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01.31
「こんにちは。アイリングとピュアプラチナの宿ってここであってます?」
「ゆ、優衣さん!?」
「こんにちは。どうしてここに?」
 私達が朝食を食べているとスノーフェアリーの優衣さんが突然コテージにやってきた。それに他のメンバーもやってきている。でも私服姿…何だろうか。しかし三人は袋を持っていた。
「これ、差し入れ。もって来たよー。」
「本当に!?」
 紅音さんはその声を聞いて飛び上がった。差し入れ…それもあのピュアプラチナからのものだった。
「これって…弁当?」
「私たちのお手製、皆がライブ成功するようにって!」
「優衣さん…ありがとうございます!」
 私達は優衣さんたちが作った弁当をもらった。こういう先輩たちに支えられているからこそ…ライブもできる…。ライブは最高のものにしないと!
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01.31
瀧澤「よく打った。これならピッチングも波にのっていけるな。」
桜「ナイスバッティング!」
ディア「(マジ…かよ…。)」
 圧倒的得点力とこの一発、そして暁美さんがいれば…絶対に負けることのないチーム。桜さんにいたっては練習試合はどうなのか分からないけど…公式戦で高校野球負けなしでここまできている。チームに恵まれて桜さん自身もすごい結果を出して…さらに暁美さんまでやってきて…。このチームに負けても皆が納得するはず…。
暁美「いえーい!」
桜「お疲れ。キャッチボールいってらっしゃい。」
ディア「(まだ初回なんだ…俺が…こんな所で負けるわけないだろ!)」
 でも…相手にだって意地があるはず。相当な投手なのは変わりないから…ここからどんな風になっていくのか…。
ディア「っらあああ!」
 シュゴオオオオ バシン!
 ストライクワン!
暁美「(お、さらにスピードが。)」
由紀「その球投げられるのなら最初から投げればいいものを…。でもリミッターが外れたみたいにも見えるね。」
亜弓「うん…すごい目付きだよ。」
 シュゴオオオオ バシン!
 ストライクバッターアウト!
ディア「しゃああ!!」
 三振をとった。これだけの球が投げられるなら…まだ試合は分からないかもしれない。目が…離せない。
暁美「さてと、いきましょうか!」
桜「声だしていきましょう!」

由紀「どっちも…動きが無い…。」
亜弓「このままの状態でもう…九回だよ?」
 投げ合いが続き、どちらも点を取られることはなかった。しかしそのまま九回までやってきてしまった。暁美さんはここまでヒット二本に抑えている…。このまま試合が決まってしまうのだろうか…。
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01.27
「…おはよう。」
「いよいよだね。」
 私は背伸びをしてベットから降りると恭花さんが起きていた。それに続き、アリスと楓も起きた。私はそのまままぶたをこすりながらカーテンに近づく。そしてカーテンを開ける。
「うん…晴天!」
「今日は絶好のライブ日和だね!」
「宇宙からもしっかりと見てくれるはず!」
「さてと、皆。元気出していきましょう!」
 私達は起き上がって皆で手を合わせる。そして気合を入れて皆でジャンプをした。そして笑いあうと寝室を出る。そしてリビングには紅音さんたちが座っていた。
「おはよう。今日はお互いに前後のライブだから…最高に盛り上げていこう!」
「はい! お互いに頑張りましょう。」
 私達はアイリングのメンバーと握手してそれぞれのライブ成功をいのった。私達はこのアイリングというグループがいたからこそ出会えた。そしてアイドルとしてやっていけるようになった。その期待に…答えたい。
「さて、ご飯食べましょう。」
「そうだね。」
 ご飯をしっかりと食べないと…元気も出ないからね。しっかりと食べて…良い結果を出す!
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01.27
暁美「っし!」
八方(はちがた)「よくやったな。ナイスバッティングだ。」
桜「暁美、打ってきたよ。」
暁美「ありがとうございます。私も打ってきます!」
八方「ナイスバッティング。」
桜「監督、ありがとう御座います。」
 桜さんがホームに戻ってきてハイタッチしている。あのディア投手からホームランを打つなんて…。そしてバッターボックスにはあの暁美さんがいる。二点を取ったこの場面でどうやって打っていくのだろうか。
暁美「(さてと、バッティングでも見せてみますか。)」
ディア「(あのバッター…俺の球を完璧に捕らえやがった。せめてここでしっかりを抑えて見せなければ…流れが。)」
 シュゴオオオオ
暁美「(立ち直れてない! これなら!)」
 ギィイイイイン!!!
桜「あっ!」
由紀「これも…行った。」
 打球は思い切りよく右中間観客席へと飛んでいく。これも…ホームランになりそうだ。そして…。
 ポーン
暁美「っしゃあ!!!」
 暁美さんがホームラン…それにあのバッティングのフォームとスイングスピード。ゆったりとしたフォームから思い切りの良いスイング。打撃も…超一流だ。
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01.27
桜「さてと…。」
 桜さんがバッターボックスに入った。四番バッター、富良野学院の四番バッターとしてどんなバッティングをしてくれるのだろうか…楽しみで仕方がない。しかも続いて待っているのは暁美さん。きっと…二人なら…!
