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06.30
監督「次は打撃練習だ。ピッチャーはそれぞれシートバッティングの準備をしておけ。シートバッティングだからといって打たせるようなピッチングはしなくていいぞ。」
 監督が声をかけるとすかさず投手陣は肩を作り出した。私たちも準備をして打撃と守備の準備をしていた。番号順に打撃が始まり、私と巴美羽は真ん中より後ろの順番になった。みちるや衣世、リーダーの夕菜が最初に打撃を行う。私は守備位置について守る体制をとった。巴美羽は歩きながら守備位置に移動していく。なんてマイペースな人なんだろうか。でも同じ守備の人たちとは仲良く話している。なんだろう…。
夕菜「お願いします。」
 まずリーダーの夕菜がバッターボックスに入った。あの代表投手は…たしか近畿で有名な…。
 ギィイン!
「ナイスバッティング!」
 綺麗なバッティングでセンターへと運んでいった。さすが特攻隊長にふさわしい人だ。
 ギィン
 ギィイン!
 当たったり外れたり、さすがに全部ヒットにするのは難しそうだ。
 ギィイイン!
「巴美羽いったよ! 巴美羽!!」
 バシーン!
 巴美羽のところに強い打球が飛んできたが、余所見しながらボールをキャッチ。そしてそのままファーストへ送球した。
監督「ほう。」
 あの守備に私は唖然としていた。なんであんなことができるの。私と何が違うのか…それはセンスの差だと思ってしまうぐらい、恐ろしいものだった。
みちる「お願いします!!」
 次はみちるがバッターボックスに入る。かなりでかいし目立っている。さて、初球はどんな打球を見せてくれるのだろうか。
 シュッ ギィイイイイイン!!
衣世「おおーー!!」
 ガサッ
 初球からホームラン。カンペキなあたりで皆が打球の方向を見ていた。さすがみちる、パワーはある。

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06.30
「すみません! 注文お願いします!」
 楓が手をあげて店員を呼ぶ。そして各々が食べたいものを注文していく。誰もが違う種類を頼んでいたのでちょっぴり楽しみだった。そんな私はパスタを頼んでいた。
「クリームスパゲッティーか。いいですね。私はおなかが減っていたのでハンバーグたのんでしまいましたよ。」
「私もステーキですよ。」
「恭花さんやるぅ!」
 私たちはそんな話をしながらドリンクバーを使って好きな飲み物を入れていた。楓は何か好きな飲み物を混ぜているように見える。なんだか罰ゲームのように思えるけどいたって顔は真剣だ。何かやらかすとは言えないけど…おいしいのかな…。
「よいっしょ。それじゃあ千代乃さん、乾杯のあいさつをお願いします。」
「え、ええっ!? 私がやるのですか。」
「頑張って、千代乃ちゃん。」
「あなたがリーダーですもの。」
 私は戸惑いながらも右手にもった飲み物を上にあげた。それに合わせてほかの人たちも飲み物をしっかりと持ち始めた。
「それでは…ライブ成功を祈って…乾杯。」
「かんぱーい!」
 皆がコップを出して当てていく。皆が私のほうに向かってやってきてくれてなんだか恥ずかしくなってきた。だけど、このメンバーでできるということがなによりもうれしかった。
「千代乃、うまくあいさつ出来てるじゃん。やっぱり礼儀正しい人は違うよね。」
「そ、そんなことないよ。」
「楓、それは私たちが礼儀正しくないように思えるわよ。」
「あ、ごめんごめん。自分のことを照らし合わせて見ただけだから。」
 楓はワイワイと盛り上げるように楽しくやっていた。恭花さんにいたっては誰とでもすぐに仲良くなってお話している。うらやましいなあ、楽しくお話しができるのが。
「ねえ千代乃さん。今回初ライブということを考えてやっぱり緊張しています?」
「まあ、今からしちゃってますよ。こんな素晴らしい人たちとライブができるのですから。」
「ありがとう。」
 私たちはにこやかに答えてお話を続けていった。このままずっとお話し続けたいぐらいだ。

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06.30
「拓斗おはよう。金髪の女の子までつれて…しかもよく見るとあの画家のヴィクトリアだこと。いったいどういうところからそんな人たちと出会うようになったのよ。」
「まあ…撫子に会ってからかな。とにかくいままでいろんなことがあったからここまで広がったのかもしれないな。まあなにはともあれ撫子のおかげだよ。ありがとうな、俺と出会ってくれて。」
「私こそありがとうだよ。拓斗がいなかったら私今頃何してたのかなって思ったりすることがあるから。」
「そういってくれるとうれしいよ。それよりは俺、飯食べたいんだけど。」
 するとお母さんはもう一つ椅子を出して座る場所を作ってくれた。そこに座るとごはんをよそってくれてくれた。この何気ない所にいつも感謝している。ありがとう、お母さん。
「それじゃあ準備できたからちょっと早いけどいってくる。」
「あら、散歩にいくのかしら?」
「お母さん、私たちの心は読み切っているみたいですね。それじゃあお邪魔しました。」
「おっじゃましましター!」
 俺たちはドアを開いて外にでた。外にはヴィクトリアのことを待っているかのように黒い高級車が止まっていた。しかもこんどはリムジンかよ。
「わーい! じっちゃん!」
「これ見た周りの人たちすごくびっくりするだろうな。」
「ふつうじゃありえない代物だからね。それじゃあ散歩しましょうか。」
 俺と撫子は手をつなぎ、ゆっくりと歩きだした。枯葉が宙に舞い、地面に落ちていく。この河川敷も茶色に染まっていた。
「きれいな街だよね。私、ずっとここで住んでいようかなって思うの。」
「俺も同じだよ。以外と土地とかに困らないし。それにこの綺麗で良い街から離れたらさびしくなるだろうしね。ずっと俺もここにいるつもりだ。」
「よかった…。拓斗とこれでずっと一緒にいられるね。」
「気が速いな。まあ俺も同じことを前に言っていたからな。」
「本当の答えはその時まで待っているよ。」
「うん、ありがとう。」

