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03.21
「えっと…部長さんですか?」
 瞳は金髪の女性に声をかけた。
「え? 私?」
 金髪の女性は自分のことを指差して質問してきた瞳に問いかけた。が、金髪の女性は大きく息をすったあと吐きながらにこにこと腕組みしていった。
「そ、そうよ! 私が野球部マネージャー部長の聖t…、」
 バコン!
「ギャウン!」
 後ろから本が飛んできた。飛んできた方には銀髪のメガネをかけた女性が座っていた。
「あなた部長じゃないでしょ! なに部長気取りしてるのよ!」
 金髪の女性は右手を握って怒った。
「痛いなあ恵美! べつにいいじゃない、部長来ていないんだし。そっちこそなに部長気取りみたいな態度取ってるの!?」
「私はあなたみたいにえばってなんていません。」
「嘘付け! 思いっきり部長の席に座って本読んでるじゃない!」
「こ、これは本がたまたまここにおいてあったのでそのまま読んでいただけです!」
「違うだろ!」
 二人は新入部員のことを忘れてしまったかのように口喧嘩を始めてしまった。
「本当にここは野球部マネージャー室なのかな?」
 真希は不思議そうな顔をしながらつぶやいた。
「大丈夫、間違ってないよ。」
「きゃっ!」
 真希と瞳は後ろからかけられた声に驚いた。振り向くと胸が大きくてピンク色の短いツインテールをした女性がいた。その後ろにも紫かかった短い髪の小さな女性が立っていた。
「キャー、かわいい子が二人も入ってきた!! さあ、おいでおいで。」
 胸の大きな女性は真希と瞳の背中を押して部室のいすに座らせた。
「さあ、これから自己紹介するから、そろそろお遊びはやめよう。」
 小さな女性は喧嘩をしていた二人に声をかけた。
茶色の髪の子「それじゃあ、野球部マネージャー希望者だよね。ようこそ! 私がマネージャーの部長を務めてる蒔苗三由(まかなえ みゆ)だよ。三年生やってるよ。よろしくね。」
紫かかった髪の子「私は副部長の瀬戸名美琴(せとな みこと)。一応こう見えて三年生だからね! よろしく。」
銀髪メガネの子「私は梨子下恵美(なしこした めぐみ)です。二年生で生徒会委員長も勤めております。よろしくお願いします。」
金髪の子「私は聖千恵美(ひじり ちえみ)。二年生で生徒会書記。勉強で恵美に勝つことが目標。でも野球部では甲子園に出場するために精一杯お手伝いしているよ。よろしく。」
 先輩たちの自己紹介が終わると真希はニコニコしながら言った。
「とても個性あふれる先輩方ですね。」
 すると三由部長はにやにやしながら言った。
「でしょでしょ。私は女性が好きだし、男子が男子と戯れてるところを見るともう、ハァハァ…。」
 部長は妄想に浸っていった。すると副部長が言った。
「まあ、変態はほっといて。この二年生二人もツンデレだから。」
「何でですか!」
 二人が声をそろえていった。この二人は何か似ている。そう思った真希と瞳であった。

 

二話はここで終わります。次からは三話に入ります。いよいよ試合です。

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03.10
20130310221926 (1)


キャラクター紹介
名前 聖 千恵美(ひじり ちえみ)
誕生日 5月16日
身長149cm 体重45kg
マネージャー

高校二年生の先輩マネージャー。しかし先輩と呼べるには小さい女の子。いいところのお嬢様であり、成績も優秀である。周りからはロリツンデレといわれて怒ることがある。いいことがあると腕を組んでニコニコとえばる癖を持っている。


