line-s
--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

line-s
12.22
この作品は東方の二次創作です。あらかじめご了承ください。
さとりとこいしの物語になっています。



「あつい…。」
 私は路空のいる場所に移動した。ここは妙に熱い。というか熱すぎる! 呼んで上に移動してお話ししようかしら。私は大きく体をそり、息を吸って、下に向かって響かせるために大きな声を出した。
「路空!! ちょっときて!!!」
 私の声が反響する。トンネルの中かと思うぐらいでもある。そして路空からの返事が返ってくる。
「ちょっとまっていて! 今核実験中だから!」
 なんかとんでもない言葉が帰ってきた。核実験中? もしかして、私あぶない? この状況はどうすればよいの?
「核実験ってあぶなくないの!!?」
 また私の声がこだまする。そして路空からの返事がやって来た。
「わかった! 途中で止めるから! そっちにいくよ!」
 途中で止めることがどれだけ危険なことなのかわかっているのだろうか。むしろ「核」という時点で何かあぶなげない予感がする。路空は危険…かもしれない。
「はいはいはい、どうしましたかさとりさん。」
 路空が飛んできた。この状況、第一声はどうすればよいだろう…。
「下は…大丈夫なの?」
「大丈夫ですよ!」
「そ、そう…。それで、あなたに質問があって。」
「はい、なんでしょう。」
「路空は自分の友達に何か変わった所を見つけた、もしくは感じたときはどんな風に接しようと思う?」
 すると路空も考え始めた。もしかしてお燐と同じパターンになってしまうのではないのだろうか。
「うーん、私なら相手に合わせるかな…。でもそういうときってどう声かけたらよいかわからないときがあるのよね。ごめんなさい、あまり力になれなくて。」
「大丈夫よ。ありがとう。」
 私は空を見上げた。今頃こいしは何をしているのだろう。このままだと…私の身から離れていってしまうのではないだろうか…。心の中でもどかしさが生まれてくる。私はじりじりと後ろ向きに下がりながら雲の行く手を追いかけるように移動していった。そして顔を下ろすと来た道を戻るように振り返った。
「忙しい中時間貰っちゃってごめんね。それじゃあ私、そろそろ行くわ。核実験がんばってね。」
 私はゆっくりと足を踏み出した。一歩、二歩、その歩数の間にこいしは二歩、四歩とドンドン先に行ってしまうのではないのだろうか。あの子の心の問題。それは私の心の問題でもあるから…。
「さとりさん…もしかして、こいしさんのことですか?」
 私はぴたりと足を止めた。

スポンサーサイト
line-s
12.08
この作品は東方の二次創作です。あらかじめご了承ください。
さとりとこいしの物語になっています。


 はぁ、私は悩んでしまうばかりなのだろうか。こいしも何かと突っ走っていってしまうし…何か良い方法はあるのかしら…。私はテーブルの上を人差し指でぐりぐりとまわしていた。こうやってしていないと落ち着いていられない。私はただこいしのことを考えていただけなのに…。
「どうしたのですにゃ?」
 私のところにある声が聞こえてきた。振り向くとお燐が尻尾を振って私のところに近づいてきた。お燐は火車とじゃれあいながらやってきた。
「お燐。なんでもないわ。」
「でもさとりさん、何かお悩み事がありそうな顔してるにゃ。」
 お燐は火車と共にしゅんとした顔になった。尻尾も耳も垂れ下がっている。私はお燐に近づいて頭をなでた。
「いいの、私にだって悩みはつき物よ。」
「でも…いつもと違うにゃ。何か悲しそうな顔しているみたいだったにゃ。」
 お燐がそういうと私はピクッと体を動かした。本当はいろいろと悩みはある。特に今回のことも考えても…。このままでは本当に一人でどこかに行ってしまいそうで怖い。こいしの身にもしものことがあると考えると…。
「私にお手伝いできることがありましたらなんでも言ってにゃ!」
 そういってお燐はまた火車とじゃれあい始めた。お燐をみていると少し落ち着くところがある。私はその姿を見て少し落ち着いてきた。
「ねえお燐。」
「なんですかにゃ?」
「お燐は自分の友達に何か変わった所を見つけた、もしくは感じたときはどんな風に接しようと思う? といってもお燐にとってみればこれは難しい話かもね。ごめんね、無理難題なお話しを振ってしまって。」
 しかしお燐は考えるそぶりをみせている。何か言ってくれるのだろうか。私は心を読み取れると思ったけれど、あえてここはお燐の言葉から聞くことにした。
「うーんとにゃ、ちょっと言葉の整理がつかないから待ってくださいにゃ。」
 何か考えているみたいだ。かなり顔がゆがんでいる。言葉を捜すのに記憶の糸をたどっている人みたいだ。だめ、心を読み取っちゃだめ。ちゃんと質問したから言葉でしっかりと聞かなきゃ。
「私はそんな状況に陥ったことはにゃいけど、相手に合わせてお話しするのが良いんじゃにゃいかにゃ? ごめんなさいにゃ、あまり力ににゃれなくて。」
 お燐は火車を右手に集めて左手でツンツンとしながら耳をたれさげている。
「いや、そんなことはないわよ。ありがとう。」
 そういって私はお燐の頭をなでた。お燐はえへへと言いながら尻尾をヒュルヒュルと動かしていた。
「そうだにゃ! 路空さんに頼んでみたりとかはどうですかにゃ?」
 たしかに路空なら何か知っているかもしれない。彼女もいろんな方に会っているはずだから彼女に聞くのもアリかもしれない。私は立ち上がって路空のいる場所に移動した。