桜「(さてと…思い切ってバッティングしますか。直球なら流しでも十分バッティングはできる。)」
 桜さんがバットを握ってゆったりと構える。相手投手もこの場面を臆せず、堂々と構えている。これなら…大丈夫なはず。
 シュゴオオオオ
桜「(この球なら…!)」
 ギィイイイン!
ディア「なっ。」
暁美「よし、これは入る…!」
 打球はグングンと伸びる。流し方向なのに簡単に持っていくなんて…。実況の人も大きな声で叫んでいる。これはもう確実だ。
 ポーン
桜「っしゃ!!」
 打球は完全にスタンドへと入っていった。ギリギリのホームランじゃない、完全なホームランだ。やっぱり桜さんは…すごい!
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01.20
「明日だね…。」
「うん。皆緊張している?」
「クリスマスライブがあったから今はそれほどでも。」
「でも緊張というよりは! ワクワクする! 宇宙の皆も聞いてくれるのかなって。」
 私達はベットに入りながら明日のことを話していた。月の光が窓ガラスから出ている。目をつぶっても明日の楽しみさで眠れなくなっている。それだけ明日のライブにかける思いが強いということだ。
「ねえ、目を瞑ってみて…私達がライブしている所が見れる?」
「……うん、私には見える。」
「楓にも見えるよ。」
「私も私も!」
 私達は目を瞑ってライブの様子を考えていた。目の前にたくさんの人たちが…手をあげているようにも見える…。皆一緒に楽しんで…!
「さてと、それを現実にするために万全の体調にしましょう。お休み。」
「そうだね! お休み!」
 皆が考えてくれていることは同じだった。それがどれだけ嬉しいか…。やっぱり…三人に出会えて…。
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01.20
瀬棚「(簡単には打たせてくれないな。おそらくあのわざとリリースポイントを高くして投げる投法…相当特訓したのだろう。)」
 シュゴオオオ ズドン!
 ストライクワン!
瀬棚「あんな高いところから低いところにやってくるのかよ。」
 さすがに富良野学院のメンバーでもこの球は厳しいのだろうか。でも…クリーンナップに回ってしまえば…きっと。
瀬棚「(正攻法だと俺は負けるな。それなら…!)」
 シュゴオオオ
瀬棚「(これならどうだ!)」
 コツン
由紀「バント!」
 セーフティーバントを仕掛けてきた。たしかに大きな身長の相手投手にとってみれば少し嫌に思えるかもしれない。それにあのバッターも足が速い。
ディア「させるか。」
 シュッ バシン!
 アウト!
瀬棚「フィールディングもしっかりしてるじゃねぇか。くそ、やりにくい相手だ。」
 あのきわどいバントをしっかりと処理してアウトにするなんて…。準決勝まで来ただけある。守備に関しては上に上がっていくにつれてレベルが上がっていくと言うけれども、そのままの通りになっているのだろう。でも次からはクリーンナップ、バッターは暁美さんの球をうけているキャッチャーの瀧澤がバッターだ。
瀧澤「(たしかに相当なピッチャーだ。さっきのでフィールディングも上手いのがわかった。後は…俺が試せることは…!)」
 シュルルル バシン!
 ボールワン
 バシーン バシーン!
 ストライクツー!
 ツーストライクワンボール、追い込まれてから…決め球を使ってくるのだろうか。
 シュゴオオオオオ
瀧澤「(ストレート。いけ、振りぬけ!)」
 ギィイイン!
ディア「ぐっ。」
 打球は投手の足元を抜けてセンター前へと転がっていく。あの高さからの低めのストレートをしっかりと叩いてヒットにした。さすがクリーンナップ、かなり鍛えられている。そして…。
ウグイス嬢「四番、ショート、山茶花桜。」
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01.19
 私達は夕方、夜になるまで多くのライブを見ていた。そして練習もし終えた私達はすぐに一日目のラストライブが行われる場所へと移動していった。私達が歌う場所はどんな感じになっているのだろうか。ステージの上の雰囲気…すごく気になって仕方がない。
「そうだ、紅音さん。あの会場のことなんだけど…どのくらいの人たちがやってくるのだろうね。」
「夜になるとさらにテンションが上がってくるからね。きっと…数万人とやってくるんじゃないの?」
 紅音さんが淡々と答えている。そんな…たくさんの人たちがやってくるのだろうか。私達はあのライブで多少のことでは動じないだけの精神力はついたはず。でも…違う所もあるのだろうか。
「キャアアアアア!!!!」
 遠くからすごい盛り上がりが聞こえてくる。やっぱり…これだけの人たちがやってきているのか。たしか最後は…『テイク・ラブ』ってグループだっけ?
「皆行くよ!!」
 かなり多くの人たちがステージの上にいる。やっぱり18人という大きなグループは影響力が大きい。でも…これだけの人がいると…本当にすごいな。私達はたった四人であの大きなステージの上で…。
「千代乃、大丈夫だよ。私達たちならできるよ。」
「そうですね。お互いに頑張りましょう。」
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01.19
暁美「さてと…、一番頼みますよ。」
海野「ああ、やってやるさ。でも監督、俺が一番に変わった理由って何ですか?」
長尾「そんなもの決まっているじゃないか。お前が打ってくれることを期待しているのと下位打線に大きな脅威を置くためにわざとやっていることだ。」
海野「わかりました。期待に答えてみせます!」
 バッターはいままで六番だった海野さん。一番に起用された理由は何故だろうか。でも打力があることは知っている。それを踏まえての作戦なのだろうか。
ディア「(さあ、思いっきり投げてやるさ。)」
 相手投手が大きく足をあげる。そしてかなり高いリリースポイントから投げる。
 シューーーー ズドン!
