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07.30
 そこには彼女が座っていた。
 彼女は放課後、それに教室の皆が去った後もひとりでいた。夕焼けに照らされた髪は美しく、ヒラヒラと靡いている。それはまるで藍いバラを見ているかのようなインパクトを受けた。
 彼女は振り向く。そして俺を見た。

 「……見る?」

 そういって彼女は机の上にあった画用紙を両手に持って俺に見せてきた。そこに描かれていたのはクラスの皆がアニメに出たような絵だった。とてつもなく上手い。まるで絵の中に自分が引き込まれそうだ。しかもその絵の中には、俺らしき人物まで描かれている。しかしその絵には彼女自身が入っていなかった。

「お前はこの中に入らないのか?」
 俺は少し辛い気持ちで伝えた。
「私は入らない。」
 彼女は淡々と答えた。それは私は入りたくないというような気持ちが浮き出るような言い方だった。
 そして、彼女は目に涙を浮かべながら言った。


 「……私は、この中に入って良いのかなぁ…。」

 彼女のか細い心から発せられた、精一杯の言葉だった。

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07.30
 冬場の走りこみの成果が出たようだ。今年の春は逃したが去年の夏にベスト4入りした武士山(ぶしやま)高校(青森)のエース、片岸ディア(3年)が今年初登板、地元強豪校の青森中央学院高校(青森)相手に6対0の完封勝利を収めた。
 片岸の弱点であるスタミナの克服のために冬場、練習前と練習後にマラソンを行った。春本番に入ってもピッチング練習の投球数はいつもの半分にも満たない数を投げ、あとは走りこみにまわされるほどの練習だった。
 その練習の成果が顕著に現れたのはこの試合の8・9回にあった。以前はスタミナが切れてくると足に来て、踏み出しのばらつきや軸足の不安定感と蹴りの衰えが見えたが、この試合ではそのような様子が全くなかった。この試合最速の145キロも9回の表に出たものだった。
 試合を終えて片岸選手は「あまり実践的な投球練習はしてこなかったので不安はたくさんあったが、そんなことはなかった。むしろ基本的な練習がここまで身になることが実感できて正直驚いている。」とニコニコと答えた。
 193cmの長身は身長だけでなく、体格も成長していく。プロ注目の投手は高校生活最後の夏、有終の美を飾ることができるか。

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07.28
山茶花(さざんか)「八幡、お疲れ様。」
八幡(やはた)「山茶花先輩、お疲れ様です。」
山茶花「もうそろそろ大会ね。調子の方は万全に出来てる?」
八幡「ばっちりです! 毎試合先発しても大丈夫です!」
山茶花「それならよかった。八幡が来てから格段に優勝に近づけるチームになってきたよ。」
八幡「いえ、私はまだまだですよ。先輩がいてからこその富良学なんですから。」
山茶花「そんなことないよ。八幡が来てからうちは負けなしだしね。」
八幡「山茶花先輩…。」
堀川(ほりかわ)「キャプテン、これで全員が部室から出終わったぞ。」
山茶花「お、ありがとう。」
八幡「堀川先輩お疲れ様です。」
堀川「ありがとう。そういえば今日から球が万全の状態に仕上がってきているみたいだな。八幡の力はすごいよ。」
八幡「いえ、堀川先輩のリードがあって私の投球ですから。」
堀川「そういわれると嬉しいな。八幡と山茶花はチームの原動力だからなあ。」
瀬棚(せたな)「あ、先輩お疲れ様です!」
山茶花「そしてもう一人の原動力。」
八幡「今日もバントすごかったね。バットに磁石でも仕込んでるの?」
瀬棚「仕組んでないですよ。そんなことはしませんって。」
堀川「というかバットに磁石が入っていても、ボールはくっついてこないぞ。」
八幡「あ、しまった。」
山茶花「どうしたどうした~。」
八幡「も、物のたとえです!」

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07.26
※注意 この作品は東方の二次創作です。あらかじめ、ご了承下さい。



 なんで咲夜さんは私をなでくりまわしたりしてくるのだろう。私が可愛いからって…私は可愛がられるためにやって来たわけじゃないのに…。
「まだまだドジだねー、妖夢。んーかわいい、なでなで。」
 さすがにここまでやられるとちょっとイヤかもしれない。なんでワンミスごとにこんな感じでなでてくるのだろう。ミスをする私もいけないのだけど…。
「お、こんどはしっかりできたね。えらいえらい、ナデナデ。」
 で、出来ても弄くり回されれている。私はただ、咲夜さんにしっかりしているところを見てもらいたいだけなのに…。
「よしよし、かわいいなぁ。」
 まただ。これだけしつこくされると私もイヤになる。なんで咲夜さんは私の気持ちを考えてくれないのだろう。もっと私のことをしっかり考えてくれる人だと思っていたのに…。これじゃあ…。
 「仕方ないなぁ。またミスしちゃったのか。」
 もう我慢の限界。
 パシン!
 私は頭をなでようとした咲夜さんの手をはたいた。
「…どうしたの? 急に。」
 咲夜さんは私が辛いって気持ちを全く理解してくれていない。
「咲夜さんがいけないんですよ! なんで私を弄くり回して楽しんでいるのですか! 私はただ、咲夜さんの力になりたくて来たのに…。しっかり出来ているところを見てもらいたかったのに! もうしりません!」
 私はその場から立ち去ってしまった。なんで、私はただ…ただ…。


