もっと楽になっていいよ。」
「なるほど…やっぱり緊張していましたか…。」
 私のMCはちょっと失敗していたみたいだった。今言われたことを直していけば、本番ではちゃんとしたMCができるはず。
「千代乃は緊張しすぎだからだよー。もっと楽にいこう。」
「そういう楓は引っ張りすぎ。恭花さんはとても上手にできていたわよ。」
「いえいえ。でも部活動をやっていたおかげで度胸はできていたみたいだったわ。」
「アリスは…変なこと言い過ぎじゃない?」
「わ、私はそういうキャラなの! というか本当に宇宙と交信できるの!」
 アリスはどうも…なんとも言えない。だけど聞いていてはとてもたのしかった。私も…ほかの人が聞いて楽しいと思えるMCを目指そう…!
「さて、休憩終わったらいきましょうか!」
 紅音さんが声をかけてくれる。これから後半の練習に入る…!
line-s
04.07
暁美「あ、直幸!」
直幸「暁美、楽しんでいたか?」
暁美「もっち!」
 暁美さんの所に一人の男性がやってきた。あれが…暁美さんの彼氏? けっこうかっこいいかも。
桜「ねえ、暁美に変なことはしてないわよね!?」
直幸「え? 何もしてないけど。」
暁美「変って…何が変なこと?」
桜「暁美…、分からないなら大丈夫よ。まあ楽しんできなさい。」
暁美「はーい!」
 暁美さんは楽しそうに彼氏と歩き始めていた。さすが…恋人同士は仲が良いなぁ。あれ? 由紀は?
由紀「やっぱり…彼氏とか彼女とか怖い。」
亜弓「怖い? こわくないって。」
由紀「そうかな?」
 そんなことを話していると目の前に見覚えのある顔が見えた。
府中「おいおい、どうしたんだよ周りなんか見渡して。」
三由「いや、こうしてみるとあの男子と男子の遊んでいる人たちはかなり良い組み合わせだなっと。」
美琴「…大変そうだね。」
府中「これじゃあ合流した意味がなさそうだな。それじゃあ俺は。」
三由「あ、まってよ!」
海鳳「恵美先輩っ! その浴衣とめが……ごほん、顔がすごく素敵です!」
恵美「はっ、恥ずかしいわね! 大きな声ださないの! それにめがって何よ!?」
海鳳「いえ、失礼いたしました!」
 海鳳もいるけど…何か変な気がする。完全に…彼女にしたがっているかのような…。
line-s
04.06
「それじゃあ次は、ピュアプラチナの出番です! それじゃあ、いってみよー!」
 紅音さんが声をかけると同時に私は本番さながらの気持ちで走っていく。そして紅音さんとタイミングを合わせて…。
「チェンジ!」
「いぇい!」
 パチン!
 上の方でハイタッチをする。タイミングはそこそこ良い感じで出来た。そして前へと移動していく。曲が流れ始め、私は歌い始める。紅音さんたちは休憩しながらも観客席がいるであろう場所へと移動してくれる。普通の練習場を借りて練習しているだけなのに何故か壇上の上に立っているような気分になった。この臨場感があれば…本番さながらの練習が出来る!
「うんうん。」
 紅音さんは曲を聴きながら頷いてくれている。そして私たちの曲に合いの手も入れてくれる。アリスも楓も、恭花さんも綺麗にダンスをしていた。さすがというべきか、本当に楽しませてくれる。私たちも客を楽しませるようにやっていかないと…。
「皆、こんばんはー!」
 私は声をかけると紅音さんたちも「こんばんは!」と声をかけてくれる。ここからMCに入る。しっかりと出来るだろうか…。