 ストライクワン!
瀬棚「(やっぱ角度あるし重そうな音だな。)」
海野「(さすが今年のドラフト世代高校ナンバーワン投手。伊達じゃないな。この角度からの投球…さて、どう打つか。)」
 シューーーー ギィン!
海野「ぐっ。」
由紀「ファーストゴロ…ボテボテだ。」
亜弓「すごい重さだろうね。相当なピッチャーだよ。」
 簡単には打たせてはくれなさそうなこの球…暁美さんや桜さんはどうやって抑えていくのだろうか。
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01.18
「おお、ご飯も豪華だね! いろんな地域の食べ物が集まっている屋台なんて…! こういうのを待っていたの!」
「こら楓、勝手に走らないで!」
 私達はおなかが減ったため、多くの屋台が集まっているフードコートへと移動した。そこには百を超えそうなぐらいの屋台の数があった。どれも違ったお店でそれぞれの地域からやってきたお店ばかりだ。
「でもこれだけ多くの郷土料理があるとテンションも上がるわよね。」
「そうだね。私達も何か選んで食べましょう。」
 私達は周りを見渡して何を食べるかを周り始めた。自分にあった食べ物はあるのだろうか。いや、きっとあるはず。
「あれ? もしかして食べながらもライブを見れるようにテレビジョンを用意してくれたんだね。」
「本当ね。ここを見て次の場所を決めるという方法もアリね。」
 私達はテレビも見ながら探し続ける。でもどのアイドルも上手い…私達も負けてられない…!
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01.18
ディア「(アレが二年生か…だが打てる策はあるはずだ。)」
 初球から153キロをたたき出した。速くてノビのある球、そして何よりもこのボールにこめた闘志が尋常でない。生きた球がミットに思い切り届くその様は言葉を失ったほどだった。由紀も黙ってテレビを見ている。誰がこの人の球を打つことができるのだろうか。
 シュゴオオオオ バシン!
 ストライクバッターアウト!
由紀「あ、三振。」
亜弓「あっという間だね…。」
桜「おっけー! ワンアウトだよ!」
瀬棚「ナイスピッチング!」
 周りのチームメイトもそれを支えるように声を掛け合っている。そして何よりも一つ一つの動きがスムーズだ。相当練習をつぎ込んできたのだろう。さすがというか…ものすごいメンバーばかりだ。
 バシーン! ストライクバッターアウト!
 バシーン! ストライクバッターアウト!
 たった…9球で一回の表を切り抜けるなんて…全部三球三振なんて聞いたことない…なんて奪三振能力なのだろうか。
由紀「亜弓も三振なら負けないよね。」
亜弓「いや、そんなことないよ…。」
 相手チームも負けじと声を出してグランドへと走っていった。富良野学院の打撃力はいったいどのようなものなのだろうか…。でも…下位打線であってもどのバッターも他の中堅高校でいう4番バッターというのと同じぐらいなはず。その中でもクリーンナップの人たちは…もっとすごいのだろう。楽しみであり…怖さもある。
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01.17
「さあ、ついたよ! あれ? もしかしてステージの上って『チャイ』だよね?」
「あ、本当だ! かっこいい!!」
 私達はセカンドステージに到着した。そこでは先ほどのメインステージほど大きくは無かったけど多くの人が見ていた。そしてその魅了しているのはあのダンス。派手ながらかわいらしさも持つあのダンスはかっこよさとかわいらしさが出ている。私達のメンバーの中でもあんなダンスは出来るのだろうか。
「アレは参考になるね。千代乃、いつかはあんなレベルになれるようにがんばりましょう。」
「そうだね。私も…もっと頑張らないと。」
 ステージの上の一人の女の子がバク転しながら大技と思えるようなダンスをした。それだけでも観客席からは大きな声援が聞こえた。何か…やはりインパクトのあるものが絶対的に必要になってくる。今すぐは取り入れることができるかわからないけど…でも出来るものがあるはず。
「ねえ千代乃。」
 楓が私の肩をポンポンと叩いていた。私は振り向くと楓は笑顔になっていた。
「皆すごいけど…私達には誰にも負けないものがあるよ。」
「負けないもの…。」
「笑顔!!」
「あ、アリス! 私が言おうとしてたこといわないでよ!」
 笑顔…たしかに。自分たちが笑顔であること、そして皆を笑顔にさせることにだけは誰にも負けないと自身を持って言える。
「そうね。私達にはそれがあるわね。笑顔で行きましょう。」
「恭花さん…。うん!」
 私達は笑顔という大きな武器をこれから貫いていけば…。そして…最高の笑顔を皆に届け続ければ!
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01.17
暁美「っし!」
 シュゴオオオ バシン!