 あれから二時間たったのだろうか、妖精さんたちは私を見向きもせずにせっせと働いている。私は端っこにちょこんと座っているだけ。お手伝いしにきたのにこの状況は何なんだろう。これではただの邪魔者、お荷物だ。でもまたお手伝いをすれば咲夜さんがなでてくる。何かいやだ。咲夜さんはあの後私に一切話しかけずにもくもくと自分の仕事をこなしていっている。なんだかなぁ…。
 はぁー。
「どうしたの? ため息なんかついて。メイド妖夢。」
「えっ…。」
 横を向くとそこにはレミリアさんが立っていた。
「私、ため息なんかついていました。」
「えぇ、思いっきり。」
「そうでしたか…。」
「…何かあったの? お話し聞きましょうか。」
 そういってレミリアさんは私のよこにちょこんと体育すわりをした。
「実は私、さっき咲夜さんに怒ってしまって。あの人、私がミスしてもしっかりできてもなでてくるんです。しかもそれが子ども扱いしているかのように。私はただ、咲夜さんに私がしっかり仕事をしているところ見せたいし、パーティーが成功するように精一杯お手伝いしようと思っているのですが…。」
「そうねぇ。」
 レミリアさんは右手に持っていた紅茶を口に一杯含んで飲むと答えた。
「咲夜は妖夢のことをしっかりみていると思うよ。しっかりできているからこそ可愛がってあげたいのだと思う。咲夜はああ見えて、妖夢のことをしっかり考えているよ。口や行動にださないだけ。やさしくしてあげたいのでしょう。あんな行動はめったにしませんよ。」
「そう…なんですか?」
 私が疑問に思っていると、レミリアさんは平然とした顔で答えた。
「えぇ。私とフランぐらいしかあのような行動はとっていなかったわよ。」
 咲夜さんがレミリアさんとフランさんにしか取らない行動を私にもしてくれている? そうだったのか…。それでもなかなか納得できない。どうすればよいのか…。
「もしまだ気持ちの整理がついていないのなら、紅魔館の中を散歩してきなさい。私が許すから。」
「……ありがとうございます。いってきます。」
「それと妖夢。」
「はい?」
 私が立ち上がるとレミリアさんが服を引っ張って言った。
「もっと自分に素直になりなさい。」
 素直に? 私が自分に素直でない? 私はどうしてそういわれたのかを考えながらパーティー会場となる場所から離れた……。


 いざ紅魔館をまわってみるとここまで大きい建物とは…。調理室もちらっとみえたけれどもあそこまで広いものとは思っていなかった。大広間もとても大きいし、どれだけでかいのだろう。私と幽々子様の家とは大違いだ。
 私はひとつのドアの前についた。ここは…誰のへやだろう。
「誰かしら…あら、半霊さん。」
 ドアが開くとそこにはパチュリーさんがいた。ここは…図書館みたいだ。
「あ、パチュリーさん。それと半霊ではありますけどその呼び方は…。」
「わかっているわよ。入りなさい。」
「失礼します…。」
 誘われるがままに私は図書館の中に入っていった。テーブルにはろうそくが2・3本置いてあって天井の電気は消されていた。
「ごめんね。今電気をつけると全ての電気が落ちてしまうの。」
「そうなんですか。…あの、パチュリーさん。」
「何かしら?」
 パチュリーさんは本を置いて、私の顔を見た。
「咲夜さんってパチュリーさんのことを撫で回したりすることってありますか?」
「咲夜に? 全くないわよ。あるとしたらレミリアかフランしかないでしょう。鼻血だすほどですからね。」
「そ、そうなんですか…。あのですね私、今日パーティーのお手伝いで来ているのですが、どうもさっきから咲夜さんになでまくられていて…。なんかいやなんですよ。私のことかわいいっていって。私はしっかり仕事をしているところを見てもらいたいのに…。」
「それはあなたが自分と向き合っていない証拠だわ。」
「えっ。」
 私は驚いた。さっきレミリアさんに言われたことと同じことを言われた。
「私はうらやましいと思うわ。それほど咲夜はあなたのことを気にしているのでしょう。ちゃんとあなたのことを見ているわ。あなたはきっと、なでられたり可愛いといわれたら嬉しいと思っているでしょう。でもその頑固な気持ちが自分の本当の気持ちを押さえ込んでしまっているの。自分にもっと素直になりなさい。そうすればあなたの気持ちも咲夜にもっと伝わると思うわ。」
 私は頑固なのか。たしかに咲夜さんに褒められるのは嬉しい。でもアレは…。もしかしてアレは咲夜さんなりの精一杯の愛情表現なのだろうか…。自分で考えてとても恥ずかしい気持ちになってしまったけれども…。何かすこし分かった気がする。
「……わかりました。なんか少しすっきりした気がします。まだ確信は持てませんが。」
「大丈夫、あなたならできるわ。いってきなさい。」
「はいっ!」
 自分に素直になること…。ソレが今の私にとって一番必要なこと…。
 私はいそいで咲夜さんのところに戻っていった。