「おつかれー!」
 私達は前半部分を練習し終えると休憩に入った。まだ寒さが残っているはずなのに汗でぐっしょりになっていた。気づかないうちにすごい練習をしていたのかな。でも…ものすごい辛いわけではない。後半もこのまま…頑張らないと!
line-s
04.06
 私と由紀はそれぞれ食べたいものを買って食べ歩いている。巴美羽もテンションが上がるのか下がるのか、分からない感じながらも楽しんでいる。瑞華も黙々と食べている気がする。
御依頼(お祭り)
巴美羽「いやー、由紀! お祭りの食べ物は上手いね! これはまずいけど。」
由紀「ちょっと巴美羽、後ろからいきなり飛びつかないでよ。」
亜弓「二人とも、やっぱり仲が良いんだね。」
由紀「それはない。」
巴美羽「ないない。」
袴田「なにやってんだか。(わたあめ…うまい。)」
 皆が楽しんでいる様子は見ているだけでもすごく気持ちが高ぶっていた。でも…いずれはこの人たちと戦わなければならない。高校ではもう戦えない人もいるけど…それでもいつかまた戦えるかもしれない。由紀だってそうだ。高校を卒業した後、どうなるか分からない。けど…。
亜弓「由紀、もっと楽しもう!」
由紀「もっち! それじゃあ射的やらない?」
巴美羽「お。それ私と勝負しよう。」
瑞華「私もやるわよ。」
 私達は射的をやることになった。御店の人にお金を渡すと私達は射的用の銃を持つ。
亜弓「狙いを定めて…。」
 ポンッ バスッ
由紀「おっ! いきなりゲット! さすがね亜弓。」
 私は一番最初に狙ったぬいぐるみを落とした。かわいらしいものをいきなり手に入れることができて、よかった。
瑞華「ぐぬぬぬ。」
 ポン ポン
 瑞華さんが…当たっても落ちてこない。やっぱり射的は難しい。私も狙って打つが他のは全く落ちなかった。私たちが終わると由紀と巴美羽が横に並ぶ。
巴美羽「私が勝つから。」
由紀「私だもんね。」
 ポン バスッ ポン バスッ!
 由紀と巴美羽がどんどん景品を落としていく。なんというか…このセンスは一体何なんだろうか。効果な物がどんどんと落ちていき、店の人の顔が真っ青になっていく。これは…すごすぎる。





今回はだ~じりん。さんに描いていただきました!ありがとうございます!
だ~じりん。さんのpixivページ
ツイッター
ホームページ
line-s
04.06
新規キャンバス2緑黒




キャラクター紹介 
名前 椎葉 奈菜(しいは なな) 中学三年生
誕生日 4月23日
身長 168cm
左投げ両打ち
北北海道 富良野学院 投手

とにかく何に対しても規律に正しく、真面目な女の子。その分堅いことばかりを考えてしまう所がある。よくニュースや野球中継ばかり見ていて、娯楽番組はまったく見ていない。そのため世間話にはなかなかついていけない部分がある。喜怒哀楽の表情はあまり見せてくれない。選手としても優秀で、大学野球で活躍している椎葉 真菜(しいは まな)と椎葉 佐奈(しいは さな)の従妹に当たる。


今回はたまかがさんに描いていただきました!ありがとうございます!
たまかがさんのpixivページ
たまかがさんのツイッター
line-s
04.05
「さてと、それじゃあ始めていきましょう。最初は…私達よね。」
 私達は前半に行われるアイリングのライブの流れを見ることにした。そして前半最後の部分になると私達も準備しなければならない。紅音さんは最初の出だしから準備していた。紅音さんたちは声をかけあうとすぐに表情を変えた。そして音楽が流れると同時に笑顔で入退場の位置からやってきた。
「いえーい! 声だしていくよー!」
「おー!」
 私達は声を掛け合った。応援の仕方はライブを見ていて全て分かっている。いつものように声をかけると紅音さんは嬉しそうな顔をしている。応援している私達もそこそこ体力を使っていた。紅音さんたちから輝かしい汗が飛んでいった。その嬉しそうな表情はなんというか…すごく良かった。私もあんな感じで踊れたらと思っている。そして歌が前より上手くなっている。練習の成果だろうか、ライブのような状況になっても安定した声を出せている。
「ありがとー!」
 紅音さんが声をかけると私も「おー!」と声をかける。こうすればきっと向こうとしてもやりやすいはずだ。そしてMCも楽しいものばかりである。そんなことを聞いている間に私達の準備も始まっていった。
「千代乃、頑張ろう!」
「うん!」
「ピュアプラチナとして最高のライブを常にしなければね!」
「私だって頑張るよ!」
 皆は気合十分みたい。それなら…私も気合いれていかないと!
line-s
04.05
そういえば真希は瞳たちは何をやっているのだろうか? 楽しんでいるのかな?