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06.30
由紀「ナイスピッチング! すごいね!!」
亜弓「ありがとう。次、由紀も二打席目入るね。がんばってね!」
由紀「ありがとう!!」
 由紀はベンチに戻ると飲み物を手にとった。そして三由さんがコップを用意してくれている。
三由「ナイスピッチング。」
亜弓「ありがとうございます。投げることが楽しくて仕方がありません!」
館川「いい所までなげてくれよ。」
栗山「あとは俺たちが塁に出るからさ。」
卜部「よっしゃ、栗山。おもいっきりいくぞ。」
栗山「おっす!」
 卜部先輩と栗山先輩がグータッチしてヘルメットをかぶっていた。八番は卜部先輩だ。相手はどう考えて投げてくるのだろうか。
永瀬「(八番にこのバッターが…? とにかく力で押していけば打たれる心配はない!)」
緒方「(足が速いはず。なのに八番ということは…何が目的だ? とにかく、まずストライクを取らせてもらう!)」
 ピッチャーが足をあげて力強く踏み込む
 ゴオオオオ
久保「なっ!」
 コツン
卜部「(ファーストライン際、走れ!!)」
 卜部先輩は初球からセーフティーバントを仕掛けてきた。しかもライン上、打球の殺し具合もかなり良い感じだ。
久保「永瀬、カバーを!」
 ドンッ!
 セーフ!!!
府中「ナイスバント!!」
芦毛「さすが卜部、俊足は伊達じゃないな!」
卜部「へっ!」
 セーフティーバントが見事に決まった。しかもファーストは投げられないぐらいの良いバントだった。相手も意表をつかれていて、これでノーアウトランナー一塁。次は栗山先輩の出番だ。
栗山「(卜部先輩、いきますよ!)」
卜部「(おっけ!)」
 栗山先輩が大きくどっしりと構えた。ここは何が何でも二塁までには卜部先輩を繋げる作戦だろう。
緒方「(この構えなら送りは…ない。だとしたらヒットエンドランだ。)」
 ピッチャーがうなづいてセットポジションに入る。卜部先輩はそれほど大きなリードはしていない。
 シュッ
栗山「(一発勝負!)」
横倉「はっ!?」
 コツン
永瀬「横倉! 一塁だ! 二塁は間に合わない!!」
 まさかここでもセーフティーバント!? こんなの私でも思いつかないよ。しかしファーストはタイミングが微妙だ。決まって!
 ズザザザ バシン!
 セーフ!!
栗山「っしゃあ!!」
 栗山先輩がヘッドスライディングの体勢からガッツポーズをとった。やった、これでノーアウト一二塁! そして願ってもないバッターが入った。
ウグイス嬢「一番、レフト、羽葉由紀。」
由紀「よっしゃ!」

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06.30
緒方「想像以上にやばい相手だ。…すまない。」
永瀬「ああ、わかっているよ。横倉! 落ち着いて行けよ!」
横倉「もちろんっす!」
 次のバッターは五番の横倉選手だ。おそらくここまでやってくると下位打線であっても侮れない選手ばかりがいるはず。でも私のピッチングはどこにだって通用したんだ。あの強豪校にだって…!
 シュゴオオオオ ブン バシーーン!
 ストライクワン!!
横倉「(す、すげえ!)」
星「振り遅れているぞ! もう少し早く!」
友亀「ナイスボール! いい球来ているよ!」
 よし、ちょっと高かったけどストライクゾーンに入った。次は…低めのストレート。このコースに決まれば打たれることはない!
 シュゴオオオオ バシーーン!
 ストライクツー!
卜部「いいねえ! 日高、ノリに乗っているよ!」
新天「次もいい球いこうぜ!」
 周りの人たちの支えだってある。これだけたくさんの人に声をかけてもらえるなら私はそれにこたえるように投げるだけ!
横倉「ふぅ…。」
 シュゴオオオ バシーーン!
 ボールワン!
渡部「おっけー! 見えてる見えてる!」
 ストレートは外れてしまった。だけど追い込んでいることには変わらない。なら今度のサインは…サークルチェンジをボール球になるように!
 シュッ グググッ
横倉「(遅い球! 狙いを絞って!)」
 ブン バシーン!! ストライクバッターアウト!!
亜弓「っし!」
由紀「ナイスボール! ツーアウト!!」
桃音「すごいわね。」
暁美「これで五連続奪三振…。」
 この甲子園で私の投球が通用している。こんな強敵ばかりな高校なのに戦えるなんてうれしい以外に何もない。なによりもこの甲子園で思いっきり投げれるのがうれしい。
永瀬「よし、俺もどれだけすごいか見てくるぜ。」
 次のバッターは六番ピッチャーの永瀬。ピッチャーにはヒットを打たせてはいけない。このバッターだけはしっかり抑えていこう。
 シュゴオオオ バシーン!!
 ストライクワン!
永瀬「(…なんだこれは。レベルが違いすぎる。)」
 ストレートが良いところに決まった。このコースに決められたのは大きい。あとは次の球もしっかりと決めて相手にボールを見させないようにしないと。
佐島「もしかして…本当にレベルが違うほどの投手なのかな。」
岸蔵「なに弱気になってるんだ。まだ試合は始まったばかりだろ!」
 シュゴオオオ ブンバシーーン!
 ストライクツー!!
久保「もう少しタイミング早くだ!!」
岸蔵「そういわれると…。」
 ここで抑えられるかどうかで…次の攻撃につなげられるかどうかがわかる。だから…ここは抑えないといけない!
 シュゴオオオオ
永瀬「(これは低い…!)」
 バシーーン!
 ストライクバッターアウト!!
亜弓「っしゃああ!!」

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06.29
巴美羽「なにしてん? お守りか?」
由紀「そうよ。別になんだっていいじゃない。」
巴美羽「そういうもの、由紀にもつけるのか。まあうちには関係ないことだけど。」
由紀「なによその冷たい言い方は。」
 巴美羽は私の声に反応して胸に手を当てていた。
巴美羽「私のお父さんとお母さんはこの中にいる。両親にそだてられたことがどれだけうれしいことか。失うのは辛いけど今はここにいるんだ。」
由紀「巴美羽…。」
巴美羽「さっさとキャッチボールの用意してよ。飽きて帰りたくなるわよ。」
由紀「……いや、帰らせないわよ。」
 私はグローブをすぐに持って巴美羽にボールを渡した。
由紀「あんたに勝つまで絶対にあきらめないんだから。それがお父さんとお母さんが望んでいることだから。」
巴美羽「あーそ。はいはい。好きにしてー。」
 私は走ってキャッチボールの場所へと移動していく。巴美羽にいたってはあくびしながら歩いてキャッチボールの場所へと移動していく。私は巴美羽が到着した瞬間にやや強い送球をする。
 バシン!
由紀「気合いれていかないとミスするよ。」
巴美羽「大丈夫だよー。」
 余所見しながらスローイングする。しかもそれは私の胸の真ん中、一番取りやすいところに飛んできた。このセンスはいったいどこからでてきたものなんだろうか。
由紀「巴美羽、ボール!」
 バシン
 私は投げると横を向いたまま巴美羽はボールをキャッチした。たったのちら見でそんなことができるの…なんなのさ。
巴美羽「ほい。」
 バシン
 かなり良い球が帰ってくる。もう絶対に巴美羽には負けたくない。どんなことがあっても!