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07.24

時槻「心音、サングラスかけて!」
心音「わかった。」
 心音はいそいで黒いサングラスを目にかけた。そして時槻は右手を敵の方に向けた。
時槻「よっしゃ!」
 時槻は掛け声と同時に指を鳴らすと、手からものすごく眩しい光が放たれた。
敵E「ぐあっ、目が!」
敵F「大丈夫か!」
 一人の敵以外は全員フラッシュの効果が効いた。
時槻「サングラスはずしていいよ。目くらましが効いているやつらを今のうちにしとめておいて。私は防いだ一人を相手する。」
心音「うん、くれぐれも気をつけて!」
 そういうと心音はフラッシュをやられた敵たちを押さえつけて、気絶させていった。
田垣内「大丈夫か!」
 俺たちは時槻たちと合流した。すでに雪代は四人を気絶させていた。
敵F「うらぁあ!」
時槻「よっと。」
 時槻はナイフを振り回してくる敵の攻撃を、奇妙な動きでかわしていく。まったく危なっかしいことをする人だ。
時槻「はいよっと!」
敵F「なっ!?」
 時槻は敵に足払いをした。敵の体が宙に浮く。
 ドカッ
 地面に体をぶつけた敵はそのまま気絶してしまった。
時槻「いっちょあがり。」
 そういって時槻はパンパンと手を二回叩いた。
時槻「レシアは……みるまでもなかったね。」
 レシアはすでに敵を片付けていた。しかも武器を全く使わずに。やっぱりこの人はすごすぎる。

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07.23
※注意 この作品は東方の二次創作です。あらかじめ、ご了承下さい。


 紅魔館の中は久々に入るけれど、パーティが開かれるだけあって装飾はきれいに妖精たちが仕事をしている。
「まずは着替えをしなければね。」
 咲夜さんがニコニコしながら言った。そうして私は更衣室につれていかれた。
「サイズあるかな…。」
 そういって咲夜さんはメイド服を探し始めた。え…メイド服を?
「えっと、私もメイド服着るのですか?」
「当たり前ですよ。」
「あの…、咲夜さん。パーティーの時にはいつもの私服に着替えられますよね。」
「いや、メイド服を着させるつもりだけれども。」
「えっ!? 恥ずかしいですよ!」
 なぜパーティーのときにも着させるのかは分からないけれども、そんな姿を皆に見られたら恥ずかしくてたまらない。いや、もう外に出かけるのがイヤになりそう。
「あ、もし私服に着替えようとしたら…わかっているわよね。」
 あ、ダメだ。これは逃げられない。ここは我慢して着なければ。
「あったあった、はいこれ。じゃあ更衣室の外で待っているからね。」
 そういって咲夜さんは颯爽と去っていった。それにしてもメイド服ってこんなにモフモフしていたのか。私が着るにはちょっともったいなさそうだ。それにちょっと歩きにくそう…でも着てみると意外と動きやすい。クルリと一回転するとスカートがふわっと上がってくる。これがメイド服…。
 着替え終わった私は更衣室を出た。ドアの真正面には咲夜さんが待っていた。
「着替え終わったのね。」
「はい。」
 私が返事をすると私のことをじーっと見つめてきた。
「あ、あの…。」
「………。」
 咲夜さんは何も言わなかった。そして私の頭に手をポンっとおくといきなり、
「妖夢は可愛いなあ!!!」
 といって私の頭をクシャクシャとなで始めた。えっ…えっ!?
「ちょっと! な、何してるんですか!」
 私が怒るとすぐに手を話してニコニコしながら、
「だってメイド服似合っていて、なにより可愛いから。」
 と答えた。
「わ、私は可愛くなんかありません! 何言っているんですか!」
「そんなところも可愛いね。よしよし。」
「また頭なでないでください!」
 ダメだ。私が咲夜さんに文句を言ったところで何一つ聞いてくれることはなさそう。むしろどんどん弄くり回されてしまう。こういうときは…。
「咲夜さん、私の初仕事はなんでしょうか!」
 そうだ、仕事で完璧なところを見せ付ければきっと、「しっかりできたわね、えらいえらい。ナデナデしますね。」…………。
 想像でもダメだったぁあああああああああ!!!
「どうしたの妖夢? いきなり頭抱え込んで。」
「いえ、なんでもないです! 仕事に取り掛かりましょう!」
 あぶないあぶない、このままではどんなことをしても弄くりまわされてしまう。この状況を打破するためにはやっぱり「私はしっかりしていて完璧主義なんです!」ってところを見せ付けなければ!
「それでは、この紙に書いてある通りに席とテーブル、花瓶を置いてください。妖精さんたちだけではこの仕事は大変なので。」
「はい、任せてください!」
 来た、私の初仕事! ここでいいところを見せ付けてみせる!
 まずテーブルは…、意外と大きい。でも持ってみるとそこまで重くない。一人で運べそうだ。テーブルの上に紙を置いて、場所と位置を確認しながら移動させていく。テーブルを置き終えたら次は花瓶。椅子があらかじめおいてあると、躓いて花瓶を割ってしまうかもしれないから、先に済ませておこう。きっときめ細かい咲夜さんなら小さなことでも気づいてくれる。私はできる子だって分かってくれる! そして最後に椅子を持っていく。これも紙に書いてある通りに椅子の置く場所と向きに置いていく。これなら…。
「咲夜さん、できました!」
 私は走って咲夜さんのもとに報告しに行った。
「よくで来たね。それじゃあ確認してくるわ。ついてきて。」
「はいっ。」
 ふふふっ、きっと私の完璧なところにびっくりしてくれるはず。私だってやればできる、そんなところを見せつけ…、
「ぶっぶー、さっそく間違い発見。」
「えっ!?」
 そんなことはないはず、ちゃんと紙を見てやっていた。それなのに私は何処を間違えたのだろか。
「ほら、紙とこのテーブルをみてごらん。この花瓶って半分が模様がついていて、半分が柄がついていないものなの。この絵の通りに向けないと、最初に入ってきた見栄えの第一印象が悪くなってしまうわ。ほらこうやって置かないと…、妖夢、入り口のドアからテーブルを見てごらん。」
「あ、はい。」
 私は走ってテーブルの置かれた部屋を見渡した。そこから見えるのはとても綺麗な部屋だった。私は感動で鳥肌が立ってしまった。
「す、すごいです。」
「でしょ。次からは気をつけるように。」
「はいっ。」
 やっぱり咲夜さんはすごい人だ。そんなところまで考えているとは。そうして咲夜さんは私に近づき…、
「やっぱりまだまだだね、よしよし、かわいいねぇ。」
「ちょっと、何子ども扱いしているんですか!」
 やっぱりやられた。だから恥ずかしいのになんでやるんだろう。この人は私が嫌がっているのお構いなしに撫で回すのだろうか。
「咲夜さんってほかの人にもそんなことするんですか。」
「しないよ。」
「しないのですか! しかも即答!」
「いや、だって…。」
 つま先を見ながら二・三歩いた後、私の方を見て答えた。
「あなたがかわいいから。」
 な、ななな、何を言っているの咲夜さんはあああああああああああああ。
「や、やめてくださいよ! からかわれるのはイヤなんです!」
 いや、でも…。可愛いといわれたのは嬉しい、でも…。
「どうしたの?」
「なんでもありません!」
 私はそっぽを向いてしまった。どうしても本当のことが口から出せない。嬉しいはずなのに、恥ずかしさに負けてしまって言えずにいる。
「かわいいなぁ、そんないじけているところもかわいいよ。よしよしよしよし……。」
 ………やっぱり、イヤかも。