瀧澤「ナイスボール! 調子よさそうだな。」
海野「ふぅ…。」
 シューーーー ズバーン!
大田「いいねえ。今日も球走っているぞ。」
海野「八幡、何かあったら俺が後ろにいるからな。」
暁美「ありがとうです。」
瀧澤「大丈夫だよ! 今日の八幡は本当に調子良いから。ここならしっかりと抑えてくれるからさ。」
桜「集合!」
 私はテレビを見ながら試合がどうなるかを眺めていた。最初は桜さんと暁美さんたちの富良野学院高校対武士山高校の試合、相手投手にもディアという選手がいるはず。今年の三年生投手の中でもトップクラスの選手…どうやって打っていくのだろうか。
ディア「っし!」
 シュルルル バシィン!
大宮「いいねえ! さあ、試合始まるぞ。」
ディア「ああ。今度こそは俺たちが勝って甲子園優勝するぞ。」
審判「集合!」
 集合の声がかかって試合は始まろうとしている。先攻は武士山高校…。暁美はどんな投球を見せてくれるのだろうか。
由紀「来年も暁美さんはいる…今のうちに攻略法を考えておかないとね。」
亜弓「そうだね…。」
 バシーン!
瀧澤「セカン!」
 投球練習とボール回しが終わって試合が始まる。武士山高校はどんな方法で暁美さんを打とうとしているのだろうか。
瀧澤「(さあ、来い!)」
 暁美さんがセットポジションから足をあげて大きく踏み込む。
暁美「っら!」
 シュゴオオオオ バシン!
 ストライクワン!!
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01.15
「キャァアアアア!!」
 大きな声援が沸き起こる。そしてステージの上がスモークで満たされる。そして光をあてると人の影が8人…あれが一番最初を飾るグループ、『ゆにこーん』。メインステージなだけあって相当な人数のファンが声を出していた。
「やっほー!」
「うぉおおおおおお!! おい! おい!」
 ステージではかわいらしく、背の高いアイドルたちが手を挙げて声を出している。そして応援しているファンの人たちは大きな声で応援している。しかも皆がそろって声を出している…ものすごい一体感と盛り上がり方、これが…アイドル。ファンの人たちはちょうど良い朝なのにペンライトを照らしながら踊っている。客も…プロだ。そして歌がものすごく上手い。歌で売っているだけあって…すごい盛り上がりだ。
「千代乃、これだけの盛り上がりと良いパフォーマンスを見せられると…私たちもうずうずしてきて、負けられない気持ちになるわね。」
「ええ。紅音さんと共に頑張りたいですが…自分たちも自分たちで頑張る気持ちはあります。」
「その意気だね。」
 私たちはそれぞれライブで良い結果を出すことを話し合って、健闘をたたえ合った。私たちには…頑張る以外にはない。
「おおー! 盛り上がるね! 恭花さん、これはすごいよね!」
「うん、私もこれは見ていて楽しい。アリスもこういうのは好き?」
「もちろんだよ。宇宙の人たちもほら、採点してくれているよ。アイドルは宇宙にも通用するんだ!」
 三人とも盛り上がっている…。私も盛り上がってみようかな。
「さて、別の場所に行きましょう。」
「えっ? 他の場所も? もういくの?」
 紅音さんが別の場所に行こうと呼んでいる。もう行くべきなのだろうか? だって一曲目終わって二曲目に入ったばかりなのに…。
「何言っているの! いろんな所を見るのがこのヤングアイドルフェスティバルってものだよ! もっとすごいイベントになると会場の数なんてまだまだあるんだから。さあ、いこー!」
 紅音さんと楓がノリ気で歩き始める。私たちはそれを追いかけるように歩き始めた。これが…普通なのだろうか? それとも…。
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01.15

亜弓「ねえ由紀、テレビ見て。ベスト4に行ったチームのダイジェスト試合が見れるよ。」
由紀「本当だね。でもちょっと気になるのが…どんな試合だったのだろう? その疲労感も考えると今後の試合展開にもかかわってくるからね。」
「それではここまでのハイライトを確認いたしましょう。まずは富良野学院高校対東向洋高校の試合です。東向洋高校はナックルボーラーのエース、中根 隆昌(なかね りゅうしょう)投手が投げました。」

 グラッ… バシン
 ストライクワン!
桜「(確かに打ちにくいわね、このナックルは。でも…打てない球じゃない!)」
隆昌「(ここまで二者連続奪三振なんだ。この人を抑えれば完璧に抑えることができる。あとは…うちの打線が一点でも入れてくれれば!)」
 シュッ グラグラッ
桜「(でも打てない球じゃない。ひきつけて…しっかりと叩けば!)」
 ギィイイイイン!!