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06.29
「改めまして、ピュアプラチナリーダーの千代乃です。衣装も作っています。」
「楓です! 音楽担当やってます!」
「恭花といいます。主にダンスの振り付けなどを行っています。」
 私が挨拶すると紅音さんが名刺を取り出して渡してきた。
「アイリングリーダーのアカネです。これは名刺です。またあったときに名刺交換していただければ嬉しいです。今は受け取ってください。」
「あ、ありがとうございます。」
 そうか、これからは名刺も必要になってくるのか。これからはしっかり準備しておかないと。そして続いて他のメンバーの紹介が始まる。
「私はルナです!」
「ハルミよ。」
「ユキノでーす!」
 四人とも可愛く挨拶してくれた。そして笑顔がずっと続いている。これが私たちとの違いなのだろうか。そしてやっぱり化粧慣れしているだけあってみんな綺麗だ。でもスッピンでも可愛いかもしれない。うらやましい限りだ。
「私たちのライブに参加していただけるということで、ラスト二曲目に入る前に紹介する形になります。」
「はい。」
「実はね…もし良く出来たら知り合いの人がCDにしてくれるかもしれないという話もやってきたの。その話には興味ある?」
「し、CDですか!?」
「すごい話ですね…。」
「はいはい! 興味あります!!」
 楓が元気よく手を上げながら言った。私と恭花さんは目を合わせたけどうんとうなづいて紅音さんの方をむいた。
「是非お願いしたいです。」
「ありがとう。そのためには一ヶ月で完成させないといけないわね。一番だけでも良いからしっかりとできるように準備しておいてね。」
「わかりました。」
 本当にすごい話になってしまった。私たちにそんなことがいきなり舞い降りてくるなんて…このチャンスは絶対に逃したくない。
「それじゃあ…そろそろ食事をしましょうか。これも交流ですし。」
「そうですね。それじゃあメニュー見ながら決めましょうか。」
 私たちはメニューを開いてどれを食べるか決め合った。思いのほかすぐに打ち解けて仲良くできていた。なんてやさしい人たちばかりなんだろうか。そして私たちは自然と笑顔になっている。この笑顔にさせる力…私たちは持たなければいけない。

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06.29
「おっはよー! 拓斗、おきて!」
「今何時だと思ってるんだよ…。」
「七時!」
 予定より一時間早いじゃないか。俺が寝落ちないように用意していたのだろうか。まあ起こされたり、ここまできてもらったからにはしょうがない。
「おはよ。」
「おはよ。」
「早く起きるネー!!」
「うわっ!?」
 まさかのヴィクトリアまで部屋の中に入ってきたのかよ。どうしてついてきたのかは俺にはわからないけどここにいるということは…三人で俺の部屋にいるということになるか。
「ねえ、この写真は撫子と一緒にとったやつかネー?」
「ああ、それは遊園地でとったやつかな。」
 するとヴィクトリアはニヤニヤしながらその写真を眺めていた。そして立ち上がって撫子のほっぺをツンツンとしていた。
「二人とも可愛いネー!」
「こら、ヴィクトリア。かってにツンツンしないの!」
 俺は二人の様子を見て笑いながらも着替えを始めた。今日は文化祭デートだとしても学校の一生徒だから制服に着替えないと。
「ヴィクトリア、着替えるからいったん出てくれー。」
「はーい!」
 そういってヴィクトリアはテクテクあるいてドアを開いた。それと同時に撫子も立ち上がる。
「散歩の時は二人だから大丈夫だよ。それじゃあ下で待ってるね。」
「了解。」
 撫子がドアを閉めると俺はすぐに着替え始めた。はやく着替えて撫子と共に散歩しないと。そんな使命感がやってきた。
「よっと、これで準備オッケーかな。」
 俺はすぐにカバンをもって階段を降りていった。
「おいしいネー!!」
 リビングのドアをあけるとそこには卵焼きを食べる撫子とヴィクトリアの姿が見えていた。俺の席にヴィクトリアが座ってるし。

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06.29
緒方「当てた!?」
 あ、当たった。まぐれかもしれないけど…当てることができた。私にもチャンスは十分ある。真後ろに飛んでいるということはタイミングはバッチリ。あとはしっかりとらえればヒットにできるかもしれない!
永瀬「(当ててくるか。しかしヒットにされなきゃ点なんて入らない!!)」
 相手投手が腕を上げる。顔に力が入っている。きっとストレートがやってくるだろう。さっきも当てられたはずだ。あの場所を狙えば!!
 シュゴオオオオオ ギィイン!!
久保「おーらいおーらい!!」
 バシン! アウト!!
 当てたには当てたけどファーストフライになってしまい捕られてしまった。スリーアウトチェンジになって私の第一打席が終わった。
由紀「当てただけ上出来! あとはピッチングで最高のプレーを見せるだけ!」
亜弓「ありがとう。いってくるね!」
 私は由紀にグローブをもらいながらマウンドへと走っていく。腕をグルグルまわし、投球練習を始めた。
緒方「次は俺からだな。久保、あのストレートはどんな感じだったか?」
久保「おおよそボール二個分上だと予想して振れば良いと思う。正直ストレートみると驚くかもしれないが、それぐらいやばい。」
緒方「了解。実物を見て確認してみるか。」
 次のバッターは四番の緒方だ。この学校の主軸で一番の打点王だ。そして打率も高い。こんなバッターをどう抑えるのか、いままでだったらそう思っていただろう。だけど…今は何も怖いものなんてない!
 シュゴオオオオ バシーン!
 ボールワン!!
友亀「いいよいいよ! ナイスボール!」
緒方「(想像以上というか、すげえぜお前。俺も全力で迎え撃たないとな!)」
 シュゴオオオ ギィン! ガシャン!
 ファールボール!
緒方「ふぅ。」
佐島「いいよいいよ! 当てられてる!!」
 わずか二球で当ててきた。相当なセンスの塊だろう。甘いところには投げられない。次は…チェンジアップ。タイミングをずらす作戦なのかな。なら厳しいところに!
 シュ
緒方「(これは…入るか!?)」
 ギィン! ファールボール!
由紀「すごいね、あの当ててくる執念が並じゃない。」
 また当てられた。投手としては嫌な気持ちになると思うけど…。だといって打たれているわけじゃない。なら…ここに!
 シュゴオオオオ
緒方「(ふん!)」
 バシーーン! ストライクバッターアウト!
亜弓「っしゃ!!」
 よし、三振にとることができた! これで四者連続奪三振だ!

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06.28
巴美羽「うーん、練習メニューが簡単すぎるね。」
 巴美羽の言葉に私たちは目をぎょっとさせた。さすが天才といいたい所だけど監督の目の前でそんなことを言えるなんて。たいした自信がないと出来ないことだ。
監督「まあやってみればわかるさ。それじゃあ練習開始するぞ!」
皆「はい!」
 代表のメンバーは走って荷物を置いてグラウンドに移動した。私はそれについていくように走っていく。引っ張っていきたいという気持ちが…沸いてこない。
「それじゃあ練習始めるわよ!」
 あれは全国大会でベスト4チームの最上 夕菜(もがみ ゆうな)さんだ。一番バッターとして全国で名を轟かせてきた人だ。引っ張っていく力は相当あるみたいだ。
夕菜「いっちに! いっちに!」
皆「いっちに!」
 私も声を出して走り出す。しかし隣にいる巴美羽はどこかそっぽを向いて声を出していない。本当にこの人は何なんだろうか。ダメな人間でしか思えないし、周りは軽蔑の目をしてもおかしくない。なのに不思議と人を集める。そして会話は気さくに話しかけてくる。本当になにもかも読めない。
衣世「すげぇな。胸いくつあるんだ。」
みちる「れ、練習中にそんなこと聞かないで!」
 みちるが怒っている。あの衣世って人も髪染めて体わざと日焼けさせているように見える。でも実力は確かなんだ…。そして誰にも流されず湯子は一生懸命走っている。…私は…楽しく、明るいプレーと練習がモットーじゃなかったのかな…。気合入れないといけないのに…。

