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04.07
小見川「それじゃあそろそろ空港に向かうよ。」
暁美「そ、そっか。」
 俺は荷物をまとめてバス乗り場へと移動していった。暁美と山茶花は今日は学校、朝練を見て帰ることになるからここでさようならだ。俺も少し悲しいが俺にだって大学がある。遠くからでも応援してやらないと。
暁美「次は…いつ会えるの?」
小見川「そうだな…。地区大会は見にいけたらいいなと思っている。甲子園は必ず見にいくからさ。」
暁美「じゃあ、そのときはデートしてくれる?」
小見川「もちろんさ。」
 俺は山茶花のところに移動した。
小見川「一週間の取材ありがとうございました。」
桜「いえいえ、こちらこそ。暁美のことをよろしくお願いします。」
小見川「ああ。」
 俺は暁美の方を向いて頭を撫でた。
小見川「電話は毎日してやるから。」
暁美「本当に?」
小見川「ああ。それじゃあ俺は行くな。」
 俺はキャリーケースを持って歩き始めた。後ろで見送ってくれている暁美と山茶花に手を振りながら…。
暁美「直幸!!」
 暁美は涙声になりながら叫んだ。俺は立ち止まって後ろを振り返った。
暁美「絶対、来てくださいね! それと…! これからもよろしくです!!」
小見川「もちろんだ!」
 俺は暁美の言葉に返事を返して前を向いて歩き始めた。暁美とは毎日連絡をとってあげなければ。俺の彼女だものな。

小見川「ふぅ。」
 俺は飛行機に乗って離陸するのを待っていた。窓から外を眺めているといままでの出来事が映ってみえていた。暁美と俺は恋人になったのか。俺は右手を握って暁美にもう一度会うと誓った。待っていてな、暁美。

先生「で、ここの文章は…。」
暁美「あ。」
 外を見ていると飛行機を見つけた気がした。あれは…直幸が乗っている飛行機なのかな…。もう一度会おうね。今度は甲子園の舞台で…!

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04.06
小見川「ふう…。」
 俺は温泉につかってゆったりしていた。まさか本当に暁美が俺のことを好きになってくれるなんて。それにさんじゃなくて呼び捨てで最後は呼んでくれた。なんかちょっと新鮮だけど嬉しい。ただ俺の方が年上だ、しっかりしなければ。
 ガラララ
 ん? 隣の家の窓が開いた。そこからは暁美が見えていた。外を眺めているみたいだ。そして暁美は俺がいることに気づくと手を振ってきた。
小見川「お、暁美!」
暁美「あっ…なっ、直幸!」
 まだ慣れていないみたいだな。そりゃそうか。今日から付き合うことになったんだからな。俺も少し照れるな…。
暁美「温泉どうですか?」
小見川「最高だよ! あ、そうだ。暁美は温泉とか好きか?」
暁美「はいっ! 大好きです!」
 暁美は大きな声で返事をした。周りが暗いから暁美の部屋の明かりで暁美だけが綺麗に見えている。目をキラキラさせているのが遠くからでもわかるぐらいだ。かわいいなあ暁美は。
小見川「そしたらさ! オフもらったら温泉一緒に行かないか?」
暁美「行きましょう行きましょう!」
 暁美は手をブンブンと振りながら喜んでいた。純粋で可愛いなあ。だからこそ大切にしてあげたい。でも俺のことを考えすぎて野球に影響は出ないのだろうか? それが一番心配だ。明日野球の練習を見に行かなければな。

小見川「おはようございます。」
桜「あ、おはようございます。」
 俺は朝練習をやっているグラウンドまで行き、山茶花に挨拶した。
桜「付き合うことになったんですね。おめでとうございます。」
小見川「なんでそのことを知っているんだ!?」
桜「そんな気はしましたが…。なによりも暁美が告白したいって私に相談してきましたからね。その後の結果も連絡来ましたよ。」
小見川「そ、そうだったんだ。ははは。」
桜「大切にしてやってくださいね。」
 ギィイイイイイイン!!!
 ものすごい金属音がした。見上げると場外のはるかかなたへと飛んでいくボールが見えた。そしてバッターは暁美だった。
暁美「直幸! バッティング絶好調です!!」
 暁美が元気出てくれたならよかった。これなら心配するところはなさそうだな。

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04.02
 暁美が声を震わせながら言った言葉はなんとお付き合いの言葉だった。俺もこの言葉にびっくりした。暁美がそんなこと言ってくれるなんて…。でも暁美の必死のお願いなのだろう。これは答えてあげるべきだろう。
小見川「なかなか会える機会はないけど時間とってやるよ。俺も暁美のことが好きだからな。いいよ、付き合おう。」
暁美「直幸さん…。本当に…。」
小見川「ああ、本気だ。」
 暁美はしたを向いて涙をポロポロと落としていた。そして少しすると笑い始めた。わ、笑う?
暁美「ははっ、はははっ。」
 暁美は笑いながら泣いていた。そして笑いが止まると俺の胸に向かって走ってきた。
暁美「直幸さん!!」
小見川「暁美…。」
暁美「直幸さん、直幸さんっ!」
 暁美は俺の胸に飛び込んできた。そして無きながら俺の名前を呼び続けていた。俺の胸のあたりをポンポンとたたいていた。そして少しすると上を見上げていった。

