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02.17
「まっ…まってくれ。なぜ俺は殺されなきゃいけないんだ。」
「あなた…おばあちゃんを…殺そうとした。だから殺す。」
「ちがっ……まてっ!!!」
 グシャッ
「か…はっ……。」
 バチャン
「……立てなきゃ。」
「なっ…お前何やって…。」
「見た……殺す。」
「こいつ…間違いない…アレリ…。」
 シャッ
「あ……か……。」
 バタッ
「この人も…立てなきゃ。あ、もう人じゃないか…。」

「すみません、今戻りました。伝えたいことがありまして。」
 俺達は本部へと戻ってきた。リーナさんに声をかける。
「どうしたの。急いでいる様子だけど。」
 リーナさんは検査している手を止めて俺達の顔を見る。するとナーニャが前に出て大きく深呼吸をした。
「アレリアの写真を見ることが出来ました。シュナイダーは写真を手に入れてます。少ししか見えませんが。でも…私、見たことがある人でした。」
「なに…それなら…。」
「私に…とある提案があるのですが。」
 そういってナーニャが低い声で問いかけた。そしてもう一度深呼吸をした。
「始めて会った場所など教えます。ですが…この件、私がアレリアに会って止めにいってもよろしいでしょうか。」
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02.05
「コチラ動きは全く無い。」
「わかった。」
 俺はリーナに連絡をとって電話を切ろうとした。だが、目の前で男が動き出した。右手には鞄の中から取り出したと思われるものを出していた。厳重な箱? 何かを渡すのだろうか。
「いや、リーナ。数名こっちにアシストを頼む。動き出した。」
「わかった。今連絡する。」
 そういって俺は飲み物を飲み干してゴミ箱へと捨てる。そしてその男の後をつけるように歩いていく。何が起こるかわからない。だからこそ…ついていくべきだ。そして…逮捕すべきだ。
「何か持っているの?」
「ああ、右手にさっきには無かった何かがある。それをおそらく渡すか…あるいは…。」
 そういって俺はついていく。きっと…何かをたくらんでいる? もしくは荷物を渡す気なのか?
「今そっちに4人ほど向かわせた。」
「ありがとう。なんとかする。」
 そういって連絡を切った。あとはどう動くか。それを見極めるだけだ…。
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02.03
「うわ……これはひどい。」
 俺は思わず声が出てしまった。たしかにその写真はひどかった。顔はギリギリまでしか見えていない。どこか…見たことはあるか? いや、思い出せない。
「(これって…まさか…!)」
「他の人たちはどうか?」
 俺は後ろを振り向き、みんなの顔を見る。誰もが首を振っている。これが…アレリア。俺達にとってみれば…都合がよかったかもしれない。
「わかった。すまないな、途中で止めてしまって。」
「いえいえ。それじゃあ…。」
「ああ、気をつけろよ。」
 そういって俺達は歩いていく。とりあえず、彼らの目につかない場所まで歩いていかないといけない。そう思いながら歩いていく。そして歩いて五分後、ここなら問題が無いはず。
「ねえ…皆。」
 突然ナーニャが口を開く。俺達はナーニャを見る。唯一サスト先輩だけが周りを見た後に見た。
「今日行く途中に会ったあの子……あの写真の子と一緒だった。」
「えっ。」
 俺達は一瞬で空気が凍りついた。まさか、そんなはずはないと絶対に思った。だけどナーニャが真剣な眼差しで見ていた。そしてクレイナがナーニャの近くへと歩いていく。
「そうだね、間違いであっても大丈夫。もし本人なら抵抗をするはず。だから連絡を入れた方がいい。」
「うん…そのつもりだよ。大きな事件になる前に…少しでも手がかりになるのなら。」
 ナーニャは連絡手段をとる物を取り出す。
「まって、いまここではダメ。とりあえず戻ること。まだ……いる。」
 レイチェル先生が小さな声で伝えてきた。まだ…この近くにシュナイダーがいるというのだろうか。だったら…戻った方が懸命に違いない。戻ることを最優先で…!