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07.23

真希「温泉大きいらしいよ。露天風呂もあるなんて最高ね。」
瞳「それはいいね! 露天風呂は絶対に行こう。」
由紀「今日の疲れが一気に取れるよ。」
亜弓「由紀、温泉の中でもはしゃがないでよ。」
 私たちは楽しく会話しながら服を脱いでいった。
瞳「あ、亜弓と由紀、少し腹筋が見えてきてるね。」
亜弓「えっ、そうかな?」
由紀「それは瞳が言うことではないでしょ。皆、瞳の腹筋見てみてよ。」
 私たちは瞳の腹筋をみると、釘付けになる体が見えていた。
真希「これは…すごい。」
瞳「やせているから腹筋が浮き出ているだけだって。」
亜弓「やせているだけでこんな腹筋は作れないよ。」
由紀「これは努力の賜物によってできたものだよ。きっと見せるだけの腹筋じゃないし。」
瞳「ありがとう。」
由紀「それじゃあ入りますか。」
真希(………胸の話題は一切出てこないんだ…。)
 ガラガラ…
三由「お、来た来た。」
美琴「三由、変なことしないでよ。あっ、お先に失礼してるよー。」
三由「ぐへへへ、今年の一年生はどんな体格なのかしら。」
真希「って言ってるそばから何しようとしてるの!」
千恵美「おまわりさん、アイツです。」
恵美「よし、通報ね。」
三由「ちょっと! 本当に携帯出さないでよ!」
瞳「先輩たち、にぎやかですね。」
由紀「仲がすごく良いよね。」
真希(この二人、何やられそうなのか全く分かっていないの?)
亜弓(由紀、解釈が間違ってるよ。)
 そんな会話もありながら、私たちは体を洗い始めた。
由紀「明日から本格的な練習か。怪我には気をつけてね。」
亜弓「由紀もね。」

美琴「うちの監督さんってけっこういろんな場所で練習するよね。」
三由「うんうん。」
美琴「だからいろんな場所の名産品とか特産物とか食べれたり見れるから、きっと監督は私たちの気持ちも考えてくれているみたいだよね。」
三由「そうだよねー。」
美琴「それでさー、…あれ? 三由が隣から消えている……あ、こら!!」
千恵美・恵美「あっ…。」
三由「ゆーき!!」
 モニュ。
由紀「ぎゃぁぁああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
 由紀が三由先輩に後ろから胸をもまれた。しかも思いっきり。
 バシィイイイイン!!
 そして由紀は、思いっきり三由先輩に平手打ち。ものすごい良い音が温泉内に響く。ものすごく…痛そう。
由紀「な、ななな、何しているんですか先輩!! 変態!! 犯罪ですよ!!」
三由「ほら、スキンシップスキンシップ。」
由紀「もう、先輩なんて知りません!」
 そういって由紀は顔を赤らめながら頭を洗い始めた。
千恵美「三由先輩、ざまぁです。」
三由「うるさいつるぺた!!」
千恵美「なんですってぇ!」
恵美「さわがないの千恵美。それに三由先輩、由紀がげきおこプンプン丸ですよ。」
千恵美「あんたにいわれたくないわ! でっかいからってなにドヤ顔してるの! それにげきおこって何!?」
三由「それじゃあ亜弓を…。」
 ものすごい寒気がした。や、やめてほしい。
美琴「やめなよ、もう。」
亜弓「あっ。」
 私は隣からものすごい殺気を感じた。それはこの世の人間とは思えないほど恐ろしいものだった。
三由「えっと…その…。ごめん。」
 そういって三由先輩は風呂に戻っていった。なんかちょっと嬉しいような寂しいような。
瞳「それじゃあ私は先に入りますね。」
三由「おわっ、これは筋肉モリモリマッチョな体格!」
美琴「モリモリでもないしすごいマッチョなわけでもないけど、たしかにすごいね。」
瞳「あ、ありがとうございます。」
千恵美「よし勝った!」
恵美「低レベル…。」
千恵美「チッ。」
真希「あ、瞳は胸のことは全く気にしていないらしいですよ。」
千恵美「あっ、そうなの…。」
真希「それじゃあ私も…。」
三由「おおっ!? これはモデル体型! しかも胸!」
真希「そんなことないですよ。まだまだ身長伸びたりとか成長しているので大変です。」
千恵美「くそっ…。でも、成長してるなら恵美も三由先輩もあぶないのでは?」
恵美「だ、大丈夫に決まっているじゃない。」
三由「私は嬉しいな。なんか…ぐへへへへ。」
 私は……この空気に入り込むことが、できなさそう。あと胸は…この中では真ん中ぐらいだった。