line-s
11.24
この作品は東方の二次創作です。あらかじめご了承ください。
さとりとこいしの物語になっています。


「ふぅ…。」
 パタン
 本を読み終え、私は立ち上がった。そろそろお昼の時間。火車や地獄鴉などがやってきているみたい。私はペットにえさを与えるためにすぐそこの袋をとりだした。
「さとり姉ちゃん! 私、お昼ご飯を作ってみたのですが、食べてみます。」
 私がペットえさを与えているとこいしがお皿を持ってこちらにやって来た。湯気がでている。なにやら温かい食べ物を作ってくれたらしい。ただ、こいしのことだから何か思いつきで作ってみたのだろう。
「はい、パスタっ!」
「パスタ?」
 私はその言葉をしらなかった。「パスタ」とは一体何なのか。本当に食べ物のことなのだろうか。こいしはテーブルの上に皿を置いた。皿の中には細くて小麦色をした麺があった。
「へぇ。これが食べ物なの。」
「はいっ! たまたま発見して、つい作っちゃった。」
 見た目は至ってシンプル。麺のほかには具も何も無い。こういう料理なのだろうか。
「ささっ、食べてみて! さとり姉ちゃん。」
 私は言われるがままにその「パスタ」というものを口に含んだ。細い麺を噛んでいく。……味がしない。いや、そんなわけがない。料理なのだから味がしないわけがない。今度こそ。……ダメだ。味が全くない。
「こいし…どうやって作ったの?」
「えっと、パスタというものをお湯で沸かして…。茹で上がったものを取り出して食べるってやつ!」
 ソレを聞いた私はまさかと思った。いくら私でもこいしの心を読み取ることはできない。閉じてしまっているので心が無いような状況だ。だから私が唯一言葉で聞かないとわからない。
「それって…味付けはしないの?」
「味付け?」
 私は大きくため息をついた。もしかするとこの「パスタ」というものには味付けが必要なのかもしれない。
「自分でも食べてみて。」
 私はフォークでだらんとしたパスタをこいしの口に近づけた。こいしはちゅるちゅると「パスタ」をすすっていくと、なんともいえない表情をした。
「味…ないね。」
「でしょ…。その前に味見してみなさいよ。」
「えへへ、毒味だよ、姉ちゃん。」
「私を毒味に使わないの。」
 これで確信づいた。この「パスタ」というものには味付けが必要なようみたい。といっても味付けはどうすればよいのだろう。
「ねぇ、さとり姉ちゃん。私、味付けしてくるね。」
「こらこいし。」
 私の声を無視してパスタを作りにいった。こいしは私と違ってあのような良いところがある。でも今回みたいに何も考えずにすぐ好奇心旺盛すぎる行動をしてしまう。特にここ最近多くなってきている。私は心配だ。何か…こいしの中で変わってきているものがあるのかもしれない。…でも私には…。

line
プロフィール

reser42

Author:reser42
自作小説などいろいろつぶやいていきます

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR
back-to-top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。