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01.24
「クレープ食べ終えた?」
「食べた。」
 クレイナたちは全員食べ終えていた。それを確認して俺は歩き始めた。そして左手に装着し、映し出していた携帯式画面を背中に向けた。それで皆が読んでくれるとありがたいが。
「わかった。」
 クレイナが淡々と答えてくれた。とりあえずよかった、この場にシュナイダーのメンバーがいるということは確認してもらった。問題は確認をしてどうするか。何もせずにスルーをして通り過ぎるか、それともマークをしておくべきなのか。はたまた別の方法をすべきなのだろうか。
 トントン
「おいシンヤ。」
 俺が悩んでいるとサスト先輩が俺の肩を叩いた。そして隣へと移動した。
「いいか、小声でしゃべるぞ。それを画面に書き込め。今はスルーだ。下手に俺達が出る所ではないし、尾行はかえって危険だ。向こうは警戒心が状態でいる。それにここで問題が起これば他の場所にいるであろう奴らが俺達の所へとやってくるぞ。」
 サスト先輩が小声で話してくれた。そのおかげで俺の心の中にあった迷いが吹き飛んだ。ありがとう、サスト先輩。そして俺は画面に映し出す。後ろを軽く振り返るとレイチェル先生がうなづいてくれた。これなら問題ない。普通に歩いてスルーしていけば…。そしてその人たちが近づく。
「ちょっといいか。」
「え? あ、はい。」
 俺は驚いて大きな声で反応してしまった。その見つけた人に声をかけられた。まさか…ばれたのか。
「アレリアという人を知っているか?」
 俺はその人の名を聞いた瞬間、冷や汗が出た。でも顔には表さないようになんとか耐えた。ここは知らないというのが一番良いのか。
「いえ、聞いたことないですね。」
「そうか……じつはここ数日で殺人事件が続いていてだな。裏道は気をつけるように。」
「わかりました…ありがとうございます。」
「そうだ…画像を見せた方が良いな。顔は見えないのだが…服装は捉えている。覚えていたら教えてくれ。」
 その男が画像を取り出した。画像を見るなんて初めてだった。「シュナイダー」の情報網というのはとても恐ろしいものなのだろうか。そして画像をしっかりと見る。フードを被って、両手に…あれは血のついた…。
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01.22
 ピロロロ
「おっと…。」
 携帯がなった。犯人は全くこちらに気づいていない。というか何も行動は起こそうとしていない。今日は単にここで飲みに来ただけなのか?
「もしもし?」
 俺は電話をとった。ナオの声が聞こえてきたが、何か小声でしゃべっているのか?
「どうしたナオ?」
「今画像も送るね。画面表示してみて。」
 俺はナオに言われた通り、画面を出した。そこには大きな交差点が映し出されていた。どこか見たことのある交差点だ。
「このね…今マーカーつけたところ、ここにシュナイダーの人たちが監視しているの。」
「これってほとんど裏道じゃねぇか。」
「アレリアの殺人ポイントともいえる裏道、ここを徹底的に見ているようね。そっちではどうなのかしら?」
「むしろ大通りにまでいるぞ。でもこれだけ数があるとな…。ということは裏道には多く、大通りには少なめで配置しているのか?」
「そうね…逃げるポイントもしっかりと抑えているように見える。」
 相当考え込まれている。これは確実にアレリアを殺す気でいる。何が何でも早く捕まえないと…とんでもない暴動事件がおこるかもしれない。いや、アレリアがとんでもない存在なら…大量殺人といった事件にまで…。その時は…。
「とりあえずレヴィ、私は仕事をこなしながら情報を見ていくわ。またあとで。」
「ああ、わかった。」
 俺はナオと通話を切った。そうか…なら俺はあいつらが予測してやってくることを予測すればいい。さらにその先も。あいつらなら、仲間意識がとてつもなく強い組織ならではの…。
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