夕菜「次はキャッチボールよ! 準備して!」
衣世「みちる、キャッチボールしてよ。」
みちる「わ、わかった。」
 みちるが衣世とキャッチボール。あんなに喧嘩していたのにソフトボールのことになればもう同じチームなのか。
湯子「あ、キャッチボールいいですか?」
「いいよ!」
 湯子もキャッチボール相手を見つけている。私もグローブを出して相手探さないと…。
 ポロッ
 あれ? これって…お父さんとお母さんが作ってくれた…お守り…。

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06.28
「えっと…たしかこの店だっけ。」
 私と楓、恭花さんは紅音さんと約束していたカフェを見つけた。本当にもういるのかなと気になって店の中へと入っていった。
「いらっしゃいませ。」
「あの、ここに紅音さんという人はいらっしゃいますか?」
「紅音さんですね。そちらの大テーブルでお待ちしております。」
 私は店員の指差す方をむくと紅音さんの頭が見えていた。それだけではない。あの時のメンバー四人もそろっていた。それを見た瞬間に気を引き締めた。というよりは緊張で足が少し震えていた。
「楓、恭花さん。行きましょう。」
「もちろん!」
「落ち着いて普通にお話しましょう。」
 私はその声にこたえるようにあの場所へと移動していった。
「あ、千代乃さん!」
「どうも、お久しぶりです。」
「会うのは久しぶりだね。あ、こちらが私たちのメンバー。そして私たち、アイリングです。」
「どうもです。私とこの二人は同じメンバー、私たちのアイドル名は、ピュアプラチナです。」
「ピュアプラチナか。いいね! あ、遠慮なく座っていいよ。」
「ありがとうございます。」
「皆かわいい! うらやましい!」
「どうやったらそんな綺麗な化粧ができるのか…すばらしいですね。」
「本当に? ありがとう!!」
「私たちもまだまだ勉強するべき所はあるけどね!」
 二人は他のメンバーの人たちとも仲良く会話している。私が固すぎるだけなのかな。落ち着いて話せば大丈夫かな。

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06.28
「あ、俺ここです。」
 俺は運転している通訳のおじさんに声をかけてとめてもらった。荷物をまとめて降りようとしたとき、あることを思い出した。
「あ、撫子。明日は何時に会うか?」
「そしたら8時からでいいかな? 少し散歩もしたいから。」
「了解。それと…ヴィクトリア、学校は大丈夫なのか?」
「平気デース! いつもおじさんに教えてもらってるネー!」
「教員免許も持っておりますぞ。」
 うわぁ、すげえや。ヴィクトリアの執事というべき存在なのだろうか。カンペキすぎてうらやましすぎる。もしこれが何かの相手だとしたら、ぐうの音も出ないぐらいだ。
「拓斗、それだけじゃないんだよ。ヴィクトリアはこう見えても飛び級生だからね。私たちより断然に頭が良いから。」
 なんだよそれ、天才に天才がつくってどういうことなんだよ。うらやましすぎてマジで泣けてくるぞ。
「なんだか俺寂しく思えてくるよ。」
「そんなことないよ。拓斗は恵まれてるよ。何の弊害もなく生きているんだから。私はあなたに出会えてよかったと思うよ。」
「私もネー! 撫子に出会えて、そして白羽根さんに出会えて世界の見方が変わったネ!」
「そういってもらえるとうれしいよ。それじゃあまた明日!!」
「うん、明日ね!」
 撫子は手を振りながらずっと後ろを向いていた。車が見えなくなると俺は自分の家に向かっていった。なんの弊害もなく…か。そんなことはないと思うけどな。
「ただいま。」
「お疲れ様。そうそう、巷で有名になってたわよ。拓斗が女装してるって。」
「なにぃいい!? もうそんな有名になっていたのか!?」
「そりゃそうよ。商店街はその話題で持ちきりだったわよ。」
 なんてこったい。もうそんなことになっているのか…。良いのか悪いのか…。

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06.28
友亀「(この投手は相当な力を持っている。ストレートにカーブ…そしてカットボールまであるんだからな!)」
 シュゴオオオオ ブン バシーーン!!
 ストライクワン!!
緒方「ナイスボール!!」
友亀「(来る球がわかっていても当てるのがこんなに苦労するなんて…。)」
 友亀も苦しんでいる様子だった。相当な実力者なのは確か。それもわかっていて抑えられる強みは計り知れない。私も…あの球が打てるのだろうか。
 バシーーン! ボールワン!!
永瀬「(やけにボールをじっくり見てきやがる。)」
 ググググッ バシン
 ボールツー!
横倉「大丈夫! 後ろには俺がいるぞ!」
渡部「バッチこいおらー!!」
 守備陣にも気合が入っている。この鉄壁の守備をどう崩すかも重要になってきそうだ。友亀はその部分を把握しているだろう。
 シューーー グッ バシーン!
 ストライクツー!!
友亀「(こいつがカットボール。ストレートと球速差は…4キロぐらいか? だとしてもこれは相当な武器だ。でも…荒削りな部分もある!!)」
 シュゴオオオ
友亀「(振れ! ストレートだ!)」
 バシーーーン! ストライクバッターアウト!!
久保「ナイスピッチング!」
永瀬「っしゃ!」
 高めのストレートを空振りして三振になってしまった。友亀が悔しそうにベンチへと戻っていく。
友亀「日高、相当調子良いみたいだ。狙い球を絞っていけ。」
亜弓「狙い球…。」
 私はその言葉の意味を理解しようとしながらバッターボックスに入った。けど…私はバッティングにおいてはそこまで器用じゃない。果たしてこの球はどんな風に見えているのだろうか。相手投手が振りかぶって投げる。
 シュゴオオオオ バシーーン!
 ボールワン!!
亜弓「ふぅ…。」
緒方「ナイスボール! いいよいいよ!」
 想像以上だった。手元でグンと伸びてうなりをあげているように見える。地区大会を勝ち抜いてきた実力は十分にあるし、なによりもその仲間たちの思いがボールに伝わっている。たしかにすごい! でも…テレビでみたあの女性投手と比べたら!!
 シュゴーーーー ギィン! ガシャン!
 ファールボール!!