隆昌「えっ…。」

由紀「うわー。流し打ちでこのホームラン打たれたら…投手も崩れるよね。」
亜弓「それに先発は…暁美さん。無理に決まっているよね…。」
「このように試合は8対0で圧倒的な試合になりました。又、これで八幡投手は地区大会を含めてこの夏の大会無失点という偉業を達成しています。」
由紀「誰が止められるのだろう。次の相手は武士山高校のディアがいるからね…どんな試合になるのかな。」
亜弓「私はでも…六実さんと淳和さんがいる御影大松戸高校と桃音さんがいる関西大阪高校の試合が気になるよ。どっちかが必ず勝って…負けるのだから。」
 試合には勝者と敗者が必ずいるはず。だから…あの二つのチームがどちらかが負ける…。私的にはどっちも勝ってほしいけど…。もし願わくば…私たちに勝った六実さんたちに頑張ってほしい。
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01.14
「さて、いきましょうか!」
 私達は準備をしてコテージを出る。そして歩きだすとすぐにたくさんの人たちが歩いているのが見えた。これが全部…観客なのだろうか。こんなにも人がいるなんて…ライブもかなり盛り上がるに違いないだろう。そしてなによりもこの出来たばかりのアイドルがあつまったイベントにここまでの人がやって来ることが一番の驚きだ。
「千代乃、私達はすごい場所に来たみたいだね。」
「そうみたいだね。」
 私達はメインステージの前に移動した。開始十分前なのに相当な数のファンと観客、そして最初みた時よりも、とてつもなく大きく見える。観客がいることによる錯覚だろうか? でも…そのドでかいステージを囲むほどの人数、相当な人数に違いない。
「さて、始まるわよ。」
 紅音さんが声をかける。いよいよ…ライブが始まる…!
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01.14
桜「あれ? 暁美はもう会いにいくの?」
暁美「うん。そんな長い時間はいられないから…。」
桜「いってらっしゃい。」
 ダッタッタッタ…

暁美「お待たせ!」
直幸「おお、御疲れ様。ご飯は食べたのか?」
暁美「もちろんだよ。それより直幸、記者の仕事遅れていたよね。」
直幸「すまないすまない。応援席から暁美のことを見ていたからさ。」
暁美「もう…! 嬉しいけど…仕事は守ってね。」
直幸「あは、あはは。暁美はけっこう厳しい所があるな。まあそれが暁美なんだと思うけど。」
暁美「当たり前のことよ。バツとして…キス…して?」
直幸「それはバツじゃねえだろ。ほら、こっちおいで。」
暁美「うん…。」

六実「明後日から…いよいよ桃音さんと戦うのよね。」
淳和「そうね。あの三年生と戦う機会があるなんて…。」
六実「さてと、そのために対策とか考えておきましょう。簡単には抑えられないはず。だから私達が何か対策を立てれば軽減するはず。」
淳和「そうね。私も一緒に考えるよ。」

桃音「あの六実投手に打ち勝つためには…あのカーブをどう捉えるかがポイントになりそうだな。どうやっていくか…。」
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01.13
「ただいま。」
「お帰りなさい。おはよう。」
 私が戻ってくると楓とアリスも起きていた。テーブルの椅子に座りながらあくびと背伸びをしていた。恭花さんや紅音さんは料理をそれぞれの机に配っている。他のルナさんやハルミさん、ユキノさんも椅子に座っていた。料理は管理人の人が用意してくれたようだった。私は洗面所に行き手を洗ってうがいをする。そして全て用意されていた椅子に座った。
「ありがとう、恭花さん、紅音さん。」
「いいのいいの。それじゃあ食べましょうか。」
「頂きます!」
 私達はすぐに朝ごはんを食べ始めた。美味しいご飯がランニング後の体を癒してくれる。皆のサポート…裏方の人たちがあるからこそ私達が成り立っている。だからこそ…ライブではすごい物を見せてあげなければ。
「食べ終わったら皆でライブを見に行きましょう。私達は明日が本番だから。」
「賛成! 八人で行けば面白いと思います!」
 私達はその話を決めると早めにご飯を食べ終わるように急いで食べ始めた。トップバッターのライブ開始が10時からで、もうすでに観客もやってきているに違いない。だからこそ…その盛り上がりを見てみたい!
「千代乃、私達は食べ終わったらシャワー浴びましょう。少し汗をかいているからね。この時間なら髪も乾くよ。」
「そうですね。ん…ご馳走様でした!」
 私は全て綺麗に食べ終えるとすぐに皿を片付けて台の上に乗せた。そしてすぐに浴室まで移動した。
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01.13
記者「いよいよ準決勝ですが…相手は武士山高校ですね。どう戦っていきますか?」
暁美「どうって言われても…。いつも通りです。全力で倒しに行くだけです。(いないの…かな?)」
 暁美さんがインタビューを受けている。ここまで来ると注目はものすごいものだ。だからこそ頑張れる自信もあるのだろう。
直幸「(ちょっと遅れたが、暁美なら聞いてくれるはずだ。)」
暁美「(直幸!)」
 急に暁美さんの顔が優しくなった気がした。何か…あったのだろうか?
直幸「それでは、最後に一言お願いします。」
暁美「はいっ! 甲子園、優勝してみせます!」
 暁美さんが元気良く挨拶している。自信に満ち溢れたその顔が…うらやましくて…。私もあのような顔が出来るようになりたい…!