瞳「亜弓たちとは後で合流だよね。」
真希「そうだね。それにしても瞳の浴衣姿似合うよね。」
瞳「えへへ、そうかな? 先輩たちも似合うよね。」
千恵美「どうよ、この最高級の浴衣は。」
恵美「高級だからって良いわけではないからね。」
千恵美「何よ、恵美だって彼氏のために楽しんで選んでた癖に。何より私に頼んでまでお願いしたのに。」
恵美「し、仕方ないでしょ、すぐに用意出来なかったのだから。」
三由「二人とも仲良いわね。」
美琴「ほ、本当にそうかな?」
美和「こんばんは。三由、美琴。お疲れ様。」
三由「ありがとう。まだ仕事少しのこっているのだけどね。」
美和「そうなのね。」
萌「亜弓たちは…後から会えるの?」
美琴「ええ、後で合流する予定よ。」
紀子「やほー。」
真希「紀子先輩、お疲れ様です。」
紀子「お疲れ。後数人着ていないみたいね。」
理恵「やっほりーん。」
瞳「あ、理恵。こんばんは。」
涼香「こんばんはー。」
千恵美「あ、先輩。こんばんは。」
阿湖音「フフフ、我も舞い降りたぞ。」
美琴「す、すごい浴衣ね。まがまがしいというかなんというか。」
優衣「およよ、皆そろったのかな?」
香澄「楽しいお祭りになりそうね!」
久美「ええ、こんな所で歌ってみたいものね。」
三由「さて、全員そろったわね! いきましょう!」
line-s
04.01
「おはよう。」
「おはよー!」
 私は紅音さんたちと約束していた練習場所に到着した。これからが本当の練習になってくる。私と紅音さんは早めに到着するとノートを取り出した。
「そうそう、いろいろと情報きたからまとめておいたけど、これでどうかな?」
「私の方もメモしてあるので確認します…。えっと、差異は無いですね。はい、これで大丈夫です。」
 ノートを見ながら流れを確認する。そこにはライトの照らし方や装飾の表し方、どのように動いてライブをするかが記入してあった。
「そうそう、気になったのがハイタッチのこと。この位置からこっちに少しずらそうと思うのだけど、どうかな?」
「なるほど、たしかにこの位置なら移動もしやすくて見やすいと思うよ。これにしよう!」
「ありがとう!」
 私は紅音さんとのハイタッチの位置を変更した。今日からはこれを含めて練習をしていかなければ。
「やほー!」
「こんにちは。」
「ういー!」
 そんなことを話していると、他のメンバーもやってきた。これからもっとたくさん練習していく。頑張っていかないと。
line-s
04.01
奈菜(なな)「あ、佐奈姉さん、真菜姉さん。」
佐奈「あれ? 奈菜。久しぶりね。」
奈菜「お久しぶりです。そういえば真菜さん、春の大会では優勝おめでとう御座います。」
真菜「ありがとう。」
奈菜「あ、私高校決めました。」
真菜「ほう?」
 真菜さんと佐奈さんが誰かとお話している。なんか雰囲気が似ていると言うか…。でも目の色が違う。兄弟では無さそうだけど…。
奈菜「私、富良野学院に入学します。」
佐奈「へえ、なら暁美たちと一緒じゃない。」
桜「あら? それなら私の妹と同期になるわね。よろしく。」
奈菜「桜さん! 宜しくお願い致します! それと優勝おめでとう御座います。」
暁美「エースの座は譲らないからね。」
奈菜「でも奪うつもりで頑張ります!」
 遠くから聞こえてきたけど、椎葉さんの兄弟なのだろうか? それとも…?
六実「あれは椎葉奈菜、真菜や佐奈の従妹よ。」
淳和「従妹なんていたなんてね。それにしても聞こえてきたからには桜の妹も富良野に行くみたいね。」
 富良野学院にはさらに良い選手たちが集まってくるのだろうか。桜さんが主軸から抜けたからといって暁美が四番を張ってくるはず。そして他にも良い選手たちが集まっているはず。
由紀「どんな選手が集まってきても私達は頑張るだけだよ。」
亜弓「うん、そうだね!」
line
プロフィール

reser42

Author:reser42
自作小説などいろいろつぶやいていきます

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR
back-to-top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。