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07.22

沖田「ふぅ…。」
由紀「ひえー、さすがだね。」
 すごい、あまり助走をつけないであそこまで投げれるとは。私も肩なら負けてられない。沖田をびっくりさせてみせる。
日下部「次投げる人。」
亜弓「はいっ。」
 私は手をあげて返事をした。
沖田「お、いいところ見せてくれよ。」
 実際見てみるとすごく遠く感じる。それでも思いっきり投げれば届きそうな感じでもある。思いっきりなげれば大丈夫!
 助走をつけいつものピッチングと同じフォームで!
亜弓「よいしょ!」
由紀「あっ。」
 思いっきりは投げれたがこれは弾道が低い気がする。失敗したかも。
沖田「いや、伸びる伸びる。」
府中「おぉ、これは。」
 低く投げてしまったと思っていた球は予想以上にまっすぐ伸びていった。
芦毛「綺麗なバックスピンだ。」
 ポーン
深沢「99メートル!」
亜弓「えっ!?」
沖田「なんじゃそりゃ。」
 私の投じた球はあともう少しで100mラインまでとどきそうだった。しかもあの低い弾道で。
由紀「すごいじゃん! さすがだね!」
 由紀はピョンピョンと跳ねながら褒めている。そこまでされるとさすがに照れてしまう。
 次も思いっきり投げたが、一回目には届かず、97メートルだった。その後の計測はベースランニングや塁間のタイム、ダンベル上げ、投手はスピードガン、短距離ノック、バッティングマシーン打ちとたくさん計測していった。私はスピードガンは一位になれたけれど、他は平凡な記録になった。由紀はダンベル、バッティングの距離、遠投以外に関しては常に上位に入っていた。とくにバッティングマシーン打ちは全てヒット性の当たりにしていた。
深沢「よし、皆記録はかり終わったな。それじゃあダウンだ。早いと思うが明日からのきつい練習のために今日はゆっくりやすめ。明日から野球の練習をビシビシいくぞ!」
皆「はいっ!」


由紀「うっわでかい旅館だなぁー。」
真希「由紀は子供だね。」
 練習を終えた私たちは旅館に到着した。これは立派な旅館だ。私たちは男子とは違う階の部屋をつかうことになっていて、一年生部屋、二・三年生部屋と隣同士の部屋になった。私たちは部屋に荷物を置いて整理すると、すぐに温泉に向かうことにした。

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07.21
※注意 この作品は東方の二次創作です。あらかじめ、ご了承下さい。


「幽々子様、朝ですよ。起きてください。」
 私は夜桜を見ながら寝てしまった幽々子様を起こした。横には食いかけのお団子が二・三個置いてある。もちろん片付けるのも私の仕事だ。
「あら…妖夢、おはよう。」
 幽々子様は重たい目をこすりながら起き上がった。まだ完全には起きれていないように思える。
「夜桜を見るのは良いですが、寝るときはちゃんと寝床で寝てくださいよ。お団子だって食いかけですし、硬くなってしまいますよ。」
 私はしかりつけるように幽々子様に言った。
「うーん、わかった。……ぐぅ…。」
 幽々子様は寝起きのせいなのだろうか、私の話を聞き流しているかのようにその場で二度寝してしまった。この様子だとまた同じようになってしまうだろう。私は仕方なく思いながらお団子を台所に持っていった。
 私は朝の食事のために料理に腕を振るっていた。もちろん幽々子様の分までつくらなければならない。片付けるのも私、もうすこし幽々子様もお手伝いする気にはなってくれないのだろうか。それでも私は幽々子様の家に住んでいるわけだから、逆らったり強く怒ったりすることができない。
 朝食を作り終え居間に料理を準備したあと、幽々子様を呼びに行こうとしたとき、幽々子様が襖をあけて居間に入ってきた。右手にはなにやら手紙らしきものを持っていた。バラの袋とじを使っていた。
「手紙が届いてきたわよ。私と妖夢宛てだよ。」
 そういって私に手紙を手渡しした。
「こんな早くに届くなんて、誰からでしょうね。」
 私は幽々子様に聞いた。いつも手紙とかが来る時間ではないので気になった。
「さっき射命丸が来たのよ。レミリアから速達で頼まれたらしく、今他の幻想郷の住民たちにもお届けしてるところらしいよ。」
「そうなんですか。中身見てみましょうか。」
「それじゃあ先にご飯はいただくね。」
「あ、ちょっと。」
 幽々子様は私が手紙を見ている間に食べ初めてしまった。どこまで食べればよいのだろうか…。そんなことより私は手紙をみなければ。
『明日の午後九時より、紅魔館にてパーティーを開きます。お時間のある方ぜひ御越しください。』
 パーティーのお誘いのお手紙だった。しかし…、これだけの文章だけ?てっきりもう少し長い文章かと思っていた。
「内容なんだった?」
 幽々子様はご飯をもぐもぐと食べながら聞いてきた。正直食べていない私の身にもなってほしい。
「紅魔館でパーティーがあるみたいですよ。」
 私はようやく座ってごはんを食べ始めた。
「パーティー、ご飯食べれるのかな。」
「おそらく食べれると思いますよ。もし行くにしても他の人の分まで食べないでくださいね。」
「分かっていますよ。」
 そういって私はご飯を食べることに集中した。その間、幽々子様は天井を見ながら考え事をしている様子だった。そして私の方を見て言った。
「妖夢、紅魔館でパーティーのお手伝いしてきなさい。」
「えっ!?」
 私は幽々子様の口からは出てくる言葉とは思えない発言に驚いた。
「私がですか?」
「そう、社会見学ということでやってきなさい。紅魔館まで連れていって頼むところまでは一緒に行ってあげるから。」
 私はあごに手を当てて考えた。幽々子様がいつも言うようなことじゃない。何かたくらんでいるはず。でも私的にもお手伝いをすることは嫌いではない。向こうには何人かガードマンがいるはず。幽々子様がなにかたくらんでいたって、そう簡単にできるわけないはず。
「分かりました、やります。」
 私は幽々子様の考えを受け入れた。何が起こるかわからないけれども、楽しみな部分もある。
「それじゃあ、食べ終わったらすぐ準備よ。」
「そんなに早くですか!?」
「明日の夜にパーティーが始まるって書いてあるでしょ。時間はそんなにないのよ。」
 私はすぐに食べ終えて支度をし、どんどんと先にいく幽々子様を追いかけた。