桜「さてと、そろそろ戻りますか?」
暁美「あ、はい!」
直幸「暁美!」
暁美「……! 直幸!」
 ダッダッダッダ
暁美「むぎゅーーーっ!!」
直幸「よしよし。すごい試合だったな。ナイスピッチング。」
桜「小見川さん。あの取材の時以来ですね。やってきてくれてすごく嬉しいです。」
直幸「それはもちろん、自分の彼女が甲子園で戦っているのですから…。自分も取材と応援という意味でやってきました。」
暁美「ねぇねぇ、ミーティング終わったら一緒に散歩しよう。」
直幸「ああ、いいぞ。」

桃音「明後日になったわね。…私も負けるわけには行かないから全力で戦わせていただくッス。」
六実「もちろん私もです。同じ女性選手として負けてられません。」
淳和「甲子園で戦えることがこんなに嬉しいなんて…。やっぱり勝ち進んでいってよかったです。」
桃音「お互いにベストを尽くしましょう。」
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01.12
「ふぁ…おはよう。」
 私は背伸びして布団から降りる。楓やアリスはぐっすりとベットで寝ていた。だけど恭花さんの姿が見当たらない。何処にいるのだろうか? 私はパジャマからジャージに着替えて寝室を出た。階段を降りるとリビングには湯気を立たせながら暖かい牛乳を飲んでいる紅音の姿があった。
「あ、千代乃。おはよう。」
「紅音さん、おはようございます。恭花さん見ませんでしたか?」
「たしか…外に出て行ったわよ。」
 私は紅音さんに聴いた後、すぐに外にでて恭花さんを探そうとした。ドアを開けるとタオルを首に巻きながら体操をしている恭花さんの姿があった。恭花さんは私の顔を見ると手をあげて笑った。
「おはよう千代乃。」
「恭花さん、おはよう御座います。」
「朝からランニングしていてね。そういうのは必要かなって思って。」
 朝からランニング、こういうときでも欠かさずやっている恭花さんがすばらしかった。私は恭花さんと同じように軽くストレッチをし始めた。確かコテージの外周なら丁度よい距離を走れそうな気がする。私も…走る。
「恭花さん、私もいってきます。」
「うん。気をつけてね。」
 私は恭花さんに手を振って走り始めた。ここから…もっともっと…走って。体力を付けていかないと。
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01.12
亜弓「えっ。」
由紀「うそ…。」
 ガサッ
桃音「ストレートばっかりじゃ打たれるよ。さっき桜と勝負していたときもストレート見せてもらったけど、変化球も混ぜていかないとストレートも生かせないわよ。」
亜弓「ストレートを生かすための変化球…。」
桜「そう。それもただ『逃げ』として使う牽制用ではなく、『勝負』として使える変化球があるとさらにピッチングの幅が広がるわよ。」
 私が勝負として使える変化球…それが今必要なもの…。それを手に入れない限りは今後はこの甲子園…いや、地区大会すら勝ち抜いていけないかもしれない。だから…もっともっと…特訓をしなければ!
由紀「亜弓、私達はもっと頑張らないといけないね。」
亜弓「そうだね…先輩たちに負けないぐらい…また勝負するときがあった時は…私が抑えられるぐらい。」
暁美「楽しみにしているよ。私は甲子園で戦えることを楽しみに待っているよ。絶対その時が来るから…。」
 私達はアドバイスと次会う時の言葉を交わして帰り始めた。ものすごく悔しくて…でも大きな目標が出来て。私達がやるべきことが見えてきた気がする。府中先輩たちとのチームはもう出来ない。だけど先輩たちが目指してきたものを私達は同じように目指していかなければならない。甲子園で…優勝して…。最高の舞台へと駆け上がってみせる!

 バシーン! ストライクバッターアウト! ゲームセット!
暁美「っし!」
 私達はテレビを見て試合を観戦した。これでベスト4が決まった…。そして準決勝、富良野学院高校と武士山高校の試合と…そして。御影大松戸高校と関西大阪高校の試合…。
六実「桃音さんと対決が出来てすごく嬉しいです。」
桃音「私もッスよ。六実。」
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01.06
「そういえば今回出てくる有名なアイドルグループって他に何が出るのだろうね。」
「私の知っている限りだと優秀賞に近い人たちはなかなか多いみたいね。」
 私は紅音さんと今回のライブについていろいろと話あった。確かに私とアイリング以外にも気になるところはある。そういう人たちのも確認しておかないと…。これからアイドルというものでやっていくのであれば…他のアイドルは知っていて当然でなきゃいけない。
「私も知っているのは…一日目のメインステージ最後の『テイク・ラブ』ってアイドルグループだっけ?」
「そうそう。18人のグループでかわいらしさを売りにしているグループ。熱狂的なファンも多いよね。他には一番最初を飾る『ゆにこーん』は本当に歌中心のグループだよね。」
「あ、私からもー。」
 隣で楓が手をあげて話しかけてくる。
「今回中国出身のみを集めたアイドルグループでね…『チャイ』ってグループらしいけど…ダンスすごいらしいよ。」
「私も知っている。あのダンスはレベルが高いから見ていて楽しいよね。」
 恭花さんもいろいろと知っている…。私はもっと知っていかないといけない…。頑張らないと!