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06.28
新規キャンバス2



キャラクター紹介 
名前 早乙女 衣世(さおとめ いよ) 中学三年生
誕生日 6月29日
身長168cm
アナザーストーリー初登場
外野手と内野手 右投げ左打ち

地元から性格が畜生だといわれているソフトボール選手。中学生なのに髪を染めたり酒を飲もうとしたりする。そして男なんてちょろいと思っている、まさに畜生の塊である。しかし恋愛なんてしたことない。選手としては勝負強い打撃に定評があり、送球も上手い。そしてなによりも類まれなセンスの持ち主で、突然のひらめきでチームを助けていくことがある。


今回はぐう畜カレラさんに描いていただきました!ありがとうございます!
ぐう畜カレラさんのpixivページ
ぐう畜カレラさんのツイッター
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06.27
衣世「わっ!!」
みちる「きゃああああっ!」
衣世「犬みたいな反応するなお前。可愛くていじめたくなるね!」
みちる「ちょっと、そういうのやめなよ!!」
衣世「うわ、ビクビクしながら答えてる! …でも気に食わない。でかいんだよ、羨ましいんだよ。」
みちる「それならあなたのバッティングセンスも羨ましいわよ。」
 なんだか喧嘩しているようでお互いのすごい所は分かり合っているようだ。私もそう思えるけど…この人だけは思えない。
巴美羽「なによその目は。」
由紀「何もないわよ。」
巴美羽「もし本当に勝ちたいと思うなら両親のために頑張らないといけないって思えないの? 私ならそうするね。」
由紀「…たまには良い事言うのね。でもあなたに言われても何か納得できないわね。」
巴美羽「私は同じような境遇にあったからこそ言えるのよ。」
由紀「えっ。」
巴美羽「親のために野球をやってきたならずっと親のために最高の野球をみせないとね。…話すの面倒になったからあっちいくわ。」
 面倒になったって…本当に自由人で飽きっぽい人だな。でも正論の部分はある…私にできることは…まだあるのかな…。
監督「集合!!」
皆「はい!!」
 代表監督が私たちを呼んで集めた。いよいよ全国大会に向けた練習が始まっていく。私は本当についていけるのかな。今までの自信が崩れ落ちているのがわかっている私にこれほど怖いものはなかった。

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06.27
「お母さん、初ライブが決まったよ!!」
「へえ、どこでやるの?」
「えっとね、秋葉原の歩行者天国の中だって!」
「あら、そんなすごい所でやるなんてね!! きっといろんな人たちが見るから今までに経験したことない緊張があると思うわよ。私も見に行くから応援するわよ。」
「ありがとう。」
 私はちょっぴりテンションを上げながら飲み物を取り出した。
「珍しいね、最近の子は見に来ないでって言うのが普通かなって思ってたわよ。お母さんが見にきてもいいの?」
「うん、だって私のそういう所って無かったよね…いつも妹の所行ってたから…私の晴れ舞台だと思ってみて欲しいの!」
「大人になったわね。それならビデオとっておかなくちゃね。」
「えへへ、ありがとう。」
「他の子のお母さんたちもやってくるのかしらね。」
「それはわからないな。何しろ歩行者天国だから人多いだろうね。」
 私は右手を力強く握った。
「私、体弱いと思ってたし、何もできないままかなって思ってたけど今なら自分が変われそうな気がする!! 頑張るからね!」
 私はすぐに階段を駆け上がって今日のダンスの様子を見に行った。早くできるようにならなきゃ。

「デビューライブかぁ…。あのときもこんな緊張したかな…。もっと緊張している気がする。自分にやったことない経験だったからかな? でもいままで初の時もこんな緊張はなかった。だから…頑張る!」

「運動部の時とは違った緊張感ね…。私、可愛く見えてるかな…やだ、何考えてるの私は! でも可愛くみせなきゃいけないんだよね…よし、やってみよう!」

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06.27
「撫子お疲れネー!」
「ヴィクトリア、ありがとう。」
 ヴィクトリアは校門の前で撫子のことをまるで飼い主を待っていて尻尾を振っているかのような様子をしていた。
「拓斗、これスウェーデンのお土産ね!」
「おお、マジか!! ありがとう。」
 ヴィクトリアが袋を俺に手渡ししてきた。撫子にも同じものを用意してくれたようだった。中身は何だろうか。袋を開けてみるとマフラーと手袋が入っていた。そうか、そろそろ冬に入るということだから用意してくれたのかな。しかも本場スウェーデンのものだから絶対に暖かそうだ。
「ありがとう! それじゃあ私は拓斗に手編みの帽子を作らなきゃね。」
「そしたら俺も撫子にセーター作るか。」
「セーター作るの!? 嬉しい! あ、そしたらヴィクトリアにも手袋作ってあげるわね。」
「ワーイワーイ! 撫子からの手袋は皆に自慢できるネー!!」
 反応が無邪気で子供っぽいけどそれがヴィクトリアらしさだろう。そして車が近づいてきて窓が開いた。そこにはあのおじいちゃんがいた。
「送りますよ、ヴィクトリア、六道さん、白羽根さん。」
「わーい、じっちゃんありがと!」
「すみません、ありがとうございます。」
 俺と撫子は深々とお辞儀しながら車の中に入っていった。
「運転も出来るって本当に多芸ですよね。」
「いやいや、これぐらい普通ですよ。」
 普通か、なんというかそうだとしても普通には思えねえよ。
「明日は楽しみですネ! いろんなメインイベントがあるから楽しみで仕方ないネー!!」
「まさかいくつかイベントでようと思ってるの?」
「あったりまえネー! 特にカラオケ大会! カラオケって日本の技術からなんでショ? 最高ネー!」
「ああ、そういうことか。」
 でもカラオケなら何処にでもあるだろ?

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06.27
由紀「亜弓…すごかったわよ。なんていうかね…雰囲気が出てきた。」
亜弓「えっ? 雰囲気?」
由紀「うん…六実とか暁美にあったような…独特なオーラ、亜弓にも見えてきた気がする。」
 わたしにも…そんな風格が見えていたのだろうか。だとしたら…成長できたことなのだろうか。でも…本当に…。
由紀「きっと女子のあの人たちに聞けばわかると思うよ。」
亜弓「そうかな…。」
新天「それだけ調子がいいんだ。そのために俺たちも早く点とってやるよ!」
友亀「俺にしっかり回してくれよ!」
海鳳「まずヒット打とうぜ。」
 次のバッターは新天からだ。一気にチャンスを広げられることも出来るバッターだ。でもまずはヒット一本が欲しい。
永瀬「(相手のピッチャーは最高の立ち上がりをしてきた。ならそれに答えるように最高のピッチングをこっちもみせなきゃな! 力強さが俺の武器なんだから!!)」
緒方「(そうだ、お前のその闘争心があってからこそのピッチングなんだ。さあ、ここにこい!)」
 シュゴオオオオ ズバーーン!
 ストライクワン!
新天「(球速は140ぐらい。低めはしっかりと決めてくるな。だけどたまに力んでやってくる…)」
 シュッ シュゴオオオ
新天「(この高め!!)」
 ギィイイン!!!
緒方「センター!」
新天「重いっ!」
 新天が手を振りながら走り出した。相当手がしびれたのだろう。芯でしっかりとらえない限り、あの重さのあるピッチングは発揮されてくるのだろう。
 バシン アウト!!
岸蔵「よし、ワンアウト!!」
 新天がセンターフライで終わってしまった。私はネクストバッターサークルに入るためにヘルメットをかぶってバッティンググローブをつける。振った感覚としては悪くない。せっかくだから私もヒット打ちたい。甲子園に出たなら!!