 私は紅魔館に到着すると門番の美鈴さんのところに挨拶をしに行った。
「お久しぶりね、美鈴。今日は寝ていないみたいだね。」
 幽々子様が先に話しかけた。
「あ、幽々子。寝れる暇なんてないですよ。門番の装飾をやれと咲夜さんに言われましてね。」
「大変そうですね。」
「あら、妖夢まで。今日は何かご予定があって? パーティーなら明日になるけれど。」
 美鈴さんが幽々子様に聞くと、幽々子様は私の頭をポンっと手を置いて言った。
「いや、ちょっと妖夢にお手伝いをさせようかと思って。」
「社会見学ですか、いいですね。」
 美鈴さんは私の方を見てニコニコと笑顔になった。
「それなら私が面倒見ますよ。」
 後ろから突如声が聞こえた。振り向くとすぐそばに咲夜さんがいた。
「うわっ!?」
 私はいきなり現れた咲夜さんに驚き、身構えてしまった。
「ごめんね、驚かせて。それよりも社会見学とお手伝いで来てくれたんだよね。それなら私と一緒にお手伝いしない?」
 咲夜さんがお手伝いしないかと誘ってくれた。私の尊敬している咲夜さんと一緒にお手伝いができるなんて光栄なことだ。
「全力でお手伝いさせていただきます!」
 私は大きな声で返事をした。
「それじゃあ、こっちにきて。」
 そういって私は咲夜さんの後ろをついていった。
「ところで。」
 咲夜さんが突如口を開いた。
「なんで幽々子までついてきてるのかしら?」
 振り向くと幽々子様が私の後ろをついてきていた。
「私を送るまで一緒にいるって言ってたじゃないですか。あとは咲夜さんについていきますので。」
「いや、ちょっと心配になってね。」
 幽々子様はあせりながら答えていた。
「幽々子、勝手に入って食べ物をあさっていこうというのであれば、その考えは甘いよ。」
「げぇっ、ばれちゃったか。」
 さすが咲夜さん、幽々子様のたくらんでいることをすぐに見抜いた。そういうことかと私も薄々気づいていたけれど。
 幽々子様は美鈴さんに引っ張られていく。
「わ、私のいないところでも頑張ってね。すぐ戻ってくるから。」
 そういって幽々子様は連れていかれてしまった。
 もう…戻ってこなくていいかも。



こちらは五章までの短い物語となりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
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07.19
※注意……実際の出来事とは関係ありません。小説内の出来事のみです。


山口県で合宿を行っていた富良学『私立富良野学院高等学校』(北北海道)は総仕上げに最終日、山口県の強豪、埼福(さきふく)『私立埼福高等学校』と練習試合を行い、序盤に埼福に先制されるも、後半の猛攻により6対2で勝利した。
 試合は三回裏、富良学先発の海野(うみの 3年)がツーアウト一塁に埼福の三番、若森(わかもり 2年)にレフトスタンドに先制ツーランホームランを浴びた。
 富良学は二・三回とチャンスを作るが、エース宮元(みやもと 3年)の好投と堅い守備に守られ、点が入らずにいた。
 しかし五回の表、二番の瀬棚(せたな 1年)がライト前にヒットを放つと三番が四球となり四番のキャプテン山茶花(さざんか 3年)がセンターに特大スリーランアーチを放ち、続く五番八幡(やはた 2年)もレフトのポール際にアベックホームランを放ち、この回一挙6点を入れた。
 そして六回の裏、ライトに守っていたエース八幡がマウンドに立った。投球練習をしていなかったため、先頭バッターをストレートのファーボールにしてしまったが、続く一・二番の好打者をフライで打ち取るとエンジンがかかった。この試合、ここまで三安打と猛打賞の三番、若森をこの日最速の157キロをたたき出し三球三振にしとめた。その後も圧巻のピッチングを見せ、9回の裏まで十打席連続奪三振を記録し勝利した。
 先制ホームランを放った若森は、「自分のバッティングができたからホームランが打てた。しかし、八幡の球をとらえられなかったのが悔しい。甲子園でまた戦って打ち崩したい。」と自分の良かった点と反省点を挙げた。
 富良学キャプテンの山茶花は、「二人の投手には信頼を寄せている。私は援護するために守って打つだけ。今日はその仕事が果たせたのでよかった。」と投げた二人を褒めた。
 六回から登板した八幡は「ストレート中心で投げてみたけど、思いのほかいつもより球が伸びていた。合宿の成果が出ているのならば嬉しい。」と笑顔で答えた。
 去年の夏と今年の春を制している富良学。今年もパワーアップして甲子園の舞台に帰ってきそうだ。