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01.06
桜「ふう…流し打ちギリギリかぁ。」
亜弓「やっぱり……すごいですね。」
 私は桜さんに完全に負けていた。ストレートが…たった一打席で捉えられた。いままでこのようなことは無かったのに…いとも簡単に…。
暁美「ストレートは本当に素晴らしい。けど…武器がそれだけだと。」
 私はその言葉を聴いた瞬間に胸がきつく締められた気がした。そんなことは分かっていると返したい気持ちになった。だけど…返せない。それが事実なのだから…。これからの…目標…。
桃音「面白そうっすね。私も混ぜて欲しいっす。」
由紀「桃音さん!」
 フェンスからいきなり桃音さんがやってきた。ジャージ姿でストレッチしている。隣には暁美さん…バットを用意している。まさか…桃音さんとも対決するのだろうか。
桃音「高校で戦える機会はもう無いからさ、戦おうッス。」
亜弓「は、はい。 お願いします。」
 桃音さんはゆっくりと素振りをしている。だけど…ここから振り出されるバットスイングはとんでもないものだということを知っている。私のストレートで…打ち取れるのだろうか。いや、そうでないといけない。自分のストレートには自信を持たなきゃいけない…!
桃音「お願いしまっす。」
 桃音さんがバッターボックスに入る。大丈夫、私のストレートは!
 シュゴオオオオオオ
桃音「(すごいノビ! でもこれならもって行ける!)」
 ギィイイイイイイン!!!!
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01.05
「皆さんこんにちは。今回はこのようなライブのためにお集まりくださってありがとうございます。」
 私たちは二日間に渡って行われるヤングアイドルフェスティバルの前日にアイドルたちが集まって最後の会議をしていた。ここにいる人たちが皆アイドル…。それも私たちみたいに初めてまだ間もない人たちばかり。この中に選ばれるのでさえ難しいというのに…私たちは呼ばれていた。それも…メインステージの一番の締めである二日目の最後。こんな大役を任せられるなんて…。それにアイリングも二日目で私たちの前にライブをやる。こんなにすごいメンバーがそろっているなんて…。でもこれは戦いでもある。ここで最優秀賞を取ることができれば、もっと大きなライブの世界が切り開けるかもしれない。でも私が目指しているものは…もっと皆を笑顔にさせること。
「頑張ろうね、千代乃。せっかくここまでやって来たのだから。」
「私たちなら最高のライブができるよ!」
「私たちが…いっちばーんになるんだから。」
「皆、ありがとう。皆を笑顔にさせてみせるから…。それができれば私は…。」
 私たちは笑いあいながら仲間たちと話し合った。そして…隣にはアイリングがいる。アイリングの皆も笑いながらライブを楽しみにしている。頑張って…最高のライブを…!
「千代乃、お互い頑張ろうね。」
「はい。頑張りましょう。」
 私は紅音さんと握手をして健闘をたたえあった。私たちは…もっと頑張らなければならない。だから…頑張って見せる!
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01.05
由紀「(正直言うと…私と同じで勝てる気がしない。相当なバッターだし…プロでも相当上を目指していけるぐらいの人だ。)」
亜弓「(私の全てをぶつけて…戦いにいく。今後この人と勝負できるのは…もっと別の世界かもしれない。だから…今だから!)」
桃音「いいね…勝負しているんだ。」
桜「さてと…勝負ね。」
 桜さんがかなりゆったりと構えている。落ち着いて…リラックスした様子で。でも…かなりの威圧感が私の心に襲い掛かっている。これが…三年生。だとしても…それに立ち向かうだけ…!
 シュゴオオオオ バシン!
 ボールワン!
由紀「いいよいいよ。球走っているよ。」
桜「(たしかにすごいストレートだ。球の雰囲気は違うけど暁美と同じぐらい打ちにくい。)」
 私はテンポよく腕を振り上げる。そして思い切り…踏み込んで由紀のミットに!
 シュバァアアア
桜「(でも…ストレートだけなら…!)」
 ギィイイイン!