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06.27
「うーん。」
 一カ月でなんとかしなきゃいけない。そして一週間以内にアイドル名を考えておかなきゃいけない。これほど忙しくて充実した日々はいままで経験したことがない。なんて嬉しいことで恐ろしいことなんだろうか。とにかく今はアイドル名を考えないと。
 ピロロロ
「メールだ。」
 私のパソコンにメールがやってきた。相手は紅音さんだった。
『こんばんは。サンプルの音楽とダンス、見させていただきました。あの電話から4日間でここまでできるのは本当にすごいことですよ。楓の音楽センスは高いし、恭花のダンス指導、そして振り付けは光るものがあるように見えたわ。そして千代乃は衣装のセンス、そしてすべてにおいて呑み込みが早いわね。まるで皆光る原石のようね…。たとえるならダイヤモンド…いや、プラチナになりえる素質があるよ!』
 私たちにそんな素質が…そんなに期待されているのかな。まって、私たちに向けてのアイドル名に対するアドバイスなんじゃないのかな…プラチナ…「ピュアプラチナ」純粋なプラチナ…これよ、これよ!
「す、すぐ電話しなきゃ。」
 私はすぐにパソコンで電話機能を付けた。そして楓と恭花さんを呼んだ。急いで教えてあげないと!!
『もしもし、どうしたの楓。』
「聞いてよ! 私アイドル名決めた!」
『千代乃、何かあったの?』
「さっき紅音さんからメールが届いたの。ダンスと衣装、音楽について話してくれて…その中にこれよって思ったのがあったの。」
『それは! それは!?』
「私たちは光る原石、たとえでプラチナになりうるって言われたの。だから純粋なプラチナ、『ピュアプラチナ』なんてどうかな!」
 私の声に二人から静けさが漂った。しかしすぐに答えが返ってきた。
「それだ! それしかないよ!!」
「うん、私もそれしかないと思ってる。」
 二人は嬉しそうに納得してくれていた。私は嬉しくてたまらなかった。ピュアプラチナ、私たちのアイドルの出発点だ!
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06.27
「お疲れ様!」
「香織ちゃん! デートは楽しんだ?」
「あ、当たり前じゃない! 明日は二人の出番なんだからね!」
 藤浪は照れながらも笑っている。何か楽しいことがあったのかな。それなら本当によかったかな。磯見も十分楽しんだかのような表情をしている。しかしそれはニヤけ顔へと変わっていった。
「白羽根、俺キスしてもらったぜ。」
「おお、そりゃよかったな。」
「こらあぁあああああ!! いうなぁああああ!!」
 ドガッ!!
「ぐほぉおお!!」
 藤浪にみぞおちを打たれた磯見はその場に倒れてしまった。あ~あ、彼女の前でそんなこと言ったらやられるさ。しかも相手が藤浪なんだからな。
「たっだいまー!」
「美幸ちゃーん! おかえりー!」
 今度は生田と目黒も帰ってきた。しかも生田まで照れながらこっちにやってきた。
「まさかと思うが生田、お前…。」
 すると生田は隣の磯見の様子を見て察したのか、俺の耳元に近づいてきた。
「ああ、俺もキスしたぜ。」
「おめでとう。」
「な、な、何いってるのよ!!!」
 ズガッ!!
「なんでっ!」
 ああ、生田まで撃沈してしまった。しかしなんで聞こえていたのだろうか。しかもめっちゃ照れながら目黒も殴っていた。おいおい、そんなキャラじゃないだろ。それとも本当に照れていたのだろうか。なら仕方ないかもしれない。
「拓斗、同じこといったら同じことやろうね。」
「それやる前提で説明してるの!?」
 撫子、このタイミングでそれいわれると周りに期待されるだろ。本当に大胆なことやってくれるな。
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06.27
久保「(こいつか…。)」
友亀「(やっかいなバッターの一人だ。ここを三振で押さえれば本当の実力だと証明できるぞ。)」
 このバッターを押さえれば…波に乗れる。打撃にも良い流れを持って行ける! 私が…押さえてみせる!
 シュゴオオオオ ズバーーン!
 ストライクワン!
久保「すんげえストレート。完成度たけえな。一年だよなあいつ。」
友亀「そうです、一年生なんです。」
久保「となりゃ意地でも出ないとな。」
 相手バッターの目つきが変わる。スイッチが切り替わった感じがした。厳しくいかないと当てられてしまうかもしれない。
淳和「あのバッターはなかなかやるね、すこし雰囲気がある。」
瑞華「簡単にやられないように気を付けないとね。」
 シューーー バシーン!
 ボールワン!
 ひとつ外した。良いコースかなと思ったけど外れてしまった。このコースはボールになることを覚えておかないと。
卜部「こっちに打たせたって構わないぜ!!」
 たしかに打たせて守備に緊張感をほぐさせるのも一つかもしれない。けど今の調子なら三振を取ることができる。できるならそれで押さえていきたい!
 シュゴオオオオ
久保「(これもやべえ!)」
 ギィン! ガシャン!
 ファールボール!!
友亀「(当てやがった。)」
久保「っぶねえ。」
星「いいぞ! あたってるあたってる!」
永瀬「落ち着いていけばヒット打てるぞ!!」
 いきなり一巡目から当ててきた。相当なバッティングセンスがあることがわかる。これは本当に気が抜けない。変化球のサインが来るかな…。
友亀「(ここは力で勝負だ。)」
 サインはストレート。低めに構えている。あのコースなら…絶対にうたれることがない!!
 シュゴオオオオオ ブン バシーーン!
 ストライクバッターアウト!!
由紀「ナイスピッチ!!!」
「きゃあああああ!!!」
 やった、三者連続三振にを取ることができた。私の球は甲子園でも通用するんだ。ストレートは絶対に打たれない!!
府中「ナイスピッチング。」
新天「すごいね!!」
 みんなからほめられながらベンチへと戻っていく。そしてスタンドからは拍手と黄色い声援が聞こえてくる。私のためにこれだけ応援してくれているなんて…。この試合、絶対に勝ってみせる!
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06.25
由紀「…おはよう。」
みちる「おはようです。一緒に全国代表に選ばれて嬉しいです。」
湯子「選ばれたなら頑張らないとですね。」
由紀「そうだね…。行く?」
みちる「は、はい!」
湯子「頑張りましょう!!」
 私は全国代表のチームメイトが集まるグラウンドに到着した。でも…なぜか気分が高ぶらなかった。まだ引きずっていた、親のことを…。忘れられない衝撃が…ずっとあの光景を…。
みちる「由紀先輩…? 由紀先輩!」
由紀「あ、ごめんね。ボタン押さなきゃ。」
 私は目の前にあるボタンを押して扉を開いた。そして目の前には全国代表の人たちが集まっている。その中には巴美羽もいた。
巴美羽「気持ち…かわっていないみたいだね。それだと置いてかれるわよ。まあ私はしらないけど。」
由紀「練習サボるあなたに言われたくないわよ。」
巴美羽「これでも全国優勝しましたが?」
 なんか許せない、この人だけは絶対に許せない。
衣世(いよ)「先輩、この人が由紀さん? ちっちぇー。」
由紀「小さくてすみませんね。」
湯子「なによその口調。」
由紀「いいよいいよ、ムキにならないで。」
みちる「早乙女 衣世(さおとめ いよ)…ね。」
 この人が早乙女衣世。関西の中では至上最高の長距離砲といわれている人がこの人…いかにもギャルっぽい感じがする。しかもコーヒー牛乳を片手に持っているし。
衣世「へーこっちがみちるか…でかいな、もうちょい背縮めよ。」
みちる「いやよ。」
衣世「ならちょっとわけてよ。」
みちる「それもいやよ、そっちも十分大きいじゃない!!」
 こんなメンバーで本当に大丈夫なのかな…。チームがバラバラにならなきゃいいけど…。それよりもまず自分の心配をしなきゃ。