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07.17
 私がスポーツドリンクを座って飲んでいると芦毛先輩がゴールした。さすがエースなだけある。私と違うところは、ゴールをしてもすぐに座らないことだ。私がいかに気合で走っていたが分かる。基礎体力の差だ。次にやって来たのは府中先輩だ。キャプテンも基礎体力で負けてない。キャプテンも余裕の表情だ。
 驚いたのは次の五番目に来たのが、沖田だった。他の先輩たちでもなく、特待生でもなく、紛れもなく沖田だった。
沖田「ふぅー…。日高早いな。」
 沖田は走り終えると歩いて私のところに近づいてきた。
亜弓「いや、私は根性だけで走りきっただけだよ。私、ゴールした後すぐに座り込んじゃったもん。沖田はずっと立ったままでしょ。」
沖田「俺だってけっこう辛いよ。まあもしそう感じるのであれば、基礎体力の問題かな。でも日高だったらすぐ伸びるよ。」
亜弓「ありがとう。ジャグにスポーツドリンク入っているから飲んでいってって、マネージャーたちから。」
沖田「お、せんきゅ。ありがとう。」
 一年もすごい人たちばかりだ。この合宿がついていけるか、少々心配になってきた。
 その後に卜部先輩がゴールし、栗山先輩、海鳳と続きその後に由紀がゴールした。
由紀「ふぅー、結構坂がきつかったよ。」
 そういうと由紀は足を少々ふらつかせながら私のところに来た。
由紀「ちょっとそれもらうよ。」
亜弓「あっ。」
 由紀はその場にすわりこんで私のコップをとってスポーツドリンクを飲んだ。
由紀「うまい~、走った後のスポーツドリンクは生き返るよ。」
亜弓「そ、そうだね。でもそれ私の…。」
由紀「え、うん。」
沖田「それ、間接キスになるぞ。」
由紀「なっ!?」
亜弓「だ、だから。」
海鳳「お似合いやな。」
由紀「あわわわ、ごめんごめん! そんなつもりはなかったの! のどか乾いてただけ! ごめん! うわああああああああああああああああ!!」
 由紀が全力で逃げていった。まだあんなに体力ありあまっていたのか。うらやましい
日下部「よし、早めに終わった奴はグラウンド入ってすぐキャッチボールをしておけ。遠投を測るぞ。」
 遠投、私にとってみればかなり好都合な計測だ。ここでアピールしておけばベンチ入り、スタメンの可能性はドンと上がる。
 私は由紀と一緒にキャッチボールを始めていった。始めていくうちに後にゴールしていった人たちがキャッチボールを始めていく。そして早めに始めた私たちが呼ばれる。
日下部「ホームベースからセンターのバックスクリーンまでをつかって測る。二回投げれるから悔いのないように。」
私たち「はい!」
 そういうとすぐさま沖田が準備をした。肩に自信があるから一番最初に投げたいのだろう。
 沖田が肩をグルグルとまわし、投げる体制に入った。
沖田「ウラッ!」
 ビシュッ
 沖田は助走をあまりつけずに思い切り投げた。けれども良い角度でボールがどんどん飛んでいく。
 ポーン
 センターオーバーのヒットとも思えるぐらいの場所まで飛んでいった。記録は…。
深沢「104メートル!!」

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07.15
田垣内「ふぅ…間に合った。」
 地面のコンクリートを変形させた壁は見事にロケットランチャーを防いだ。誰一人ともけが人はいなかった。
リレン「前方に10人、左前から5人。武装グループがいる。私が片付けようか。」
レシア「大丈夫だよ、もっと先にいるスナイパーを先に片付けて。」
リレン「了解。」
 薄い空気を切り裂く音を立ててリレンはスナイパーのいるところに向かっていった。
レシア「田垣内と若丸は前方10人を、時槻と雪代は左前の5人を。私は後ろの20人を片付ける。」
時槻「了解!」
 レシアは歩いて後ろの敵に向かっていく。まぁこの程度の敵にならレシア一人でも十分だろう。時槻と雪代は走って左前の敵に向かっていく。雪代には心配するが、時槻と一緒なら問題ないだろう。問題は俺たちが前方の敵をどうやって片付けるかだ。
若丸「田垣内、コンクリートの球を作ってくれ。」
 考える暇もなく、若丸は俺に要求してきた。なるほど、遠距離で戦おうということか。俺はすかさず壁として使ったコンクリートを野球ボールと同じ大きさの球をいくつも使った。
若丸「よっしゃ、飛ばすぜ!」
 そういって若丸は一気にコンクリートボールを手を触れずに前方に吹っ飛ばした。そのボールの後ろから俺達は走っていく。
田垣内「うらっ。」
 俺はコンクリートを走りながら剥ぎ取るようにつかみ、前に腕を振り地面を変形させた。相手の足止めとして使うのと同時に気を引かせ、若丸の攻撃があたりやすくするためだ。
敵A「くそっ。」
敵B「ぐわぁああああ!!」
 若丸の物体移動によって動いているコンクリートボールは前方にいるほとんどの敵たちに直撃した、結構いたそうだ。俺は間違ってもアレにはあたりたくないな。
 三人の敵はよけてナイフを取り出し向かってきた。完全に俺達を殺すつもりだ。
若丸「コンクリートの重石用意して。倒れた瞬間に上から押さえつけるようにおくから。」
田垣内「了解。」
 コンクリートボールの当たった人たちは全員気絶したみたいだ。俺は残っていたコンクリートボールを重石に変形させたあと地面に手を当て、抉り取るように持ち上げて敵の足元を崩した。
敵C「あがっ!」
敵D「くそっ!」
 敵の一人がナイフを投げてきたが、コンクリートの壁で防いだ。敵の倒れている間にも若丸が重石を置いてくれた。
若丸「これでこっちの敵は警察に任せて安心だな。」
 そういって俺達は時槻の元へ走っていった。
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07.15
 あともう少しだろうか、先に真希たちの姿が見える。もう少しでゴールだ。でも瞳は私よりかなり前にいる。ちょっとこの状況では抜くことは不可能だ。でも後ろには芦毛先輩たちもついてきている。おもいっきり走って逃げ切るしかない。