今回はぬるはちさんに描いてもらいました!ありがとうございます!
ぬるはちさんのpixivページ

サイズはどうあがいても(泣)
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03.10
 打撃練習をかねた守備練習が終わると、監督が皆を集めて言った。
「それでは、これから二・三年生たちと紅白戦をする。五回までを二試合だ。チームわけはこの紙に書いてあるからそれを確認してくれ。」
 みなが驚く。それもそのはず。今日は体験入部だ。それなのに試合をやるなんて…。普通では考えられない。でもこれは現実なのだ…。
 私と由紀は二試合目に出ることになった。由紀と一緒の試合に出れてよかった。
「一緒の試合にでれるね。がんばろう。」
 由紀が声をかけてくれたので私も、
「うん!」
 と返事をした。なぜか由紀がいると自分も元気になってくる。
「おっす。」
 伊沢が声をかけてきた。どうやら伊沢も二試合目らしい。
「ひとつ気づいちまったんだけどさ。」
 伊沢が小声で私たちに言った。
「これ、実力で決めてるっぽいぞ。」
「えっ?」
 私はまさかと思った。続けて伊沢が言う。
「だって見てみろ。二試合目に控えてる人たち。海鳳、池之宮、友亀推薦組の三人がいるだろ。県内では有名な福一シニアの三人もいるだろ。もしかして…俺たち期待されてるのか?」
 よく見ると本当だ。でも…期待されてるととらえていいのだろうか?
 それは一試合目が始まってから分かった。相手は二年生だけのチームに見える。又は二軍らしき人たちだ。ピッチャーは館川が投げている。…え? このままでは私は三年生、もとい一軍の人たちに投げるということだ。私の球は三年生に通用するのだろうか? 私は不安でいっぱいになった。どうやればいいのか、考えれば考えるほど不安になってくる。そう考えているうちにも試合はどんどん進んでいく。
 ついに四回あたりまでどうすればいいのか考えたが、何も思い浮かばなかった。不安はどんどん大きくなっていった。そう考えている中、一人の選手に呼ばれた。友亀だ。
「俺が監督に指示されてこのチームのキャプテンとスタメンを決めることになった。これからスタメン表を見せるから確認してくれ。」
 そういってベンチにスタメン表を置いた。
 一番 セカンド 米倉
 二番 ライト 沖田
 三番 センター 海鳳
 四番 ファースト 池之宮
 五番 サード 新天
 六番 ショート 伊沢
 七番 レフト 羽葉
 八番 キャッチャー 友亀
 九番 ピッチャー 日高
 打順は気にしていないが、本当にピッチャーとは…。
「相手は二・三年のスタメンメンバーだ。気合入れていくぞ!」
「おお!」
 皆が気合をいれる。でも私は大きな声を出せなかった。スタメンメンバー…そんな人たちに私の球が通用するのだろうか。そんなことばかり考えていた。
「えっと…日高さんだっけ?」
「え、あ、はい。」
 友亀に話しかけられた。
「俺がキャッチャーやるから。サインだけ決めよう。」
「うん。」
 私は友亀とサインを決めていった。その途中で私は、下を向きながら、
「私、打たれたらごめんね。」
 と弱音をもらしてしまった。自然に悲しい顔になってくる。すると友亀が、
「え?大丈夫だよ。いい球持ってるし、打たれないようにリードするからまかせな。バックだっているんだから。」
と助言してくれた。さらに由紀が横から、
「まあ、亜弓の球はそう簡単に打てるようなもんじゃないから。がんばって!」
 励ましてくれた。ありがとう。本当にありがとう。私は意識していないのに涙が出てきた。
「おいおい、なくなよー。これから試合だってのに。」
 前から伊沢が話しかけてきた。
「だって…私…。」
 すると横から海鳳が声をかけてきた。
「さっきピッチング見てたけど、女性であんな球投げれるなんてすごいやん。期待せずにはいられないぜ?」
海鳳までにもほめられた。私は頑張るしかない。そこまで言われたらもう全力で投げるしかない。私は決心した。期待にこたえられるようなピッチングをしよう、と。
 一試合目が終わった。結果は二対二の同点で終わった。館川は五回四安打二失点という結果で、三回までパーフェクトピッチング、おまけに六奪三振というとても良い結果だった。
 そして…いよいよ私たちの出番が来た。


 そのころ瞳と真希はマネージャー入部希望者の部屋についた。そこをあけると、
「野球部のマネージャー希望者かな。いらっしゃい。」
 小さな金髪の青い目をした女性が腕を組んで立っていた。

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