暁美「ありがとうございます。直幸さん。」
小見川「もう、さんはつけなくていいよ。」
暁美「…直幸。」
小見川「よしよし。もう大丈夫だよ。」
 俺は暁美の頭を撫で続けた。胸のところでまた泣きながら胸のところをたたいてきた。とにもかくにも暁美と付き合うことになった。これからは暁美のことを大切に応援して…そして守ってやらなければな。



絵はyukijiさんに描いていただきました!ありがとうございます!
yukijiさんのホームページ
yukijiさんのツイッター
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04.01
小見川「どうしたんだ暁美。」
暁美「わからない、なんでだろう。打てないんだ。へへっ、私にも調子が悪いときもあるんだね。……気持ちの問題かな。」
 そういって暁美は空を見上げながら笑っていた。やっぱりいつもの暁美じゃない。なんだろうか。
小見川「それじゃあ暁美、ここでかな。」
暁美「…………。」
小見川「どうした?」
 暁美はうつむいたままだった。暁美は小さく口を開いて言う。
暁美「直幸さんは…帰っちゃうの?」
小見川「明日にはな。」
暁美「やだ…行かないで。」
小見川「え?」
 暁美が突然涙声になった。そして蛍光灯に照らされた涙が地面にへと落ちていた。泣いているのか?
暁美「私……直幸さんとずっと一緒にいたいのっ! …だから!」
小見川「俺もそうしてやりたいけど…それは出来ないよ。」
暁美「なんで! なんでなんで!!」
 暁美は足を震わせて泣いた。そして歯を食いしばりながら俺の方を向いている。そうとは言われても…。
小見川「俺は東京にもどってやらなきゃいけないことがある。俺だってずっといられるわけじゃない。」
暁美「……。」
小見川「でも……今は無理だけであって将来的に無理なわけではない。」
暁美「…それって?」
小見川「もう帰らなければいけない。けど又会いにいける。デートだってしてやる。それに甲子園に出たときは応援しにいくさ。」
暁美「……直行さん…。」
 そういうと暁美は俺の方をしっかりと向いて口を震わせていた。何か言いたいようだが口から何か出ない感じだ。
暁美「私と……私とっ!」
 暁美が体全身を震えながらも言った。そして…。

暁美「私と付き合ってくださいっ!!!」

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03.31
暁美「戻った! さてと、バッティングセンター行こう!」
小見川「おお、ここからなら近いよな。」
 俺は暁美の手を握ってバッティングセンターへと向かった。この夜の時間であってもバッティングセンターしっかりとやっていた。
暁美「よっしゃ!」
 ギィイイン!
小見川「お、誰かやっている。」
 奥の方で一人打っている人がいる。暁美が速い球を打っていたときの場所だ。いったい誰が…。
 ギィイイイン!
桜「ふぅ…。あ、暁美ちゃん。」
暁美「桜先輩!」
小見川「どうも。」
 山茶花が打っていた。それも当たりはすべて良い所に飛んでいっていた。さすがは四番なだけある。守備がものすごい人なのに四番でもバッティングがすごいだなんて…。
桜「楽しかった? 私はバッティング終わったから帰るね。」
暁美「楽しかったですよ! はい、お疲れ様です。」
 そういって暁美と山茶花はハイタッチをしてバッティング場所から交代した。
桜「小見川さん、暁美のことしっかり考えてあげてください。」
小見川「考える?」
 そういって山茶花は扉をあけて帰っていった。暁美はすぐにお金をいれてバッティングを始めた。
 ギィイン!
暁美「あれ?」
 暁美のバッティングがおかしい。何かいつもの違うような。圧倒的な威圧感がなくなっているというより、ものすごい緊張したままバッティングを続けていた。
 ギィン ギィイン!
暁美「おっかしいな。しっくりこない…。」
 暁美のバッティングが完全に崩れてしまったのだろうか。でも心当たりがない。暁美の調子が悪いというわけではない。心の問題なのだろうか。
暁美「……ごめん、今日はこれでおしまいにするね。」
小見川「いいのか?」
暁美「これ以上やっても上手くいかない気がする。」
 そういって暁美は出口の方へと歩いていった。俺はそれを呆然と見た後、追いかけるように暁美の後ろを追っていった。

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Author:reser42
自作小説などいろいろつぶやいていきます

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