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06.25
「というか…私たちなんかでいいのですか?」
『全然いいわよ!』
 私は手を震わせながら楓と恭花さんを見つめた。すると恭花さんが私のところに近づいてきた。
「いつなのか聞いてみて。」
「えっと…いつからなのですか?」
『えっとね、10月の22日、今から…一か月後だね。』
「い、一カ月ですか!?」
 一カ月、それはあまりにも短いと思ってしまった。けど…二人の目つきは変わらない。決意をあらわにしている様子だった。ここまできたならもう…このチャンスを逃すわけにはいかない!!
「はい、やります!」
『りょーかい! それじゃあ一週間後、お昼に秋葉原の喫茶店で話し合いをしたいのだけどいいかな?』
「一週間後ですか?」
「私はいいよー!」
「私も予定空いてるわよ。というよりは開けたわ。」
「はい、大丈夫です!!」
『おっけー! それじゃあ一週間後、よろしくね!!』
「はい、ありがとうございました。」
『いえいえー。それじゃあ!』
 紅音さんが電話を切った。私は震える手が抑えきれず、携帯をテーブルに置いてもカタカタと音をたててしまった。怖さとうれしさと…そしてやらなきゃいけない使命感に体を震わせていた。
「楓…恭花さん…。」
「やりたいに決まっているじゃない! 最高のパフォーマンスを見せてやろうよ!」
「私も精一杯ダンス教えられるように勉強するから。」
「二人ともありがとう…。」
 私は思わず右手を前にだした。
「手、合わせていこう。」
「あ、それね!」
 私の手の甲の上に楓が手をのせる。それに続いて恭花さんも置いてくれた。
「一ヶ月のライブ! 絶対成功させるよ!!」
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06.25
「ふぅ、お疲れ様!!」
「拓斗! やりきったね!」
 俺と撫子はコスプレ喫茶の一日目をやり遂げてハイタッチした。そして周りの人たちも拍手と笑顔で終えることができた。最高のコスプレ喫茶でよかった。
「明日は午後から私たちはフリーになるよね。そしたら一緒に回ろうね。」
「ああ、もちろんだよ!」
 俺と撫子は笑いながら教室の様子を見た。すると一人の女子が俺たちの所にやってきた。
「ねえ、二人とも明日はフルで文化祭楽しんできてよ!」
「え? でも私たちは代表だし…。」
「いいのいいの! 私たちで何とかするから!」
 その女子の声にほかの人たちも俺たちを見てうんうんとうなづいた。なんてやさしい人たちなんだろう。ここは…撫子に聞かないとわからないな。さすがに甘えてここは聞くか、それとも撫子がやりたいならやるしかないな。
「私はできるなら…拓斗と楽しみたいな。」
「おっけ、なら一緒に文化祭楽しむか。」
「その代わり、休憩こっちに着てね!!」
 俺と撫子はうんうんとうなづいていた。
「イェーイ!」
 そして時同じくして教室にヴィクトリアがやってきた。しかもなんか綿あめとかいろんなもの手に持ってるし。しかもおじいちゃんまで!!
「いやー、文化祭というものは楽しいですのう。」
「二人とも明日デートなの? なら私は途中だけ一緒にするネー!」
「おお、俺たちのこと考えてくれているのか。ありがとう。」
 ヴィクトリアは頭をかきながら微笑む。こんな嬉しいことをやってくれた皆には本当に感謝だな。

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06.25
岸蔵「ごめん。だが一つだけ忠告しておく。こいつのストレートは尋常じゃねえぞ。」
井上「ああ、わかってる。」
 次のバッターは二番だけど中核の存在となる井上。一人を断ち切ったからこのままの流れで抑えて行きたい。
暁美「見た?」
六実「見た…白色の輝かしいオーラが。特に投げる時、あの思い切りのよさの気持ちが表面に現れているようだね。」
由紀「(すごい…もうワンランク成長してきている…。ストレートの速さは特に変わってない。でもノビや球の勢いが全然違う!)」
 サインはストレート。自信を持って投げれば抑えられることなんだ。全力で…あのミットに!
 シュゴオオオオオ ブン バシーーン!!
 ストライクワン!
井上「(真ん中だと思ったのに!?)」
友亀「ナイスボール!!」
海鳳「いいね! 調子よさそうじゃねえか!」
府中「こっちに打たせてもいいぞ! 全部抑えてやるからな!」
 バックにも信頼できる味方がたくさんいる。だから投げることに集中ができる!
 シュゴオオオ バシーーーン!
 ストライクツー!!
井上「(この低めが入っているのか!? 尋常じゃないノビだな。おそらくボールの上部分を意識して振ればよいか…それでいこう!)」
友亀「(いい球だ。次は…これでしとめるぞ。)」
 次のサインはカットボール。高さは真ん中のインコース。それなら引っ掛けてゴロにしとめられる!
 シューーー
井上「(ここから伸びる!)」
 ブン! バシーーン!
 ストライクバッターアウト!!
井上「お、落ちた?」
友亀「ナイス!!」
池之宮「ツーアウトツーアウト!!」
新天「ボール走ってるよ! このまま抑えていこう!!」
 三振でツーアウト。すごく気持ちが良い。三振を取るのがいつもよりもスカッとするなんて…。私、甲子園で三振を取っているんだ!!
久保「俺が止めてくる。絶対にこいつを波に乗らせたらダメだ。」
 次のバッターは久保、地区大会でも打点を稼いできた一人だ。ここからが本番になってくる。