亜弓「えっ。」
由紀「ライト…!」
 打球はライト線上へと飛んでいく。弾丸ライナーで線上に落ちる。
 ドッ
暁美「ナイスバッティング! ライトヒットだ!」
 私のストレートが…たった二球で…。
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01.04
「あ、紅音さん。もう到着していたのですね。」
「千代乃。こんにちは。この準備すごいわよね。これからここで歌うとなると…緊張もするけど楽しみもあるよね。」
「そうね…。これからどんなライブができるのかものすごく楽しみだよね。」
「多くの人が来てくれるライブ。私は…これからもっと…。」
 私たちはアイリングのメンバーたちと一緒にそれぞれのライブステージを見渡していた。私達が歌う場所以外もかなり綺麗に整備されている。ここで綺麗に歌を届けられるのであれば…。見る人たちも魅了されて笑顔になるだろう。あとはやる人たちが素晴らしいステージを見せるだけ…。この前とは違い、一曲だけじゃなくて1時間かけて行う。これがいままでとは全く違うもの。私達にはこの一時間を歌いきることができるのだろうか。それが…出来ないと私達だけのライブなんて程遠い。だからここで…しっかりやらなきゃいけないんだ。
「お互いに頑張りましょう。」
「はい。私達ならできますよ。」

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01.04
亜弓「由紀が…また三振…。」
由紀「何なのあのノビは…それにあの変化球。」
暁美「由紀、最近あわてすぎよ。それに考えすぎ。気持ちの面でその弱さを見せているからあの時も打てなかった。」
亜弓「由紀があわてている…? そんなには見えなかった…。」
由紀「あわてているのかな。自分では分かっていないだけで…。」
暁美「それと自分でも気づいていると思うけどやっぱり力がなさすぎる。だからその弱点を克服しないと。いくらセンスが素晴らしくても力がないと体がそれについていけないから。」
 由紀の弱点は誰もが分かっている所。でもそれを直さない限り今後の活躍は難しいということなのだろうか。由紀は…まだまだ成長できるということ…。
桜「さてこんどは私とやろう。亜弓。たぶん気づくと思うわよ。」
 私と対決…それに気づくってどういうこと…。私にも弱点があるのだろうか。いや、あるに決まっているはず。だけど気づいていない…。私にも分からない弱点があるはず…。
桜「さてと…キャッチャーは?」
由紀「私がやります。」
 由紀はキャッチャー防具をつけながら声をかけていた。私が投球するのをしっかりと受け取ってくれる人…。それは一番最初に受けてくれた由紀…。由紀がいるからこそ私は頑張れる。だから…。
桜「よし、お願いします。」
 桜さんがバッターボックスに入る。私の球が…どこまで通用するのだろうか。
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01.01
「おおー! すごいね! これが宇宙規模だったらもっとすごいのだろうね!」
「外のライブ会場がこんなにすごいなんてね。」
「それにここで二日間かけてやるみたいだよね! 場所も三箇所に別れているみたいだし。」
「私達は…このメインライブ会場で歌うんだよね…。いままでこんなこと考えていなかったのにこんな舞台までやってきたんだね。」
 私達はステージの上を眺めながら大きく深呼吸した。これからこのステージで大きなライブが開かれる。そして…この結成して若いアイドルのみが出れるライブ会場。その中で頂点を極めるフェスティバル。たくさんの人たちが挑むライブ。そして…アイリングもいる。
「これから私達ができることは…観客を笑顔にさせること。優勝とかそういうものじゃないよ。私が目指しているものは…それだから。」
「もっちろん!」
「そのつもりよ。」
「それなら私も飛びっきりの笑顔を届けてあげるんだから!」
 私達は一致団結して意気込んだ。明日には…このライブ会場で…!
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01.01
暁美「私はいいわよ。亜弓はどうするのかな?」
亜弓「勝負…やるのね。わかった。私もやるよ。」
桜「よし、そうとなったら準備するわね。由紀は最初対決かな? それまで亜弓はキャッチボールで肩を慣らしておいて。私が相手してあげるから。」
由紀「じゃあ先に…行ってくるね。」
 由紀は自分のバットを取り出して素振りを始めた。ヘルメットは向こうから借りていつでもいける準備ができていた。私は先ほどまで投げていたけど桜さんとキャッチボールをして対決の準備に備えた。
 シュルルルル バシン
桜「軽くなげているのに良い球投げるわね。」
亜弓「いえいえ。でも思いきり投げたら球筋わかっちゃいますからね。」
 私はゆっくりとキャッチボールをする。そして由紀がバッターボックスに入っていた。暁美さんはさっきまで投げていたから数球投げて準備ができていた。
由紀「お願いします。」
暁美「こちらこそよろしく!」
 由紀がゆっくりと構えて真剣な表情へと変わっていく。それと同時に暁美さんも大きく深呼吸をして心を落ち着かせている。
瀧澤「(さて、一年生ながら最高のバッティングセンスを見せている羽葉のバッティングを見せてもらおう。)」
暁美「っし。」
 暁美さんが一気に集中すると体中にピリピリとした雰囲気が感じる。圧倒されそうな威圧感は六実さん…いや、勝浦さんよりあるかもしれない。これが…今大会無失点で続けている理由なのだろうか。きっと投げればそれが証明されるはず!
暁美「っふ!」
 シュバァアアア バシーーン!!
 ストライクワン!
亜弓「は、速い。」
由紀「(それだけじゃない。何なのこのノビと勢い。いままでどの選手を見てきた中でも一番すごい。あのプロ野球選手で一流の選手より…今大学生で最高の投手と呼ばれている椎葉真菜さんより…ストレートなら誰よりもすごい。)」
 由紀はさらに集中してかまえている。遠くから見てもわかる…あの投手は…今まで見てきた中でも…。
 シュルルルルル ブシィ バシン!
 ストライクツー!
由紀「(なにこのドロップのキレ!? 落差は六実さんほどでもないけど…なんでこの速さからあんなに鋭く落ちるの!?)」
瀧澤「(タイミングドンピシャじゃねえか。振っている位置も悪くない。やっぱりこいつは…。)」
暁美「(いいね…こういう相手と戦えるのは嬉しいね。だけど…私が勝つ!)」
 暁美さんは足をあげて大きく踏み込む。明らかに…ストレートだと分かるぐらいに…!
暁美「っら!」
 シュゴオオオオオオ
由紀「(低め!)」
 ブシィ バシーン!
 ストライクバッターアウト!
由紀「(たっ、高め!?)」
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