 ゴール地点
瞳「ごぉーる!」
三由「はやっ、野球部置いてけぼりじゃん!」
真希「ジャグ、用意しておいたからね。」
瞳「ありがとう。」
美琴「よく倒れないね。疲れていないの?」
瞳「え? 疲れてないよ。」
深沢「いわゆるスタミナおばけだな。」
瞳「私、おばけじゃないですよ?」
深沢「いや、そういう意味ではなくてだな…。」
真希「あ、亜弓だ。」


 私はやっとゴールした。瞳はすでにスポーツドリンクを口に含んでいた。結果としては二位だったけれども、私的には納得しなかった。
真希「お疲れ様、ジャグ用意してあるから飲んでね。」
亜弓「ありがとう。」
 私はふらつく足を何とか前に踏み出すようにしてジャグの場所までたどり着いた。コップについで飲んだスポーツドリンクは燃料が捕球されていくように体に染み渡っていった。
瞳「お疲れ様、亜弓。」
亜弓「ありがとう、早すぎだよ瞳。」
瞳「そんなことないよ。」
亜弓「でもなんで立っていられるの? 私もう座っていないといられないよ。」
瞳「うーん、走りこみだと思うよ。走って走って走りこむ。これはどの運動で基本とも言えることだけど、基本というのが一番重要になってくるんだ。」
亜弓「基本かぁ。私結構走りこみはしてるのだけどね。」
瞳「走りこみといってもいろいろと工夫をすればどんどん良くなっていくと思うよ。頑張って。」
亜弓「ありがとう。」
 基本が忠実…。基本がしっかりできていないと、すごくはなれないのか…。

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07.14
 速すぎる。あの速さについていくなんて相当な体力がない限り無理だ。途中までついていけてもいずれはおいてかれるだろう。こんなのを見せ付けられたら、自信をなくしてしまうだろう。瞳は天才だ。才能だけで勝ちあがったただの天才ではない、努力の天才だ。きっと絵がすごく上手い真希だって、野球の上手な由紀だって努力の天才だ。
 …それなら私だって負けてない。前にやった練習試合の結果だって、球の速さだって、あの自己流の投げ方だって、全部努力で掴み取ったものなんだ。だから私は瞳を追いかける。私は今目の前にある壁に立ち向かわなければならない。私も努力して、みなの目標となる人になってみせる!

 そのころの由紀
由紀「あ、海鳳。いま私は何番手ぐらいにいると思う?」
海鳳「羽葉か。今俺たちは6・7番手ぐらいだと思うぜ。」
由紀「けっこう前にいるね。」
海鳳「でも日高たちの先頭集団はけっこう先にいるぞ。」
由紀「うちらも負けてられないね。よし、飛ばそう!」

 マネージャーたち
真希「ジャグの用意終わりました!」
千恵美「そしたら自分のやりたい作業に入っていいよ。」
真希「分かりました!」
恵美「千恵美、保冷剤どこにしまってある?」
千恵美「クーラーボックスの左下の奥にあるよ。」
真希「さてとっ。」
 ドサッ
三由「お、絵描くの?」
真希「はい。この山の風景を描こうかなと思っていまして。」
三由「パレットも用意してるなんて、本格的だね。」
真希「一応絵を描くための道具は一式そろっています。」
美琴「さすが、美術界で名がしられているだけあるよ。」
真希「いや、私はまだまだですよ。それより先輩たちもすごいじゃないですか。」
三由「えっ?」
真希「三由さんって、漫画で有名なリコールさんですよね。サイン会には私も足を運びましたし。」
三由「あら、私のペンネーム知っているんだ。光栄だね。おそらく、サイン会のときに私の顔を見たから覚えてくれていたのね。」
真希「はい、忘れるわけありませんよ。」
三由「まあ、うちの学校ってやけにすごい人が多いよね。美琴だって、アニメの声優やっているもんね。」
美琴「確かにやっているけど、私はまだまだ有名じゃないよ。」
三由「千恵美ちゃんは父が財閥の仕事をやっているしその後継者でもあるからねぇ。まさにお嬢様。」
美琴「恵美ちゃんの両親は日本一の学力を誇る日本国立大学出身で父親は政治家、母親は警視庁のエリート。恵美ちゃんもすでに将来が有望されている人だからねえ。」
三由「世の中にはすごい人たちがたくさんいるよね。」
真希「私たちも負けてられませんね。」


久々の投稿となりました! 明日はドクターK少女とアナザーヒューマン同時更新です!
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