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06.24
 ピロロロ
 なんだろう、三人と会議している途中に電話がかかってきた。
『もしもし、千代乃ちゃん?』
「あれ? その声って…紅音さん?」
「うそっ!?」
 私が電話に出るとなんと紅音さんから電話がかかってきた。たしかに電話番号も交換した記憶はあるけどまさか紅音さんからかけてくるなんて…。しかも素晴らしいタイミングだった。
『アイドル活動頑張っているみたいね。この前練習している所見たわよ。私もたまに使っているからね。』
「そ、そうだったんですか! じつは今メンバーの人たちと一緒にいて…。」
「本当? なら電話かわってくれる?」
 私は突然のことに携帯をはずした。そしてまず楓に携帯を渡す。
「もしもし、旋風楓です。」
『アイリングの紅音です。よろしくね。』
「よろしくです! 私は音楽作ってます!」
「私にもかわってくれる?」
 恭花さんが手を伸ばして楓から携帯を受け取る。
「夜桜恭花です。ダンスなど運動担当してます。」
『恭花ね。よろしく!』
 挨拶が終わると私のところに携帯が戻ってきた。
「あの、実は相談がありまして。」
『何?』
「私たち、デビューのライブをどうしようかなと考えていて。」
『丁度よかった! 私たちのライブに一緒に出てくれないかなって誘おうと思っていたの!!』
「ほ、本当ですか!?」
 あまりの出来事に私は大きな声をだしてしまった。恭花さんと楓が私を見る。まって、落ち着かなきゃ…。
『…やる?』
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06.24
「いぇーイー!」
 なんだ? ヴィクトリアの楽しげな声が聞こえてきた。何をしているのかと思ったら撫子の用意していた予備のコスプレを着させていた。そのコスプレはアニメキャラクターの恰好だった。というか撫子の髪にはそっくりなキャラクターだったのでまさにぴったりだった。
「ヴィクトリア、すげえ似合っているな。」
「そうでショー!」
「というかヴィクトリアはもともとが金髪だからうらやましすぎるのよ。」
「たしかにそれは言えるよね。」
 ヴィクトリアは乗り気になってフリフリとポーズをとっていた。それに見とれるかのように回りの人たちはヴィクトリアを凝視していた。すげえよヴィクトリア、俺たちにはない物を持っている。そんなところがヴィクトリアの良い所なんだろう。
「ねえ拓斗、一緒に接客してみる?」
「女装で俺がやるのか?」
「お、拓斗の女装接客見たいネー!!」
「ヴィクトリア、お前まで乗り気にならないでくれ。かなりこれ恥ずかしいんだからさ。」
「えーいいじゃんいいじゃん!」
 ヴィクトリアと撫子は俺の後ろを押す感じで会場の外にでていった。そしてみなの前に俺の衣装などがさらされていく。というかもうさらされているし。
「おお! ついに拓斗が接客か!?」
「い、いらっしゃいませ。ご主人様。」
「おお!! でもなんか違う気がする!!」
 そりゃそうだろ、ふつう男がやるものじゃないぞ。というかなんでこいつらはそんな乗り気になっているんだよ。まあ理由は大体わかる、ヴィクトリアがそんな雰囲気にさせたのが理由だろう。
「それじゃあその格好で外に行こうネー!」
「さっき行ったからもう勘弁だ!」
「ぱしゃー!」
「こら、写真撮るな!!」
line-s
06.24
岸蔵「(雰囲気はあまり感じられない。ストレートも速いだけなのか? いや、そんなことはないはず。そうでなければここまで戦い抜いてきているわけがない。見せてみろ、そのスピードの正体を!)」
暁美「この試合は亜弓の出来具合によって試合が左右されそうね。」
六実「そうだね…正直この試合はどっちが勝ちそう?」
桜「どっちともいえないわね…投げてみないとわからないから。」
暁美「私はわかるよ。」
桃音「なんで? そんなすぐにわかるものなの?」
袴田「私にはわからない。」
暁美「だって、わかるんだよ。根拠というものはいえないけど…。」
友亀「(ここだ、真ん中に思いっきり来い!)」
 友亀がゆっくりとミットを構える。甲子園での第一球、この球は始まりで…全力投球で…!! おおきく腕をあげて、足をあげ、あのミットめがけて腕を…振り下ろす!!
由紀「!!」
 シュゴオオオオオオ ズバーーーーン!!!
 ストライクワン!!
岸蔵「(なんだこのストレート!?)」
暁美「ね、いったでしょ?」
桜「これはもう勝ったも同然だね。」
由紀「亜弓…すごいよ、オーラが見えるようになってきている。」
 よし、ストレートがど真ん中に決まった。これなら自信をもって投げることができそうだ。
岸蔵「くそ、いったいなんだったんだよ。」
 シュゴオオオオ ブン バシーーン!
 ストライクツー!
久保「どうした!? 振り遅れているぞ!」
岸蔵「(そういわれても…想像以上に速い!!)」
 よし、追い込んでいる。次のサインもストレート。思いっきり振れば当たらない!!
 シュゴオオオオオ ブン ズバーーーン!
 ストライクバッターアウト!!
亜弓「よし!!」
 私は声をあげてガッツポーズを取った。いきなり甲子園で三振を奪うことができた。幸先の良いスタートだ。
line-s
06.23
巴美羽「ねえ、なんであんなプレーになったの? 努力の天才だったんでしょ? 本気でぶつかることがあなたのやり方だったんじゃないの?」
由紀「…あんたには関係ないよ。私の両親は…もう…。」
巴美羽「ふーん。まあ由紀は由紀のやり方でやってきな。」
由紀「………。」
巴美羽「その間にどんどんと差は開いていくけどね。何にもしないで私なんてできるんだから。」
 巴美羽はてくてくと歩いて私の元を去っていった。怒る気力も、はむかう気力と実力でさえも…なかった。私は何のためにここまでやってきたのだろうか。すべてが水の泡になっている感じがした。
由紀「………。」
みちる「…由紀先輩。両親のこと…聞きました。そんなことがあったんですね…。」
由紀「みちる…。」
みちる「私は由紀先輩と共に全国制覇できると思ってました。でも…残念です。だとしても、私は由紀先輩のプレーをずっと見て行きます。あきらめないで…最高のプレーをみせてください! きっとそれが両親の望みだと思います…。」
由紀「両親の望み…。」
みちる「ごめんなさい。私の言えるようなことじゃないですよね…深刻な問題ですし…。」
由紀「まあ…なんとかしてみるよ。」
みちる「うん…全国代表でその意地、見せてください。」
由紀「ありがとう…すこし勇気もらったよ。」
みちる「そういってくれると嬉しいです。」

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06.23
「ふーすっきりした! やっぱり練習した後のシャワーは最高だね!」
「運動ずっと続けているとこのシャワーとかお風呂のありがたみがもっとわかってくるわよ。」
「そうなんですか。心なしか癒された気分になりました。」
 少しぬれた髪を拭きながら荷物の場所へと移動していく。窓が開いていて風が室内に入ってくる。ゆったりと涼しい風が私たちを呼んでいるようだった。
「ねえ、私たちってこうやって集まっているけど…初ライブ、何処でやろうかな?」
「あー、そういえばそうだね。」
「おそらく場所とるにはお金もかかりそうだし…。」
 私たちは悩んでいた。どうすれば場所をとってアイドル活動ができるのだろうか。
「あ、…もしかすると。」
 私は一つのことを思い出した。そうだ、紅音さんに聞いてみるのも一つの手かもしれない。でも…中途半端な気持ちでやるなんてできない。そう、思いっきりやらなきゃいけない。そして私たちの意志をしっかり伝えなきゃいけない。
「ねえ、もしかするとある人に声かけてよければ場所取れるかもしれない。」
「本当!?」
「ちょっとまって、千代乃。それってアイドルの人とかそういう関係の人?」
「うん、アイリングっていうアイドル名の…。」
 私の言葉に二人の顔が一気に険しくなった。そして外を眺める。
「それって…本当に活動している人たちだよね。もし一緒にやるとしたら生半可なことじゃできないよ。今後の活動にもかかわってくることだし。」
「でも裏を返せば大きなチャンスかもしれないよ。そこでたくさんの人に見られたら私たち、一気に活動しやすくなるから。」
「そうだね…でもまず声をかけてみて…よかったら…。」
「私はいいわよ。」
「もちろん私はやりたい!」
「うん…ならやろう!」
 私はこのお願いを頼むことを決めた。どんな答えが返ってくるかわからないけど…やるからには最高のパフォーマンスが出来るように頑張りたい!

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プロフィール

reser42

Author:reser42
自作小説などいろいろつぶやいていきます

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